パット信者さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

パット信者

パット信者

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プラトーン(1986年製作の映画)

3.8

報われない現場の兵士が徐々に神経をすり減らしていくという、ナム戦映画のお決まりパターン。
ディア・ハンターや地獄の黙示録よりも後発なのでそれほど衝撃は無いが、ウィレム・デフォーを筆頭とした今日の名優た
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.7

"マンガ"の影響を受けたであろう超巨大ロボとギレルモ監督の趣味丸出しのモンスターが拳でぶつかり合うSF怪獣映画。
設定や展開がガバガバであるが、そんなことを気にせずにアツくなれる。

ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

3.0

物語は良くも悪くもテンポよく進んでいくが、展開がやや強引に感じる点がいくつもあった。
オチは中盤で見えてくるため、終盤の"感動シーン"の数々はあまり心に響かなかった。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

大統領と国防長官、新聞社それぞれの異なった力関係の中での駆け引きが見どころ。
予備知識が必要で、ナム戦からウォーターゲート事件までの米国内情勢についての知識がある程度無いと「報道の自由を守った女経営者
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キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

3.8

どんな人も明るくなれる映画だと思う。
菅田将暉にしか目がいかないのではと思ったが、松坂桃李が非常にハマり役で、夢に実直で頼れる兄というキャラがよく伝わった。

何者(2016年製作の映画)

3.5

就活生の現実が再現されているかは置いておいて、2つの顔、あるいは3つ以上の顔を持った就活生達の人間ドラマが楽しめた。
SNSを通して互いの裏の顔を知りながら、上部だけの関係を取り繕っている彼らの様子に
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エネミー・ライン(2001年製作の映画)

3.8

舞台が東欧で、旧東側独特の暗い雰囲気が逃走劇の舞台にとてもマッチしていると思った。
冒頭から終盤にかけて、かなりリアルに作り込まれているだけに、いかにも"アメリカ的"なド派手なラストシーンが残念だった
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

ギレルモ監督のセンスとサリーホーキンスの演技が絶妙にマッチしており、独特の世界観が見どころ。
性、人種、職業などあらゆる差別がてんこ盛りだが、舞台が’60前半のアメリカなのでメッセージはあまり強く感じ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

前作と同様に誰も救われない展開が続くが、今作の方が比較的マイルド。
それでも冒頭からショッキングなシーンが続くので、何度か頭を抱えたくなった。
主役はデルトロ兄貴とジョシュブローリンで両脇が固められて
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

MCUと比べると地味さやストーリー展開のテンポが気になるが、ダーク、そしてコミカルな雰囲気が独特で楽しめた。
初めはヴェノムが恐ろしく見えたが、物語が進むにつれて彼が頼もしくキュートな存在だと気づき、
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.6

ムーアはトランプがアメリカをドイツ第三帝国に仕立て上げ、同じ運命に導くと言いたいらしい。
彼の主張がただつらつらと述べられているだけでなく、ヒトラーの映像にトランプの声が被せられていたりと、皮肉の効い
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

最初からクライマックスといった感じで、前作を超えるド派手な戦闘シーンのオンパレード。
キアヌのCQB技術は"本物"の訓練でさらに磨かれているため、動きに全く無駄が無い。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

クイーンの曲を知らなくても楽しめるが、知っている方が絶対に楽しめる。
バンドの結成から成功、そしてフレディ個人の悩みや仲間との軋轢などが非常にバランスよくまとめられており、無駄なシーンが一切無い。
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.3

ストーリーは誰でも楽しめる。
そんなことよりも、見るべきはローマ人役のキャストたち。ソース顔俳優の見本市といった感じ。

機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.0

本作の主人公は後藤。
普段は飄々としているが、有事の際には切れ者としてのキャラクターを存分に発揮させる彼の姿に痺れる。
後藤の他にも渋いオヤジが複数人登場し、互いの知略が楽しめる。
NewOVAは見な
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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.0

ストーリーには特に触れないが、選手役のキャストはきちんと薙刀の練習をしてきたのだと伝わった。
キャスティングが優れており、演技が苦手なメンバーもキャラクターが活かされていた。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

失踪ネタという古典的なテーマながら状況が二転三転するスリリングなサスペンス。
物語の大部分はカメラ映像やPCのモニターを通して語られているが、タイピングやカーソルの動きに主人公の心情がよく表されており
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

年齢を感じさせないキアヌのド派手なアクションが魅力的。
キアヌは撮影前にいわゆる"タクトレ"を受けているため、銃撃シーンにも力が入っており、凄腕の殺し屋としてのキャラがありありと伝わる。

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

始めのうちはエイリアンたちがとても恐ろしいものに思えたが、人間たちとコミュニケーションが取れていく様子を見て恐怖心が薄らいでいくのを感じた。
謎も残されているが、伏線回収はバッチリでモヤモヤ感は無い。

トロイ(2004年製作の映画)

3.0

ブラピを見る映画。
本当にこれに尽きるので160分はあまりに長すぎる。

リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.0

これぞ娯楽作といった感じで、単純明快なストーリー。
メルギブソンの演技は迫真そのもので、喜怒哀楽全ての表情も良かった。
ただ、悪役がやたらと大物であると煽ったわりには雑魚感が否めなかったり、ラストシー
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

天才たちの思考や難解なシステム、そして複雑な組織の関係などが自分のような凡人にも理解できるよう工夫されていた。
スノーデンが告発に踏み切るまでの知性と男らしさに満ちた同僚たちとのやりとりはとても感動的
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ワールド・トレード・センター(2006年製作の映画)

2.0

9.11を扱うならもっと触れるべきテーマがあったと思う。
事件で親しい人を亡くした人や"対テロ戦争"のターゲットになっている人がこの映画を見たらどのように感じるだろう。

イコライザー2(2018年製作の映画)

4.3

前作に比べサスペンス要素が強くなったことに加え、デンゼルの渋さも相まり、より大人向けの内容に仕上がっている。
終盤の戦闘シーンは嵐の演出がとても効果的なことに加え、元工作員達の戦闘・突入がとてもリアル
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.5

イコライザーの名の通り、弱者を助けて悪党退治というスタンス。
圧倒的ワンマンアーミーであるが、ランボーやメイトリックスのようにマシンガンをぶっ放すのではなく、その場にあるあらゆるモノを駆使して戦うスタ
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プロメテウス(2012年製作の映画)

2.0

同監督のエイリアンシリーズとは全く異なる性格の作品で、SFアクションというよりはドキュメンタリー的な要素が強く感じられる。
終始雰囲気が重く、ストーリー的にも希望が全く感じられないため、見終わると疲労
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

あまりにも魅力的な世界観と登場人物、そして実写と特撮を織り交ぜたド派手な演出が特徴。
これらに注目するだけで一見の価値があり、野暮な考察などは控えるのが吉。

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.3

前作と同様にリアル志向の格闘シーンと銃撃戦、そして凝りに凝ったカーチェイスが見どころで、 前作からの正統な続編という感じ。
物語の展開やカメラの回し方などに大きな変化は見られないが、着実にボーンの正体
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.0

憎らしい役もおらず、誰かが破滅するわけでもない非常に淡白で爽やかな作品。
齋藤飛鳥を起用するのあれば主題歌を任せたり、さりげないネタを仕込んだりと、もう少し活かせないものかと物足りなさを感じた。
他に
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ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)

4.0

ただのドキュメンタリー映画だと思っていたら、思いのほか重厚でスリリングな展開。
現実に精神を患う人が多いという矛盾と葛藤に満ちた無人機オペレーターの日常が描かれている。
戦地の様子が地上の目線で見られ
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.5

何も考えず楽しめる映画。
エディマーフィーのお茶目でクールなキャラクターが最大限に活かされている。

機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.5

土地開発や技術革新の光と陰が背景となっており、同監督の攻殻シリーズと多くの共通点が垣間見えるが、こちらはストーリーがそれほど複雑でなくロボットも登場するので、"観やすい"と感じた。
′89年公開なので
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

多少の無理はありつつも、ラストは皆んなが幸せになる良くも悪くもディズニーらしいハッピーエンド。
英国俳優で起用するならユアン・マクレガーはこの映画にベストマッチだと思えるほどハマり役だった。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.7

映画で育ち、成長したトトの物語。
トトの幼少期から壮年期までを演じる3人の俳優のそれぞれがトトがどのように成長したかを見事に表現している。
終盤で再生されるアルフレードが残したフィルムは彼の人柄がよく
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.5

メリル・ストリープの他にスパイ俳優と、豪華なキャストと音楽を楽しむ映画。
ストーリーはイマイチ釈然としない展開で、男女で評価が大きく分かれそう。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.8

決して薬物を推奨しているわけではないが、否定的なメッセージも込められていない、ある意味写実的な作品。
お菓子感覚で薬をやったり、"ヤク断ち"のストレスに耐えるために薬をやったりと、中毒者のありのまま(
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