すずりさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

すずり

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パプリカ(2006年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

筒井康隆の原作は未読。

他人の夢に入れる装置「DCミニ』が何者かによって奪われ、やがて騒動は大勢の人を巻き込む程に発展していく、、
というお話。

・・・

とにかく"夢"という不条理かつ不気味な空
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

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70歳で未だ活力の尽きない老人ベン(ロバート・デ・ニーロ)は、新たな転機としてとあるアパレル企業のシニア・インターンへ申し込む。そこでは、常に忙しく仕事に追われる新進気鋭の女性経営者ジュールス(アン・>>続きを読む

プラトーン(1986年製作の映画)

4.1

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『platoon』は小隊、小部隊の意。
つまりは、本作の主人公=クリスの配属された一個小隊の内部抗争や分裂などを映し出し、戦争という異常状態で徐々に手が付けられなくなっていく集団心理を生々しく描いた映
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

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三部作の集大成として、様々な伏線や要素を回収していったり繋がっていったりするのは、観ていて胸が熱くなった。
ロビンが出てきた所も個人的には大満足。

ただ、ヒースジョーカーが余りに良すぎたために悪役が
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

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ゴッサムシティを護るために、バットマンは"ダークヒーロー"から"ダークナイト"へと在り方を変えていく。

前作からさらにパワーアップした映像と、重厚な音楽が引き立てるまさにダークでシリアスな物語。
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

悪の蔓延る街ゴッサムシティを恐怖を持って秩序を保つ、ダークヒーロー"バットマン"の誕生エピソード。

富豪の家に生まれ、親を貧困層に殺された事で悪を著しく憎んでいた青年ブルースが、数年の修行の後にバッ
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

青春冒険活劇として完成された作品。
失われた古代都市はやはりワクワクせざるを得ない。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

美麗な映像に、キャラクター達の息吹を感じるような生き生きとしたアニメーションで、観ているといつ間にか彼らの世界に入り込んでしまったような錯覚すら覚える。

また、野生の生物や精霊たちのデザインも秀逸で
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.4

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クリスマスの聖夜に、ホームレス3人が起こす一風変わった"奇跡"のお話。

・・・

ドタバタ状況が移り変わるコメディで、キャラクター達もどこか憎めない所のある素晴らしい造形だった。また、作画も素晴らし
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.2

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パラサイトが非常に良かったのでポン・ジュノ監督の過去作を鑑賞。

少し知能の低い息子にかかった殺人の容疑を晴らすべく、母親が狂気とも言える執念と共に真実を探っていく話。

監督の持ち味として、弁護士と
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

モキュメンタリー映画はいかにのめり込んで観れるかが鍵だと思うが、本作は割りかし入り込みやすく、最後の展開も驚きを持って観れるので、比較的怖いモキュメンタリーホラーだと思う。
ホラー初心者におすすめ。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

まだゲイなどのLGBTへの差別が強かった時代に、ダウン症の少年マルコを引き取るために世間と戦った2人の男のお話。

劇中を彩るピアノの悲しげな調べが雰囲気にとても良くマッチしており、心を強く揺さぶられ
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

発想が面白いドキュメンタリー映画。
個人的にマクドナルドのポテトもハンバーガーも割と好きなのでショックは大きかった。
体重が10キロ増加したことも驚きだが、肝逸脱酵素がやばいことになっていて、さすがに
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ベトナム戦争に、ケネディ暗殺、ウォーターゲート事件といった激動の時代を生きた青年、フォレストの人生を俯瞰していくような映画。

この映画では「運命」と「風に乗ってたださまよう羽根」の両方が人生を形作っ
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの地方都市ボストンに蔓延る教会絡みの児童虐待を、地元紙のボストン・グローブが明るみにするという、事実に基づいたドキュメンタリーのような映画。

カトリック教会という長い歴史を持ち地域に根付いて
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

美術、音楽、演技、衣装デザインといった映画という芸術の素晴らしさが、これでもかと詰まったまさに至高の作品だった。

また、沈没する船にあって、自分の生のみに固執する人間の醜さや、はたまた矜持を持ちなが
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.9

1のジワジワくる感じの方が個人的には好みだった。
ただやはりジェームズワンのホラーは好き

シカゴ(2002年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が軒並みクズだけど何故か許せてしまうぐらい勢いがあって、観てて楽しい気持ちになれた。
ただ夫は可哀想すぎる。
ミュージカルシーンは音楽もダンスも非常に素晴らしかった。個人的には腹話術人形のシー
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

渋い音楽にお洒落な画面。
そして、複雑に絡み合う群像劇から生み出されるシュールな状況が最高。
何度でも観れるほど細部まで張り巡らされた伏線や美術の数々に、舌を巻くしかなかった。
紛うことなき超名作。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スタンリー・キューブリックらしく目まぐるしく移り変わる色彩鮮やかな画面は見ていて面白いが、どこか不気味さを感じさせる。

主人公の行動はただ己の欲を満たすだけの現在の快楽犯罪に通ずる所があり、それを一
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

成田凌の演技は良かった