村上パルキさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

村上パルキ

村上パルキ

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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.0

裏の裏をかいてくる結末で見終わったあと色々考察しがいがある。同様のモチーフの映画は他にもあったが、本作の優れたところは更にもう一捻りある点。 そこは新しい。

しかし、作品としては開始から85%経過ぐ
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

2.3

孤独と喪失感の悲哀を描いている。でも、主人公が余りにもアッサリとしすぎていてイマイチ訴えるものがなかった。

後、村上春樹的ご都合主義が気になった。死んだ妻の服を初対面のアルバイト女性に着させて…
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.0

面白いのかつまらないのかよくわからなかった。あまり印象に残らない 作品。

原作との差分みたいなものを確認したく鑑賞。レイモンドチャンドラーの 原作とかなり違う。 全く別の作品として考えた方がいい。
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天気の子(2019年製作の映画)

2.7

つまらなかった 。かなり楽しみにしてたのにガッカリ…どうしても大号泣した "君の名は"と比べてしまうが、全くハマらなかった。

穂高に共感できなかった。理由は"弱さ"みたいなものが感じ取れなかったから
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.4

この手のタイムパラドックスものでよくある過去を変えて今の状況をベターにするっていうのは、 神への冒涜というか、やっぱり良くないことかな〜という感想を持った。 だって突き詰めていけばキリがないし。 自分>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.4

普通のコメディ。話の展開も普通。でも、 観終わった時にほっこりはてきる。また、主演女優を始め修道士の主要キャストが表情豊かで好感が持てる。独特の表情?メイク?顔でインパクトがある。映画映えする。 >>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

安心して楽しめる作品。これぞ総合エンターテイメント。音楽が素晴らしいのはいうまてもない。加えて実在の成功者を描いたミュージカルというのも新鮮。 成功失敗、喜怒哀楽が詰まっている。 まさに人生の縮図。>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

3.6

犯人の鬼畜っぷり。そして警察の無能ぶりが際立つ。

作品としては 若干長いと 感じる部分もあったが、所々に ハッとするような目を見張るシーンが散りばめられている。退屈はしない。

当初は人でなしの
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その住人たちは(2020年製作の映画)

3.8

主人公に対しては嫌悪感しかない。しかし作品としては面白かった。

映画の主人公は必ずしもヒーローと決まってるわけじゃない。救いようもない悪人が主人公の映画がたまにはあってもいい。本作のように。

話の
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生きてこそ(1993年製作の映画)

2.7

作品としては終始退屈だった。

まずパニック映画ではなくヒューマンドラマとして描かれている点。パニック映画の緊迫感や派手な演出はない。

また超極限状態にも関わらずあまり悲壮感が 感じられない演出が
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.0

非常に面白い。 その設定は思いつかなかった。ネタバレ厳禁の作品。よくできている練り上げられた構成 。 最後の1分まで裏切ってくれた。 個人的に、まさにこういう作品を見たかったという作品。

それにして
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

当時のベトナム戦争後の米国という時系列を考慮する必要がある。 主題の一つに "知的水準の低さ及び格差"を描こうとしたことは確かであろう。 主人公は知識レベルが低い。その為、知的水準の高い女性と共通認識>>続きを読む

ザ・シークレット(2006年製作の映画)

2.7

引き寄せの法則について。考え方の一つとして参考にできる部分は多分にある。しかし完全性を供えたものとは言えない。ましてや映画の中 で言っているような"宇宙の真理"などとは言えない…というのがこの映画を見>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.6

ホラーではなくコメディ色強い。

きちんと予想を裏切ってくれる。 前向きな気持ちにもなれる。時間も長く感じない。 ハラハラドキドキもできる…と作品として卒が無い感じ。

真犯人の犯行経緯に若干無理があ
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ライオン・キング(1994年製作の映画)

3.7

幼少期のシンバとにかく可愛い!目がウルウルしてるところが最高!シンバや仲間たちがスヤスヤ眠っている姿も可愛かった!

作品はこれぞ総合エンターテイメントという感じ。喜怒哀楽すべてが90分の中に詰まって
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母が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.7

ラスト5分から一気に泣けた。死がすぐそこに迫る母親の口から"…安心した"というセリフが出た瞬間に。 そこに至るまであまり大きな見せ場はない。しかしラスト5分の為だけでも観る価値がある映画。
そして久し
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blank13(2017年製作の映画)

3.3

日本人の99%以上が摂氏数百度以上の炎に焼かれて最後は骨になる。 それは善人も悪人も金持ちも貧乏人も同じ。そして誰かが死んで誰かが生まれる…その繰りかえし…

例え残された家族にとって 許しがたい存在
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

2.6

率直な感想として、わざわざ見る作品ではないかもしれない。

ストーリーはあまり面白くない。

演出自体は見ていて退屈しないが、 血糊の演出がB 級っぽい。

あくまで個人的な感想として、 見ようか迷っ
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ステイ(2005年製作の映画)

3.4

難解。見終わった後にネタバレや解説を見ないと内容把握できない。
物語の最終盤まで状況が分からずに進む 。正直フラストレーションがたまる。

それでも後から解説読んでオチが分かっても、イマイチ納得感が薄
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.2

面白くないという感想 。長すぎる印象。 もともと取り立てて実のあるストーリーはない。主人公のハチャメチャな 部分を描きたい点がわかるが、あと30分短くてよかった。

沢尻エリカはとても美人。しかし、
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.5

"必死に生きるか?必死に死ぬか?"は実はどちらも同じこと言ってるんじゃないかと思った。そして、最後の終わり方がすごく爽やか。惚れ惚れとするような海の景観。
全体として感動というよりは、ほっこり出来る映
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.6

途中までありきたりな復讐劇サスペンスと思っていた。最後の最後で大どんでん返し。 さすがにそこまでは予想できなかった。全ての登場人物の関係性が 繋がった。

被疑者の男は何の躊躇もなく嘘が言えるタイプ。
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禅 ZEN(2008年製作の映画)

3.4

教養目的で鑑賞も想像以上に面白かった 。 道元の生涯を分かりやすく追っている。若干エンターテイメント性もある。あまり退屈しなかった。 主役の俳優すごくいい味を出している。

炊く米がなくなる という
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パプリカ(2006年製作の映画)

2.8

この映画は"夢と現実は本当に別なのか?"という質問を 投げかけている。夢というのはまだ科学でも完全に解明されていない。本当に夢と現実が別であることをはっきりと証明することはできないのかもしれない。 そ>>続きを読む

ビジネス・ウォーズ(2015年製作の映画)

3.3

期待していなかったが結構面白かった 。 軽い感じのコメディが見たいというところで注文通りの作品。下ネタ多い。わかりやすいストーリー。 全体的にB 級感あるけど、意外とお金が掛かってそうなシーンもちらほ>>続きを読む

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.0

怒りや復讐で何かを企てて悲惨な末路となったお話を収録したオムニバス。

最近コロナで世の中フラストレーションが溜まっているからか、怒りが発端となった事件のニュースを目にすることも多い。

怒りで足を踏
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.6

色々なものを犠牲にして"執念"で大成功を収めたレイ。しかし映画を見る限り、あまり羨ましいとは思わなかった。 仲間との関係を壊して、また元妻を不幸にしては幸せとは言えない。結局何を人生の優先 順位の上位>>続きを読む

トゥルー・ストーリー(2015年製作の映画)

2.9

何を描きたかったのか 見えてこない。好きなダークな雰囲気のサスペンスと思って期待したが、ハマらなかった。

記事を捏造してニューヨークタイムズをクビになった記者が、 心機一転 真実を描こうとして殺人
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.2

ゆるゆるでBGM 的に見る映画。正直目を離して別のことをしてしまった時間が長かった。 あまり熱中して見れるような映画ではない。

映像がビビットカラーで綺麗。 北海道の洞爺湖周辺の 景色が映える。ま
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.3

最後まで見ていられたが、あまり面白くなかった。3時間と長く間延びしてる。最初の移動シーンの尺が長い。以降も 淡々と大きな場面転換もなく進んでいく。

種明かしもあまり驚きなかった。
音楽もあまり感動が
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.5

壮大な世界観にどっぷりとハマれる。
その取っ掛かりとなるエピソードだった。

ルークは別行動がメイン。ハンとの絡みがほとんどなかったった。

本作より登場する人物もいる。人物相関図もやや複雑となる。シ
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.6

今まで一度も見たことがなかったスターウォーズシリーズ。わかりやすいけど凝っている演出。1977年の作品とは思えない。古さを感じない。退屈もしない。

ストーリーはきちんと"仲間"を描いている点がよい
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ディセント(2005年製作の映画)

3.4

地底人達ツルツルの肌。怖いけど、どこか憎めない。意外と弱い。

それなりに楽しめるB 級感強いホラー。

序盤、前人未到の場所でも危険を顧みず。行動が無謀すぎるだろとツッコミを入れてしまった。

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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.9

2回目の鑑賞。

登場人物が5人超えると誰が何やらわかんなくなっちゃうね。

特にブロンドとブラウンがなんか同じ部で始まるのでかぶってて、どっちがどうって一瞬混乱する。

2回目の鑑賞だったけど、序盤
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ミスト(2007年製作の映画)

4.1

完成度高い。面白かった。濃霧の中て得体の知れない生物が攻めてくる恐怖。 斬新な設定。それが生まれた背景もきちんと触れている。
テンポよく進む。 安定してハラハラできる作品。

最後の結末は驚愕。
中盤
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めがね(2007年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

綺麗な海 、穏やかな日差し、南の島の自然、焼肉、美味しい朝食、釣り、編み物、マンドリン、手作りのかき氷、物々交換、朝の浜辺での体操…そういったキーワードに心惹かれる人には是非見て欲しい。

まさに癒さ
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