にゃんパパさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

にゃんパパ

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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.0

去り方が最高にかっこいい。
ラストは私の中で5本の指に入る。
それくらいお気に入りです。
我慢ができず、すぐに怒り出す。
口では金だ金だとうるさいが、
真っ直ぐで内面の優しさが滲む。
大切なことはわか
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.7

日常を丁寧に描く。
そんな作品に妙に惹かれます。
本作に流れる空気が心地いい。
ひたすら優しくて温かい。
そして人間模様は瑞々しいなぁ。
また、脇役の言葉が印象的。
特に喫茶店でバイトしてる子、
深い
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.6

何がうまくいくか分からない。
だから何でもやってみる。
これが大切ですね。
想定外の成功に目的を忘れちゃう。
この描き方が特に面白いなぁ。
話に無駄がなくテンポがいい。
そして最後はビシッとキメる。
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.7

外面より内面が大切。
でも内面が全てではないよ。
外面だって大事だよね、と。
このバランスが良かったなぁ。
一方、変身設定はかなり大胆だが、
毎回この人がウジンかなと分かる。
この演出が絶妙でしたね。
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

3.7

ハワイに行きたいなぁ。
太陽や爽快な青空、美しい海。
でもきっとこれらはオマケ。
ハワイの一番の魅力は空気感では。
のんびりと流れる時間。
特別なことはしていなくても、
なぜか毎日が豊か。
1日を大切
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.7

また騙されました〜。
注意深く観てたはずなのに。
だが騙されて気持ちいい。
お馴染みの突き抜けたキャラに、
すっかり愛着を感じてしまう。
そして直球の王道エンタメが熱い。
素直に楽しめて面白かった。
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.4

青春映画の変化球かな。
派手な事件や胸熱の友情はなし。
会話がメイン。
この設定が斬新で印象的です。
冒頭の言い争いにウンザリしたが、
終盤から話がかみ合い出す。
正直いますよね、合わない人。
でも話
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.9

この監督さん、いいですね。
映像がとにかく美しい。
光が印象的で雰囲気がある。
藤井道人さん。
お名前をしっかり覚えました。
一方、テーマは善と悪。
難題に正面から挑んだ本作。
正義とは何か。
意外に
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キッド(1921年製作の映画)

3.9

豊かさとは何か。
お金だろうか。
いや、お金はなくたっていい。
心が満たされていれば。
そう教えてくれている気がする。
無声映画だからより映える、
チャップリンの動きと表情。
台詞よりも雄弁ですね。
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.1

これは2時間コントですね。
もちろん終始ふざけてました。
まさにThe福田作品。
大泉くん目的で観ましたが、
ムロさんが光ってました。
彼はほんと芸達者ですねぇ。
ただそれくらいです…。
他には特にな
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.1

この映画、大好物。
いやぁ3人組が最高ですね。
彼らを観てるだけで元気が出る。
仲間を想う気持ちに溢れていて、
心が温まり整った気がする。
またランチョーの言葉がイイ。
本質を突いた名言ばかり。
でも
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.0

素敵な同窓会だなぁ。
オープニングの演出からアガる。
いやぁ〜いいですねぇ。
久々に仲間が集まるって。
しかも俳優も監督も勢揃い。
皆さん実にいい顔をされていて、
これは話も弾みますね。
本を読んだり
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.8

どこにでもある家族の姿。
事件は起こらない。
だが引き込まれてしまう。
とにかくリアルだからかな。
芝居は自然で役者の相性もいい。
ずっと観ていられますね。
一方、悪い人は誰もいない。
何気に信頼もし
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

やり過ぎた切磋琢磨。
承認欲求がすごいですね…。
2人の確執に少々疲れました。
一方、内容は分かりやすい。
観客を置き去りにするような、
ノーラン特有の難しさはない。
職人芸のような時系列の仕掛け、
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

2.0

うーん…えぇと…。
謎ですね…この作品。
エンドロールの方にワクワクした。
本編は話に中身が…ないですね。
心理描写があると良かったかなぁ。
一体何を伝えたかったのだろう…。
特に終わり方は理解不能で
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

やりたいことを始める。
しかも徹底的にやる。
年齢なんてただの言い訳。
目標ができた人は輝きますね。
最初から何でも諦めてきた。
そんな一子の勝利への渇望。
長年心を覆ってきた殻を破り、
初めて見せた
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

嘘をつくと吐いちゃう。
この斬新な設定が面白い。
人生にさぞ苦労したのでは…、
と余計な心配までしてしまった。
一方、その他は王道の設定。
富豪と豪邸。遺産と大家族。
事件の匂いがプンプンしますね。
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.6

1番怖いのは人間。
後妻いびりが嫌な感じですねぇ。
主人公がかわいそうで…。
一方、前妻レベッカの存在感。
姿を一切見せないのに圧倒的。
いや姿を見せないからか。
観る者の想像力を手球に取る。
そんな
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.5

アジア人の主役に華が欠ける…。
だが紛れもなくマーベルの新作。
どうする?観るべき?
天秤にかけるもマーベルの圧勝。
マーベルブランドには抗えません。
物語は少年ジャンプのように王道。
カンフーアクシ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

観る者の想像力を利用する。
情報を音声に絞った点がうまい。
これが事件に挑む臨場感を高め、
主人公とのシンクロ効果を生む。
ずっと緊張しながら観てました。
良くできた仕掛けですね。
また特に単調さは感
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

事実は何か。
情報をどう捉えるか。
誰もが発信し溢れる情報。
それらを鵜呑みにせず疑う。
自分の頭で考える。
そんな流されない個人の考え、
軸のようなものが必要なのかな。
回転の悪いポンコツ頭の私には
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.4

マーベルにしては物足りない。
テンポが良くアクションは見事。
大スクリーンに映えますね。
だがストーリーが普通だなぁ。
特に過去の描写が味気ない…。
壮絶な過去を何とか生き抜き、
だから今の自分がある
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山猫(1963年製作の映画)

3.7

退廃的で儚く美しい。
豪華で色彩に富み芸術性が高い。
時間を贅沢に使った完全復元版。
時の流れに負けない作品ですね。
迫り来る世代交代。
去りゆく者に何ができるか。
野心的な若者に何が必要か。
決して
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.7

穏やかな午後に観たい作品。
心をポカポカにしてくれます。
NYも老夫婦もステキだなぁ。
物語は、ないものねだりから。
ついつい今足りないものに、
気を取られ不満を覚えがち。
だがやがて、あるものさがし
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

松岡茉優さんの魅力100%。
役柄×役者の相乗効果がすごい。
万華鏡のような心変わりの芝居。
繊細で愛らしく実に見事でした。
そして、こじらせ女子が面白い。
世を見る視点や言葉のチョイス。
その意外性
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

3.6

列車で旅をする映画が好き。
オリエントなら1974年版がいい。
優雅で旅情感が高く風情がある。
さすが本家だなぁ。
構成はほぼポワロと乗客の会話劇。
そのため会話の妙が際立つ。
だが結末があまりに有名
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

3.8

知らなかった。
当初こんなに批判されていたとは。
しかも容姿を酷評するなんて…。
だが6代目ボンドは大成功。
間違いなくシリーズ最高の出来。
きっと失う物がなく果敢に挑戦し、
反骨心が作品を強くした結
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

期待し過ぎてしまった。
6代目ボンド最終作は人間味に溢れ、
ラストは寂しく感傷的な気持ちに。
長尺を感じない163分だった。
だが少々物足りない。
前2作の陰がある重厚なトーン。
好きだったこのテイス
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.0

行き過ぎたSNSがこわい。
少数派を踏み潰すような同調圧力。
膨大な個人情報を利用した策略。
しかも幸せのためと笑顔で正当化。
今の時代を風刺した設定は面白い。
だが仕上がりはイマイチ。。
登場人物の
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栄光のル・マン(1971年製作の映画)

3.5

マックィーンの情熱大陸みたい。
自らの美学を凝縮したレーサー像。
演じてさぞ満足したのでは。
余計な演出はなく台詞も少ない。
そのためルマンの臨場感が際立つ。
特に運転席からの映像が多用され、
走りへ
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.6

素敵なタイトルですね。
愛猫家として見逃せない。
作品は脂抜きのあっさり味。
ジブリ感は見当たらない。
また特にメッセージ性もない。
だが気楽にのんびり楽しめる。
猫の国に浸る至福のひととき。
爽やか
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.9

ファイナルカット版の方が好き。
通常版は説明が足りないかな。
その分自ら想像する必要がある。
それもまた楽しいですね。
映像は何度観ても飽きない。
和洋折衷の都市や未来的な乗り物。
夜雨の暗さ、ぼかし
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.5

合う、合わない。
評価がはっきり分かれそうな作品。
私は最初の注文場面でイライラ。。
ギリギリ乗り越えた後は楽しめた。
とにかく日本人の捉え方が面白い。
いますねぇ、こういう方。
この着眼点が本作の核
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.9

キャッチボールがしたくなる。
高校生の夏、日常が眩しいなぁ。
儚い青春がよく表現されてますね。
一方、タイムリープは身近な範囲で。
大袈裟に世界を変えないのがいい。
ただ能力の連発に笑ってしまった。
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.0

大好物の作品。
スカッとした爽快感が気持ちいい。
そしてゆっくり心を温めてくれる。
不器用な若者と柔和な眼差しの大人。
この組合せの交流を描かせたら、
ガス・ヴァン・サントが最高。
年齢や肩書きに左右
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EXIT(2019年製作の映画)

3.7

ジャケ写に騙されてはいけない。
そんな韓国映画の良作は多いが、
本作も間違いなくその1本。
B級感は漂うが他に類を見ない作品。
新しいパニック映画を魅せてくれた。
主人公のパッとしない感じがいい。
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