ミシンそばさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

ゴーストのおいしいレシピ(2009年製作の映画)

3.7

幽霊のおばあちゃん結構自由に動き回ったり物に干渉したり、古き良き幽霊モノっていうガバガバさが実にいい。
私の大好きな「幽霊と未亡人」や「陽気な幽霊」、「幽霊は臆病者」って言ったクラシックにも似た風情も
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ビックフォード公園で会いましょう(2017年製作の映画)

3.0

当サイトのレビューからBrillia SHORTSHORTS THEATER ONLINEなるオンデマンドサイトの存在を知って、さっそく登録し、鑑賞。
さくっと観やすい10分ほどのランタイム。
意地と
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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

当サイトのオンライン試写会にて鑑賞。
実際に鳥と飛んで撮影をし、実話ベースの話であることしか情報は入れていない。
原題は「Donne-moi des ailes」(翼を与える?的な意味らしい。渡り鳥の
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ルーザーとしての私の最後の年(2018年製作の映画)

3.0

EUフィルムデーズ2020にてオンライン鑑賞。
本当に青山シアターが閉まる直前に観た作品。
字幕が修正されたという触れ込みだけあって、未だ結構な粗さが残る出来だが、この作品と監督が言いたいこと自体は分
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ナイト・オブ・ザ・スラッシャー(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

OSOREZONEで鑑賞。
縛りプレイ通りに動く仮面の殺人鬼(ビジュアルが廉価版のマイケル・マイヤーズみたいで草)を、ホラー映画で真っ先に殺られる(具体的に言うとエロいこと)キャラ通りに動くことでおび
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リトル・マン(2015年製作の映画)

4.1

EUフィルムデーズ2020にてオンライン鑑賞。
旧作の中では最も自分の心に突き刺さった映画だった。
自分は一人でいる事に慣れすぎたせいで、主人公のように「気付き」に至れるかどうか、これから先そのような
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ヴァトレニ -クロアチアの炎-(2018年製作の映画)

4.0

EUフィルムデーズ2020にてオンライン鑑賞。
次の日に「ビッグ・リトル・ファーム」を観るつもりで、ドキュメンタリーの胃にするために観た作品だったが、これは意外な拾い物。
旧ユーゴ情勢はクストリッツァ
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ビッレ(2018年製作の映画)

3.3

EUフィルムデーズ2020にてオンライン鑑賞。
ほぼ日本未紹介と言ってよいラトビアの作家であるビズマ・ベルシェヴィツァの自伝が原作の映画のようで、国によってはNetflixで観られるようだが、なかなか
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スマグリング・ヘンドリックス(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

EUフィルムデーズ2020にてオンライン鑑賞。
数分、数メートルはぐれた飼い犬を、国が全力で連れて帰れなくする。
相当にバカバカしいようで、当事者にとっては理不尽で笑えないお話。
あっちの方の政治情勢
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メルテム 夏の嵐(2019年製作の映画)

3.3

EUフィルムデーズ2020にてオンライン鑑賞。
主要なキャラクターの多くが若者で、ノリ自体も軽いが、ずっと昔からある移民問題に結構重ためな刃を突き付ける映画。
レスボス島の景色がきれいで、飯が美味そう
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カレーライス Curry and Rice(2018年製作の映画)

2.6

青山シアターでの初鑑賞。
これは……うん、よく分からないとしか言いようがない。
言いたいことはなんとなく分かるようで分からない。単純に集中力不足が原因だろう。と言うか楽しんで観るような映画でないことも
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ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

結構序盤はグロい。流血系・痛い系のグロなので自分は大丈夫だった(CGが若干しょぼくなる中盤部分からは特に大丈夫)
だが中身は結構普通の復讐劇で、犯人も中盤時点で判明するため、謎解き要素はちょっと弱い。
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土と血(2020年製作の映画)

3.5

全体的に色彩が少なく、セリフも徹底して削られてるが、静謐とは程遠いハードなアクションで、非常にタイトなランタイムで一気に駆け抜けるノワール要素もちょっとある暗めのアクション。
巻き込まれ系というだけで
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ライジング・ハイ(2020年製作の映画)

2.9

サイコパス並みに有害だが精神構造はサイコパスほど強固ではない主人公が幼少期に植え付けられたトラウマを克服するため、とでも言わんばかりに不動産詐欺をやりまくって……という映画。
ヤクが結構出てきてデカダ
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ウルトラス(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

イタリアのサッカーサポーター事情についてほとんど予備知識がない状態での鑑賞。とりあえずこの作品が現実との闘いでもあることは分かった。
自分のようにサッカーを知らず、サッカーをテレビでだって観たいとも思
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その住人たちは(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

スペイン版パラサイト。そのつもりで観た。
クズではあるがどこか愛嬌があったキム一家とは違い、この作品の主人公ハビエルは掛け値なしのクズ。
過去の栄光が忘れられず、心のどこかで今でも他人を見下してる「堕
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彼女はひとり(2018年製作の映画)

3.0

去年の田辺・弁慶映画祭で鑑賞
主要な登場人物が、少なからず何かしらの「クズな部分」を抱えていて、結構不快な閉塞感を味わえる。
不快と書いたけど、この攻めてる感じはカタルシスもちゃんと感じられて、その「
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グラフィティ・グラフィティ!(2018年製作の映画)

2.6

去年の田辺・弁慶映画祭で鑑賞
上映時間が30分と非常に短い中でも、伝えたいことは伝わっている、と言う印象。
演出の視野の狭さも、若さ特有と表現で個人的にはよかった。

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