ちょこちょこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.4

昔、バイト先と同じビルに入ってたテナントで働いてる外国人がいて、挨拶くらいしかしたことなかったある日、「これなんて書いてある?」って聞かれて書類みたいな文書渡されて、読んで教えてあげたことがあった。>>続きを読む

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.6

インコのかわいさをこんなにも映した映画を他に知らない。

水溜まりの波紋も台北の街並みも喧騒も夕暮れもそこに生きている人々の息遣いが美しかった。

近付き過ぎて嫌になって離れるけど、寂しくなってま
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.0

アリスが終始マライアキャリーに見えて仕方ない。

一瞬しか出番ないのに、ずっと疑われてるアンジェラかわいそう。
疑われてる人達と真犯人とでは明らかに違うところがあるのに疑いが晴れないのは、キャサリン
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.9

ポップな作品だと思ってた。
ヒトラー持ち出してポップなワケないんだけど。

最初こそポップな感じだけど、どんどん笑えなくなってくる。
犬のシーンが私には辛すぎた。
作りものでもドン引き。
笑えないど
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ラルジャン(1983年製作の映画)

4.2

扉を開けていく度に転落していく人生。

イヴォンが転落していく度に、その原因を作った人達の罪がどんどんと深くなっていく。

死のうとしたのに死なせてさえもらえない。
殺そうと思っているのに受け入れ
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.0

コロナ禍にトマト禍の映画を観た。

深いんだか浅いんだか、トマトが好きなんだか嫌いなんだか…。
くだらないんだけど、嫌いにはなれない。

トマトが転がってるだけでかわいい。
耳あてはかわいすぎ。
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浮城(2012年製作の映画)

3.5

蛋民を通じて描く香港。
ワーチュンの存在が香港を象徴していた。

アイデンティティに苦悩するワーチュンの心の支えとなったお母さんが強くて、優しくて、なにより愛が深くて素晴らしかった。

成功物語だ
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好男好女(1995年製作の映画)

3.6

憂鬱な楽園とキャスト被りだったけど、全然別人に見えた。カオジエがかっこよく見えたし、伊能静がめっちゃかわいかった。

現在と過去と劇中劇のシーンが織り交ぜられているから最初とっつきにくい感じだけど、
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コーカサスの虜(1996年製作の映画)

3.7

直接的な戦闘シーンはほとんどないのに、戦争の悲惨さを上手く描いた作品だった。

複雑な問題が絡み合えば合うほど、どこからも手を付けられなくなり、やがて報復が報復を呼び憎しみと悲しみだけが増幅され、争
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

3.8

若さ故の無知だったり、抑えきれない衝動・好奇心、周りに流される感じが描かれていた。

それが大人になって笑い話にでもできる程度ならいいのだけど、青春なんて甘酸っぱいものとは到底かけ離れた未来を左右す
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私が女になった日(2000年製作の映画)

4.0

オムニバス3作を通して、キシュ島のいろんな景色が見られた。

女性はみんなこんな日を通って来てるんだと知る。
ハッワちゃん、かわいいなぁ。
柵越しのハッサンの目が切ない。
日時計で時間が刻々と迫るのを
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.5

トルコの中でも田舎の、村の中でも特に古い考えを持った家の話だった。

強制されればされるほど、反発が強くなるのがわからない大人たち。

異性との接触を避けるために5人とも学校すら通わせてもらえない
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デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-(2011年製作の映画)

2.8

ウダイのやる事なす事全てが目に余る。
非道もいいとこ。
人間、どう生きてきたらこんなことになるのか。
お父さんも一度だけブチ切れてたけど、結局は甘いんだよな。だからウダイがあそこまでバカになったとも言
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

今年も日本シリーズが面白すぎて、映画を見る時間が足りません!!頑張れオリックス、あと1勝!

彼らがどんな気持ちを抱えて滑っていたかがよく分かるし、長い月日をかけて関係を築いたビンだからこそ撮れた作品
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おろかもの(2019年製作の映画)

3.0

妹の複雑に変化していく気持ちが見事に表現されてた。

兄はもし美沙にあんなこと言われなかったら、ずるずる続けてそうな感じだったし、冗談やめてよーからの逃げにクズっぷりが溢れてた。
なんだかんだでみん
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.2

若い頃は何でもひとりで行動するのに勇気がいって、それこそひとりでごはんを外で食べることすら躊躇ってしまっていたけど、働くようになると人と都合が合わないことも多々あって、ひとりで行動することに段々と慣れ>>続きを読む

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

4.0

アマプラ止めようと思ってたのに、期限過ぎたので延長。家にある未視聴作品が溜まっててヤバい。

1に続いて2もテンポ早過ぎ。
というか、所々めっちゃ端折ってるよね。
ん?ってなるけど、話がどんどん進む
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.9

いやー、最高でしょ。

めちゃくちゃテンポ良すぎて、どんどん話進んでってあっという間に終わっちゃうから、個人的にはもう少し余韻欲しい、最後とか特に。
あと、あぶデカ育ちの私としては序盤のホーとマーク
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

高校の頃だったか、友だちがかけてたサントラが気に入ってこの作品を見たけど、当時は理解できなかったのか内容全く覚えてなかったので再鑑賞してみた。

設定が面白い。
用語が不親切で最初のうちは、ん?とな
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ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019年製作の映画)

4.0

この作品を見て奴隷労働とはどういうことか、本当の意味で分かってなかったことを思い知らされる。

想像以上に過酷で残虐で絶望的。
時には目を伏せたくなるシーンも。

船長も、もはや人の心などとっくに
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泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

3.0

私の小さな頃は校区外に子供だけで出たらダメと言われていたから、その境界に近寄るだけでドキドキした。

小さな子供にとっては大冒険だし、そこに至るまでの気持ちを考えたら涙が出そうになる。

黒柴ちゃ
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海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

2.8

最初の1時間くらいは、これ何の話?ってなる。
現代のバンドストーリーがメインになるとは予想外。
時々お手紙が挟まるんだけど、内容が長くて印象が薄い。

友子が致命的。
どこにも惚れる要素なかったのに
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.6

思った以上に深みのある内容だった。

宗教関係なく、家で葬式や結婚祝いをやるもんじゃないね。
結婚式を式場でやる意味が分かった気がする。
それにしても叔父さんが不憫。

ハフィズのお母さんの話と、
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血筋(2019年製作の映画)

3.3

⁡子供の頃は当たり前のように尊敬してきた親も、自分が歳を重ねるにつれ、人間的な部分が見えてくる。
昔からこういう人間だったのに子供だから気付いていなかったのか、歳老いていくと余裕がなくなって自己中心的
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音楽(2019年製作の映画)

3.9

なんてことないストーリーなのに、初めて音を鳴らした時のあの瞬間が見事に描かれていて素晴らしかった。
前向かずに3人向き合って演るバンド好き。
モリタくんのリアクションに激しく同意。
これ、音楽始めた頃
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.7

グイルンメイちゃん見たさに鑑賞。
基本、髪の毛の長い美少女大好きだけど、ショートのグイルンメイちゃんかわいい!!

なんて瑞々しいんだろう…
夜のプールに体育館、昼のキラキラした並木道にピアノのBG
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.0

その昔、リリーフランキーが笑っていいとも!にラブドール同伴で出てきた時は衝撃だった。

ラブドール製作に並々ならぬ情熱を注ぐきたろうだったり、いかにも零細企業って感じの会社のゆるい雰囲気だったり(瀧
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娘よ(2014年製作の映画)

3.3

⁡児童婚とか言ってるから昔の話なんかと思ってたら、携帯かけまくってて現代の話かよ!と衝撃を受ける。

ゴルザングが怖くて恐れ慄く。

ソハイルの友人がみんないい人すぎるのは、ソハイルが友人に親切に
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夏をゆく人々(2014年製作の映画)

3.5

フェノミナのジェニファー再来!
蜂を自由に操れるなんてすごい。
メイキング見てみたいなー。

お父さんがめっちゃ怒ってる。
仕事っぷりはもはやジェルソミーナの方が上やし。
男とか女とか関係なく、仕事
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ファンタズム II(1988年製作の映画)

2.5

案の定、1より面白くなくなってた。
テーマ曲以外の音楽に魅力がなくなってて、葬儀屋の内装も普通…。

双方、キャラ増えて賑やかな仕上がり。
ケミーが終始怪しいんだけど、かわいい。
レジーの頭をぺっち
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.3

20年前はまだあんなちっさい携帯だったっけ?
自作の着信音なんか設定しちゃったりして?

気性の荒さが目立つし、ディグナムを筆頭に下ネタが過ぎる。
前もアメリカ映画見てて思ったけど、これが普通なの?
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.0

今作でキアロスタミ役の人が前作のキアロスタミ役の人を撮っているのを本当のキアロスタミが作品にしてて、見てない人に説明したら「は?」って言われること間違いなし。
しかし面白いなぁ…
この三部作は順番に見
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.0

被災地で逞しく生きる人たち。
生き残った人々は全てを失い悲しみを抱えつつも、今を生きている。
生きている限り人生は続くのだから。

道ゆく人にこの先は行けないよと言われても、全然諦めることなく何とか
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.5

10年以上前、深夜にテレビで流れていてとても惹き込まれた。これがキアロスタミ監督作品との出会いだった。

久しぶりに観たけど、シンプルなストーリーながら最初から最後まで素晴らしかった。

山羊や犬
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ファンタズム(1979年製作の映画)

3.0

音楽と大理石の部屋のシーンが素敵すぎて、すぐ好きになった。

中盤くらいで急にトールマンってあだ名付けられる葬儀屋のおじさん…野爆のくっきーが描いてたやなぎ浩二に似たおじさん、黄色い血がポップ。
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憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.5

彼女にプロポーズが出来ないのに、ピィエンとマーホァを連れて上海でレストラン開こうとするガオ。
田舎の人は都会に、都会の人は海の向こうに憧れる。
中国に渡るか、アメリカに渡るか。
ピィエンとマーホァがど
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