パット信者さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

パット信者

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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

太平洋戦争モノでは珍しく、海兵隊ではなく陸軍が主役の戦争映画で、武器を持たない勇敢な衛生兵のお話。
77師団の初陣が、さも沖縄戦であるかのような脚本が気になった。せっかく史実ベースなのだから、フィリピ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

お化けやモンスター、暗闇も利用せず、人間の狂気だけを恐怖の原動力としたカルト×サイコ×ホラー映画。
美しい大自然や民族衣装に目を奪われていると、突拍子もなく残虐行為が始まるため、全く油断できない。
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13デイズ(2000年製作の映画)

3.2

全面核戦争の危機にも関わらず、ホワイトハウスの緊張感が今ひとつ感じられなかった。働き詰めなはずの面々からは疲労感が見られず、身なりも整ったままなので、感情移入もできなかった。
「〜かもだ、〜で?、〜を
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パッチギ!(2004年製作の映画)

4.0

言わずと知れた有名な役者が勢揃い。特に沢尻エリカがスーパー美少女。
主人公がヒロインを通して朝鮮の仲間たちに馴染んでいく様子には思わず頬が緩む。
大乱闘とか音楽とか、自分の学生時代には無かったものがギ
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

ヴァネロペちゃんめっちゃ可愛い。
ゲームの世界観やキャラの個性が上手くストーリーに絡んでおり、退屈しない。
小ネタも多いので、分かれば分かるほど楽しめるかも。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.5

旅(遭難)を通して死体と奇妙な友情を築き、主人公が自己を見つめ直し成長するB級映画。
稀代の美少年、ラドクリフ坊の成れの果てが拝める。

ズートピア(2016年製作の映画)

3.6

黒幕の犯行の動機が今ひとつパッとせず、事件とストーリーの薄さが気になったのが残念。
どちらかというとキャラを見る映画?
動物たちは耳や尻尾で感情を表現するので愛くるしい事この上ないし、ジュディちゃん可
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

爆走するMk2やP3、そして旧サルトをスクリーンで拝めたので、CG技術に感謝。
容赦なく専門用語が飛び交うが、映像と音だけでも十分楽しめるかも。
あと、クールなイメージしかないクリスチャンベイルの直情
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

正義とか復讐のためでなく、一人の少女の死に意味を持たせるために足跡を追いかけるサスペンス。
民間の採掘会社の現場作業員がゴリゴリに武装してるとかアメリカ怖すぎ。

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

アームストロングを単なる英雄としてではなく、何人もの仲間と自らの家庭を犠牲にしながらプロパガンダとして利用される一人の宇宙飛行士として描いており、悲壮感強め。
どんな危険な手段を使ってでも敵の大国に勝
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.8

ボロ泣き。
しょっぱい会社員モドキには夢とか家族愛といったテーマがぶっ刺さる。
麻薬戦争とか密出国とか、メキシコが舞台の最近の映画はそんなのばっかりなので、この映画を見れて良かった。

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.6

アメリカ様が自分の「正義の戦争」で作った敵に「正義の戦争」で復讐されて一方的に被害者ヅラ。愛の力でどんな挫折にも立ち向かうアメリカ最高!といういつものオチ。
テロを肯定するつもりは毛頭無いが、こういう
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.6

「プラダを着た悪魔」とか「小悪魔はなぜモテる?!」と似たように、設定上では冴えないはずの主人公がキラキラなオーラを隠しきれておらず、序盤から可愛く明るいので、イマイチ感情移入できなかった。
主役の3人
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

薬と狂気で道徳がぶっ飛んだディカプリオの3時間パック。
現実に居たら絶対に関わりたくないキャラでも、ディカプリオが演じるとカッコよく見えるのは本当に不思議。
Fワード連発で子どもには絶対に見せられない
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

歴戦の二人はもちろん、マッケンジー・デイヴィスも最高にカッコいいので、ボーッと見てるだけでドキドキ。
ただ、T800とサラ、新型サイボーグが味方な時点で勝ち確な上に、主人公も逞しいのでスリルが全く無い
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第9地区(2009年製作の映画)

3.5

グロテスクな見た目のエイリアンの移民を南アで受け入れるという設定。
単に気に入らないという理由で人間がエイリアンをリンチしたり迫害したりするが、現実世界ではこれを人間同士でやってると思うと戦慄。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.5

単純明解なストーリーとガチガチのCQBがウリだったのに、あれこれてんこ盛りで雑多なアクション映画と大差無いものに。
ロケーションが変わるごとに新キャラ登場&のんびり会話シーンが始まるため、スピード感も
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キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

3.6

主役は米軍やCIAではなくFBIで、この手の映画としては珍しい。
正義のアメリカ様が現地人の犠牲を顧みずドンパチし、ラストは帰国して家族と幸せなハグをして終了…というお決まりパターンではなく、双方の視
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

まともな倫理観があるなら決して認められないはずの一家の暮らしに、普通の家族と同じかそれ以上の暖かさを感じられる不思議。
本当の家族とか親のあるべき姿とか、そういう概念が誰の為にあるのか考えさせられる。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.2

今作のジョーカーはランボーやタクシードライバーのトラヴィスのような孤独で居場所がない"無敵の人"。
緻密な計画を練り飄々と犯罪を犯すダークナイトのジョーカーが好みな自分にとって、情動に駆られて行動を起
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

吉岡里帆見たさに映画館に入ったのが運の尽き。15禁じゃ効かないレベルのサイコサスペンス。グロ耐性必須。
レクターシリーズのような洋物とは違い、リングなどの和風ホラー特有のジワジワ来る不気味さと恐怖に肝
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.7

イケオジになったディカプリオとブラピのタランティーノ映画。見たかったものが全て見れたので、公開日に観に行って良かった。
名作のオマージュまみれなので、映画に詳しいと5割増しで楽しめる。個人的にはダミア
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天気の子(2019年製作の映画)

2.5

絵は本当にきれい。でも内容はあまり頭に入って来なかった。同監督の過去作もいくつか見たが、やっぱり好みの問題かも。
横で友達が号泣しており、その理由が分からず怖くて自分も泣いてしまいそうになった。
あと
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

ユダヤ人のスピルバーグがこの映画を作ったと思うと目頭が熱くなる。
ただ、収容されているユダヤ人達の体つきが異様に健康的で、実際のホロコーストの様子とはかなり違うように感じた。
シンドラーが救った人たち
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ある戦争(2015年製作の映画)

3.5

全編ハンディカム。
至る所に妙な間があり、スローペースで物語が進む。途中でオチもだいたい見えるため、1時間半くらいにまとまっていればもっと見やすかったと思う。
デンマーク兵が主役のレアな映画で、非対称
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TAXI NY(2004年製作の映画)

2.0

リメイク元が誰でも楽しめる品のある映画であっただけに、派手さや大声で無理やり盛り上げようとするアメリカンな雰囲気があまりハマっていないように思えた。
安っぽいCGや意味無く脱ぎまくる女強盗団にも興ざめ
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男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)

3.8

セットが凝っている上に、演出や特殊効果が素晴らしいことも相まって臨場感が凄まじい。
戦略的に全く無意味な水上特攻を命じられ、大和魂を胸に米軍に対抗する日本兵達に男らしさと虚しさを感じた。

GO(2001年製作の映画)

3.7

自分のルーツに縛られる苦悩を全面に押し出すのではなく、あくまでも愚直に生きようとする主人公の姿に痺れた。
主役陣を含めた高校生役・中学生役の面々が、全く学生に見えなかった点が気になった。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.5

後発であるテレビ版の"SAC"シリーズでやってることを約90分に無理矢理詰め込んだ印象。
各組織の関係や時代背景が分かりにくく、各々の思惑や事件の重大性が理解し辛かった。
趣味が良いとは言えない生々し
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.2

スコセッシ×ディカプリオのサスペンスホラー。
ラストシーンのディカプリオのセリフは締めくくりに大きな意味を持っているため、伏線も見落とさずに集中して見るのがオススメ。
音楽が効果的なこともありホラー色
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.5

画が綺麗で60分と、とても見やすい。
主要キャラのポエム調な語りに慣れなかったこともあり、内容はピンと来なかった。

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.5

ゴッドファーザーやヒートでは見られない、真っ直ぐで熱いアル・パチーノが80年代のマイアミの美しい背景にとてもマッチしている。
ただ、マフィアモノの映画なので仕方ないにしても、グッドフェローズ並みにF*
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