予告が非常に気になっていたのをようやくみれた。
燃ゆる女の肖像が異常なまでに緻密に組み立てられた傑作なのに対して、こっちは色々なことがふんわりと提示されていく白昼夢のような映画だった。
体の調子があま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
IMAXレーザーGTで鑑賞。
眼前を全て覆うIMAX映像もさることながら、映像規格の違いでシーンに意味を持たせる演出が新鮮。見てる間ずっと幸せだった。
お得意のシチュエーションスリラーかと思ったら、>>続きを読む
俺たちの木村文乃が”行くぜ東北”的な全盛期の愛らしさをふりまきながら、暗黒ホームドラマ時空で爆速で曇り散らかしていく。
それぞれの孤独のありようが多い上にあまり掘り下げられていかないので、個人的には>>続きを読む
音と画角の演出が極めて研ぎ澄まされている。
主人公の行動によってどんどん悲劇的な方向へ加速していくが、突き放してもないし、寄り添い過ぎてもいない絶妙な距離感。”ちーちゃんはちょっと足りない”を思い出し>>続きを読む
シリーズとして歴史的な一線を超えた前作のラスト。
そこて広げた風呂敷に対してあまりにも不誠実なストーリーだった。
鑑賞記録つけてからぶっちぎりのワースト。
過剰過ぎる評判の高さに若干引いてたけど、観に行ってみたらただただ最高過ぎた。
IMAXの大画面で満載の観客とテンション共有しながらみるのが幸せでした。
これは名作でした。
”かぞくのくに”から更に先をいく、在日コリアンの痛みを描いたドキュメンタリーだった。
昔、猪飼野界隈を取材した時、韓国出身の人で朝鮮への憧れの意識を持った人がかなり多かった。
自>>続きを読む
二度もパルムドールを授賞し、ここ日本でも文化人たちに熱烈に評価されているクストリッツァ。
今みると”祖国”という概念のやっかいさに思いいたさざるを得ない。
監督が2014年のロシアによるクリミア侵攻を>>続きを読む
名作だった。
広い文脈ではウーマン•エンパワメント映画として括られる映画なのであろうが、
コーチ、母親、友人のエピソードが重層的に語られることで、真の意味で、自分の人生を生きるとは何かという普遍的なテ>>続きを読む
子どもとか本当にうんざりするし、劇中一番感情移入できたのがクソ親父役のクドカンだったので、自分は絶対父親になれないだろうな…とか色々なこと考えながらみてた。
そのクドカンが最後に一握りの人間性をみせて>>続きを読む
随所に挟まれるインタビューは、ホアキンが実際の子どもたちに聞いたホンモノのシーンと聞いて腰を抜かした。ラストの対話と、引きからゆっくりZBしていく部屋のワンカット、ため息つきながら泣いた。
途中で引用>>続きを読む
いまアメリカで信じられない歴史の揺り戻しが起きてるなかで、思いがけずこのタイミングでみて色々よかった。
トイレを、「社会から押し付けられた“女性性”が発現する場」として切り取った目線の鋭さ。
グラント>>続きを読む
家族の描写から漂う独特のイヤさとオシャレな北欧インテリア感から、
終始へレディタリーみたいな一大惨劇の予感に打ち震えることになるが、そこまでのことにはならない(が、それでも滅法怖い)。
体面だけ取り>>続きを読む
ジョーカーみたいなの期待していくと完全に肩透かしを喰らう。
ニルヴァーナの曲使ったオープニングは文句なしにカッコよかったが、
途中からメロドラマチックな説明台詞も増え、展開もどんどん行き当たりばったり>>続きを読む
Bunkamuraという比較的に文化度高めの客層の映画館だったが、自分のとなりのオバさんは開始20分でイビキを立て爆睡していた。
今どき人前でイビキかいて寝る人がいるんだと、そちらの方にビビったが、ま>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。
釜ヶ崎のロケ、街にいるおっちゃんの感じとか、キリスト教系の支援団体が出てきたりとか、本当に雰囲気そのままで、リアリティが尋常じゃなかった。よくあの街でこんな大掛かりな撮影がで>>続きを読む
マジでここ数年で一番のぶったまげる展開がある。ネタバレ踏まずに映画館で観てよかった。
過去作のカットバックが”お帰り寅さん”ばりに多くて笑ってしまうが、
満を辞してのネオとトリニティの邂逅は、過去シーンの挿入の妙もあり、不覚にも泣いた。
キアヌ渾身のセルフパロディに爆笑しつつ、
最後>>続きを読む
羅生門型の三幕構成。
一、二幕目で男性の視点で語られる事件と、三幕目の女性の視点で語られる事件(三幕目にしてtruthの文字が浮かび上がり相対化させないところがポイント)。
大筋はそこまで変わってない>>続きを読む