もへあさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

血と骨(2004年製作の映画)

3.8

ビートたけしの暴力が描く圧倒的な説得力とリアリティ。怖い。

明日に処刑を…(1972年製作の映画)

3.3

若きデヴィッド・キャラダインの絶妙な表情がいい。泥だらけの姿見せつけるようにバーバラ・ハーシーのおっぱいを揉むシーンが忘れられない

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.5

親と子が、それぞれ独立した個別の人格であることを知り合ったときの恐怖、困惑。ああ、こういうことあるよなあ、とはじめは思ったけど、これだけ素直にぶつかり合うところまでいけるのはなかなかない。それは一つの>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.8

ただの青春映画ではない。観た人の心の中にヒーロー「佐々木」を植え付け、もしくは思い出させることで、背中をガツンと殴ってくれるような、影響力のある映画だ。やられた。
ラストシーンで泣き笑い。世界は明るい
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ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

3.8

滅茶苦茶笑った。
「死体が蘇って大変!」という設定からの面白展開をこれでもかと詰め込んだ上質の馬鹿エンタテインメント。わー楽しかった!

ファンタズムV ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.3

監督の死生観を表したという本作。夢現が交錯する構成には既視感も感じるが、トールマンの内面的な恐ろしさがよく表現されていると思う。
いかにもポストアポカリプスな世界観も、なんだかんだ楽しく観れる。

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.8

コネリー版のなかではアクションがしっかりしていて、特撮もいい。あと、日本人役にちゃんと日本人を使ってくれるのがやっぱり嬉しいな。若林映子がめちゃくちゃ綺麗でカワイイ。

毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

3.5

秀逸なメタ構造によるマゾ映画。これを作ったポランスキー自身の変態性がちょっとやばすぎ

TOKYO FIST 東京フィスト(1995年製作の映画)

3.4

狂ってる!!
人間の内側丸出し状態を見せられて厭ーな気持ちになるキッツイ映画。すごい

にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

3.8

左幸子の、次第に年を取って人格も変わっていくさま、顔の変化がすごい。
与えられた立場や生まれながらの定めに適合できず、それでも力強くしがみつくように生きる姿が、鈍い光を放っている。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

007的スパイアクションとしてとても質が高く、アゲアゲの前半。時間のトリックをふんだんに使ったコテコテSFの後半。設定も映像も決して目新しいものではないが、とにかく本物にこだわるノーラン節がこれでもか>>続きを読む

続・世界残酷物語(1963年製作の映画)

3.3

一作目に続き、ぼーっと眺めて癒された。
人間って、もれなく変だね

世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.7

「ヤラセ」によるショッキングなドキュメンタリーと説明されることで有名な作品だが、未開の部族と都市に住む金持ち、先進国と後進国、と世界中のあらゆる人々の残酷さ、馬鹿馬鹿しさを交互に取り上げる構成はむしろ>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

4.0

生々しい現実の描写と、美しくも恐ろしい幻覚描写がおりかさなって、悲惨な出来事が少しづつ胸に擦り込まれる感覚。恐ろしい。

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.0

とてつもない演出力。全ての登場人物、全てのカットがそれぞれ魅力的。

最後の猿の惑星(1973年製作の映画)

2.7

うーむ、なぜこれを作ったのか・・・中途半端で蛇足感。

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.0

面倒な相手は無理やりパワーで押さえつける、という現政権の不誠実で怠惰で舐めきった態度がよくわかる。

マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

4.1

ギラギラでドロドロでドス黒くて真っ赤っか。期待通りの面白さ。悲惨な話だけど、主役のニコラスケイジと敵役のライナス・ローチの演技にひたすら笑わされる。トリップ・ムービーとしての映像と音楽も最高。

新聞記者(2019年製作の映画)

2.6

制作姿勢に一定の評価はできるが、逆にメディア側を美化しすぎていてちょっと気持ち悪い。(通夜の場面で、使い古されたコテコテの「悪い」記者の記者の描写が描かれるところが、逆に言い訳臭い)
演出面では、ドラ
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麦秋(1951年製作の映画)

3.9

日本の社会や家族の形が現代的なものに変化していく時代の風景がよくわかるが、それに対して静かで暖かな目線を向けている。
原節子をはじめとした登場人物は、みんな何ともいえない可愛さがあって、観ていてニコニ
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.8

複雑な群像劇でついていくのも難しいけど、それぞれのキャラが立っていて楽しい。とくに山守、槇原コンビの小物感、憎々しさは一級品。
ヤクザ独特の話ではない、いろんな社会での出来事を彷彿とさせる、普遍的な物
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