村上パルキさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

村上パルキ

村上パルキ

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ソウ2(2005年製作の映画)

3.5

大きなインパクトはないが安定したパニックホラー作品といった感じ。1時間半と時間が短い。テンポよく進む。 それなりにうまくまとまっている。見て損はない。

ただ、後から解説やネタバレのサイトを見ないと内
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.4

深夜にまったり見たい時に適してる映画。
正直ウトウトしながら見ていた。そういう緩い感じで見るのに適している。

女主人がとにかくやかましい。
鬼嫁の典型みたいな感じ。
ジャスミンと女主人の関係が良好に
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.4

そこまで熱中して見れる映画ではないが完成度は高く奥深い。 正直途中でストーリーを見失う場面もあったが、なんとか最後まで見ることができた。

オチ自体は 他のサスペンス系映画でも見られるもので、ありがち
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失くした体(2019年製作の映画)

4.0

非常に面白かった。 秀逸なアート的な作品。

映像や音楽がハイセンス。映像は時に実写かと錯覚してしまうほど綺麗。
音楽はポップ。同じフランスのテクノユニットダフトパンクをなぜか思い出した。

ストーリ
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

考えさせられる内容。
痛みを受け入れて生きようとするか?それとも苦しみから逃れるか?

しかし、病気がまだ表面に出ていない 段階で、将来の痛みと苦しみを避けることは、飛躍した考えだと思う。

作品と
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バーベキューの世界(2017年製作の映画)

3.2

Netflix オリジナルドキュメンタリー。 南アフリカ、日本、モンゴル、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、メキシコ、フィンランド…世界のバーベキューを紹介。

重要な要素はス
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Resurface: 波に包まれて(2017年製作の映画)

2.9

サーフィン療法の話。"療法"が成り立つ条件として深い没頭や集中が得られることがあり、サーフィンは没頭を得られやすいのでその条件を満たす。
一方で、運動量も比較的大きいサーフィンはあまり"療法"というワ
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

2.4

人生で一番大切な思い出のシーンを何にするか? それを選ぶ基準は二つあると思った。
一つは、何気ない幸せの象徴のシーン。
もう一つは、喜びや快楽のピークのシーン…

多くの人は前者の"何気ない幸せの象
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.1

パニック要素、アクション要素、そして感動要素もどれもレベルが高い。かなり面白かった。 ストーリーもわかりやすい。 最後の最後まで気が抜けないよく練られた構成。クオリティかなり高い。

主人公がイケメン
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クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーの先が全く読めない展開で 期待値が低かった分面白かった。しかし結局種明かしがなく、モヤモヤ感が残るのが残念。 感染だったのか? でっち上げか?わからずじまい。

出てくる登場人物8人のほと
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.2

トランスジェンダーが抱えるストレスは一般人が計りしれないのだろう。更に思春期の多感さも相まって精神的におかしくなる。

ドキュメンタリーのように淡々と進む。正直単調だとも思えるが、それなりに楽しめた。
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.6

誰でも歳を取る。
歳を取るほど 様々な不便や不幸が 待ち構えていて辛いことも多くなる。
それでも可能な範囲でやれることはやって、自分のペースは崩さないようにすることが肝心。
そして近くにいる人と交流
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.4

全体主義がテーマ。
メディア統制というか嘘を流して国民に信じ込ませたり。ウイルス汚染事件をでっち上げたり…モチーフとなっているであろう某国や某事件の陰謀論が浮かぶ…

はたまたコロナ下の日本政府か?
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

2.9

正直オチが弱い。評価が高いのがよくわからない。tv版のブラックミラーシリーズは大好きでよく見ていた。エピソードにもよるが概ね 面白くて集中して見られるものが多い 。だから映画はどんなに面白いんだろうと>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.1

2回目の鑑賞も号泣できた。
やはり三葉の健気なところが涙を誘う。
主人公二人の声も良かった。いわゆるタイムパラドックスもので、この手の設定は感動できるストーリーにしやすいなと、改めて思った。。

そし
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.2

ハマれなかった。
ラストシーンはグッときたが、そこまでは正直長すぎる。

邦題が内容と異なると思える。
"天使のくれた時間"という言葉からてっきり子供とのふれあいが中心になると思った。
しかし、夫婦の
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.1

紙芝居型の映画で逆に斬新。
30分と短いのが良い。
以前見た12モンキーズと確かに似ている。

しかし1回見ただけでは、何が言いたいか、よくわからなかった。
あと2、3回見るべき作品なのかもしれない
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パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.8

前編に続いて鑑賞。
相変わらず面白かった。

外出できない状況がどことなく今のコロナ自粛と似ていて…
と言っても こちらは本物の殺人で その辺は全然状況が違うのだが…

ハラハラもできるし感動もできて
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リーマン・ブラザーズ 最後の4日間(2009年製作の映画)

3.1

サブプライムローン問題でローン証券の 簿価価値が下がり多額の赤字から破産状態に陥ったリーマンであるが 、本来であれば大規模金融機関の倒産による連鎖的な市場の株価急落を食い止めるために、政府の公的 援助>>続きを読む

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

3.2

一人の青年が、 偉大な詩人と出会って 必死に前向きに生きて…でも最後は…悲しかった。

正直、面白い映画とは言えない。

主人公を演じた人が撮影直後に亡くなったことから、過大評価されている映画だと思
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愛の渦(2013年製作の映画)

2.7

あまり面白くなかった。
間延びしている印象。
もっと時間を短くしてコンパクトにまとめた方がよかった。

確かに、序盤の打ち解けてない気まずい感じの話し方はリアルだし、"こういうのあるある"みたいなもの
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.3

何を言っても素直に聞かないで、反対してくる妻に正直イラッとした。
めんどくさいなと思う。

最後若干予想を裏切る展開があった。
しかし、それ以外は平坦で退屈な展開が続く。

物語としては正直何が言いた
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私の奴隷になりなさい(2012年製作の映画)

3.1

注目したいのはやっぱり壇蜜…
と言いたいところだが、そうではなく板尾創路演じる夫の方。

最後の方のシーン。
板尾がいう"美しさこそ最上"というロジックは一見説得力がありそうで、全く理にかなっていない
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ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(2017年製作の映画)

4.0

かなり面白かった 。

なぜ二人はカヌーで渡るなんていう愚かな選択をしてしまったのか?
パニック状態になると選択を誤るのかと思っていたが … そう単純な話でもなかった。

非常にわかりやすい。
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.6

期待していたよりは感動しなかった。

しかし、わかりやすいストーリー展開で、名作だけあって終始見ていられる。

"世界最高の美女にキスをする"というのがああいう形だったとは!

随所に宗教感的な話が
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.3

人間は二度死ぬと言われる。
一度目は 肉体的に死んだ時。
二度目は、自分のことを記憶している人が全員この世から消えた時 。

父は肉体的に死んだ後も、人々の記憶の中で生き続けて、その逸話は子、孫へと引
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クリープ 2(2017年製作の映画)

2.9

面白くない。
インパクトが無い。
1のどうなるか全く読めない、ハラハラ感が無い。

今回も相変わらず、腹が立つ気持ち悪いキャラの主人公。
絶対に友達になりたくない。

今回も結局殺すのかと思いきや、
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.6

自殺したジャベールも、革命の名のもと死んだ若者たちも、そして主人公ジャンバルジャンも…今のぬるい時代感覚からいえば、言葉は悪いがみんな"無駄死に"である。

愛や正義をまっすぐに貫きすぎると、それに苦
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.4

終始目が離せなかった。

序盤、か弱い女性のルーシーが屈強な男達に体力的な差から暴行されたり、無理強いをされたり、いたぶられるシーンが多い。
見ていて不快だった。

モーガンフリードマン演じる教授が
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.1

B 級感が強い。

2時間ドラマを見てるような感覚。

それなりに楽しめる。

しかし、得るものは何もない。

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

2.6

自分には合わなかった。
長すぎるし、つまらない。

上っ面ばかりが描かれている印象。
セリフ、脚本が古い 。

トランスジェンダーという新しい形を描いているが、それ以外は古臭い観念が根底に流れている映
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.5

ラストシーン衝撃的。

悪人だけど、徐々にボニーとクライドに感情移入してくる。

こうなることは必然という結末。

作品としては、当時としては画期的な手法が使われている。
しかし、今見てもよく分からな
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.3

もっとバリバリに泣ける感動作と思ったが、想像していた作品と違った 。

表面だけ見れば、大切な人を亡くしてその悲しみを受け入れられず、"何か"に転換する話。

主人公にとって、その"何か"が原題の"破
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.2

えっ!この作品何が言いたいの??

何もかも中途半端 。
結局何を描きたかったのか?
見えてこない。

3人が手をとりながら 弟救出に進むのかなと思いきや…
それとも違う展開で…

テクノやブレイク
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.1

正直何でこんなに評価が高いのか自分には理解できない作品。

もっと、歌とダンスの技術向上や、パフォーマンスを追求していくストーリーかと思ったが…違った。
勝手に勘違いしていた。


ありがちすぎるスト
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

"自分を哀れんで殺人の言い訳を並べてるだけだ。誰もが最低という訳じゃない"

TV ショーの司会者が最後に話した上記の内容が、この映画で一番伝えたかったことだ。

この映画の"ジョーク"の本質。
それ
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