koumeiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

ジョーカー誕生までを描いた話。
うーん、個人的には好きでは無い。
共感できるジョーカーなんて、ジョーカーでは無い。
共感できない不気味さ、何を考えてるのかわからない部分がカリスマ性や憧れを産み出すダー
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オキシジェン(2021年製作の映画)

3.0

密閉空間に閉じ込められたところから物語がスタート、なぜなのか、、?という話。
SF的にこういうのは大体地球が滅亡しかけたから隔離されたパターンか、クローンで培養されてるパターンか、夢オチパターンかのど
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

振り向いてもらえない恋に執着する主人公の話。
恋愛依存、とは違う。
これはまさに執着だ。
普通であれば損切り、をして、諦めて次の恋(人)を探すのだが、そうならないのが面白い。
しかも誰かが誰かの主従関
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.1

無実の罪を着せられた男が長い年月をかけて脱獄する話。
脱獄系ストーリーやRPG的に人間関係を良好にして話を進めていくあたり、なろう系にも通じるところがあり、あらゆる今の物語のテンプレのパイオニアだと思
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.3

チャーリーがチョコレート工場見学の権利を得て入場する話。
家族の愛が得られなかった子供っぽい工場長のウォンカと、家族の愛の中で育った大人ってぽい子供の主人公チャーリーとの対比が目立った。
最初は子供た
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.5

ワンナイトラブを楽しんだ主人公が朝起きて警察官に殺されるのをタイムリープする話。
今までのタイムリープモノの中で最高傑作。
なぜなら、
・タイムリープすることに理由がある
・社会風刺になっている
から
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

ホテルに犯行予告がなされたことを察知した警察官である主人公がホテルマンになりすまして犯人を捕まえる話。
トリックや映画としての面白さよりも、キャスティング重視のドラマとしての面白さが強いという感じ。
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

主人公がヤクザになり、居場所を見つけるが出所してから居場所が無くなり最後は元身内に殺される話。
金髪の青年から金髪の青年への継承ということで、継承がテーマになっている。
あとは、ヤクザを排除しても半グ
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.0

快楽殺人者を追う話。
あまりサイコパスの描写が好きではなかった。
サイコパスはこちらの共感力が通じないという恐ろしさがありつつもその分からなさが魅力だったり爽快感があったりするが、本作のサイコパスは変
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.5

脳死した子供を電気信号を駆使して無理やり生きているように振る舞わせるが、、という話。
まず、ベタに感動するし考えさせられる。
死の定義とは何なのかだったり、親の気持ちや葛藤もヒリヒリする。
個人的に驚
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

家族を殺された少女と少女を助ける主人公の話。
ミルクを飲み文字が書けない、子供としての象徴の主人公と、子供だが機転が効き頭の良い大人としての象徴の少女の対比がよくできている。
大人の男性のセクシーさを
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リグレッション(2015年製作の映画)

3.0

少女暴行事件の裏に潜む悪魔崇拝を暴こうと心理学者の催眠療法等を用いて解決しようとする話。
90年代散々流行った過去のトラウマを回復するために過去の記憶を復元する系の話で、その結論として人間の記憶は嘘を
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.7

ケガで陸上を諦めた女の子がファミレスの店長に恋をする話。
冒頭に芥川龍之介の羅生門が出てきて複数回登場するように、登場人物の心理描写が羅生門のそれと重なるように出来ている。
陸上を諦める、小説家を諦め
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(2017年製作の映画)

3.3

床屋を営む主人公のもとに元カノが友達の結婚式のために散髪にやってくる話。
赤い花柄のワンピース、夏、汗と、懐かしさや性的なモチーフのアイテムが散りばめられており、家族がいるはずの主人公は状況的に別居を
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

貧困家庭の主人公が富裕層の家を徐々にハックしていくが、自分たちより貧困な人がいて、、という話。
前半がギャグ、後半がシリアスという階層構造になっていることや、格差社会を階段で表現しているのが面白かった
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

1.0

普通の人生を降りて風俗嬢になる話。
うーん、全てに対してリスペクトが足りていないので、単なる不満を抱えた人々のガス抜きにしかなっていない印象。
あなたたちがバカにされるのは、風俗嬢だからじゃなくて、人
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

アメリカ銃乱射事件の被害者家族の気持ちを短編化したもの。
これだけの短い動画にセリフもなく凝縮した表現で感動させられるのが凄い。
伏線も言葉も色もないのに表現できる、70億人に届けられる優秀な手法。
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ヒミズ(2011年製作の映画)

4.0

毒親のもとで育ち「普通」に憧れるが普通になれない家庭環境の中で、父親を殺してしまい、最後自殺寸前にまで追い込まれる話。
園子温監督はサイコパスキャラでギャグ展開するのと、万人の万人に対する闘争状態的な
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#生きている(2020年製作の映画)

3.3

韓国で謎の感染によりゾンビ化する人が多発する中でマンションに引き篭もってサバイバルする話。
外に出ずデジタルツールを駆使して生き残る発想は良かったし、SNS投稿が命を救ったのもよかった。
SNSはわり
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誰も眠らない森(2020年製作の映画)

1.0

ネット依存症の人間をネット断ちのキャンプに連れて行き、そこで殺人鬼に出会す話。
色々な要素を詰め込みまくっているが、それが活かされていない印象。
殺される人間はセックス好き、ゲイ、オタク、とマイノリテ
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カムガール(2018年製作の映画)

3.7

アダルトサイトで視聴数を稼ぐ主人公がアカウントを乗っとられ取り返す話。
アカウント乗っ取りの経緯は不明だが、乗っ取り配信している相手は人間ではなく自動動画生成するAIだ。
だから悪意があるわけではなく
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

1.0

最低の母親から生まれた子供が最低な犯罪を犯す話。
これが実話だというのだから救いがない。
全てがしょーもない。
ここから逃げる思考すら奪われ、洗脳され、そんな彼を誰も救えない。
善意も全て無効化される
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

無精子によって子供が産めない夫婦が養子を授かるが、その子供を返してほしいという連絡が来て、これまでの経緯(過去)が明らかになり、2人の母が対峙する話。
コンセプトは自然と人工だと思う。
子供が産めるひ
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ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

3.4

家族を殺された主婦が殺戮マシーンとなって復讐する話。
家族を奪われたことが怒りの引き金になっているが、それ以外にも富裕層への怒り、不正への怒りも描かれており、SNSで盛り上がるあたりが現代的で、煽り方
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.5

障害者の父が冤罪で死刑判決を受けるのを娘が無罪証明する話。
母なる証明など、韓国は障害者を扱う作品で優れた作品を作るのがうまい。
月に変わってお仕置きする=正義の鉄槌を食らわすというのも娘がしっかりセ
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ブロンズ! 私の銅メダル人生(2015年製作の映画)

3.7

元体操ブロンズメダリストが過去の栄光にすがって堕落した生活を過ごすが、金目当てでコーチとして選手を育成する話。
基本はギャグ路線だが、スポーツ選手のセカンドキャリア問題やマネジメント論が入っているので
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.7

詐欺師の男が詐欺師の女と出会い詐欺を働く話。
フォーカスのタイトル通りどこかに集中していると抜け穴的にどこかで騙される。
最後まで騙されないように、目を見張って観ておくように、という鑑賞スタイルまで疑
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.8

バスの事故で若くして死んだ主人公が何度も輪廻転生を繰り返して好きな女子に会ったり天国を目指す話。
クドカンだからミソジニー的展開で最後は女子なんてどうでもいい!となりがちなのに、しっかり老後まで彼女と
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

トラウマを持つ主人公が耳鳴りを防止するためにイヤホンをつけ音楽にノリながら車で強盗し、女の子に恋する話。
音楽×ドライブ×恋愛ということでヒット要素を組み合わせているので面白くない訳がないという感じ。
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.0

祖母が死に、家族が不幸になっていく話。
ホラー好きなんなけど、ごめん、どこが面白いのか分からなかった。。
不気味な女の子が途中で呆気なく死んでしまうし、それも呪いで男の体が必要だったというよく分からな
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.0

心優しいタクシードライバーが殺し屋を乗せてしまう話。
共感力があり行動力のないタクシードライバーと、行動力があり共感力の無い殺し屋が、タクシーという私的空間で束の間を共にすることで少しずつお互いに影響
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インセプション(2010年製作の映画)

3.8

相手の潜在意識(夢)に入り込み、情報を盗んだり植え付けたりする話。
仮想世界に入って戦うマトリクスみたいなSFで普通に面白い。
多層構造や時間の伸縮などSF好きにはたまらない設定も多く、複雑な用語も多
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.8

原爆を作ってしまった男の話。
60年代高度成長期を終え特にやるべき使命も国家から与えてもらえず、学生運動のような打ち込むべきこともない70年代の青年の、アパシー世代(無気力世代)特有の鬱屈さがある。
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

3.0

1945年を生きる主人公が2020年にタイムスリップし麻雀五輪で戦う話。
元ネタを知らずに見たが、酷評されているほど酷くはなかった。
深さもないがエンタメとして成立はしている。
イカサマもAIが見抜い
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.0

アイルランドの不況でロンドンに移住するが経済も家庭も学校もどん底の中、女を好きになり口から出まかせでロックミュージックを目指す話。
イングランドとアイルランドが英国・アイルランド協定を結んだ1985年
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

ろくでなしの主人公がバツイチの彼女と彼女の実家へ帰るが、彼女が遺体となって発見される。犯人は意外な人物。という話。
誰が殺したか、なぜ殺したか、のコピーは、このままの表現だと少しわかりづらい。
誰が殺
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