Funazoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ハートビート(2016年製作の映画)

2.2

地下鉄ホームでダンスバトルが始まり、その最中にバイオリン盗まれるとは流石ニューヨーク笑。登場人物のキャラが弱すぎるうえに、ストーリーの軸になるはずの弦楽器&舞踏コンクールが上映時間の終盤の20分未満で>>続きを読む

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

2.2

O.J.シンプソン事件から着想した結果が今作になるとは、デヴィッド・リンチはやはり普通ではないなと改めて思った。事件そのものではなく、容疑者の精神状態の方にフォーカスしていて相変わらず、1度観ただけで>>続きを読む

ネバーランド(2004年製作の映画)

2.0

主人公のジョニー・デップが奥さんいるのに、未亡人と4人の息子の家族にここまで固執するのが理解できなく、主人公や子供たちと登場人物も好きになれないので感動させるには無理があった。ピーターパンを誕生させる>>続きを読む

グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

2.2

リース・ウィザースプーンが脇役で完全にスーダンのロストボーイズが主役なのには戸惑った。そういう先入観があったせいで、前半の子供達が命からがらケニアを目指す導入部分が余計に重くのしかかり、長く感じてしま>>続きを読む

子連れじゃダメかしら?(2014年製作の映画)

4.0

3人の娘を育てているシングルファーザーと2人の息子を育てているシングルマザーの異性の子育てで悪戦苦闘している者同士の恋愛という設定がハマっていて、アフリカ旅行がメインでドタバタ加減も丁度よく、安定して>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

3.5

青年期以降のヌードルスを演じるロバート・デニーロの存在感とモリコーネの劇中に流れる重厚な音楽が壮大なストーリーをより強固なものにさせていた。少年期、青年期とギャングをやっているあたりは面白いが、途中老>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.7

25年前の誘拐事件のせいで、被害者、被害者の友人と運命が狂いだしてくる感じが陰鬱なんだけど、演技力高い俳優陣で固めているのもあって意外にもすんなりと観れてしまう。アイ・アム・サムを観賞済みの状態で観る>>続きを読む

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.5

バリーの波瀾万丈な人生をキューブリック監督がとことんこだわりぬいた18世紀の貴族の世界を再現した映像美が相まって 、身分が高い人でも人生ってささやかで儚く、やるせないものだなぁと感じてしまった。
重要
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

2.2

ティム・バートン監督のチャーリーとチョコレート工場とは完全な別物。ティモシー・シャラメ演じるウィリー・ウォンカがただ男前なだけで、ひねくれた性格と独特の気持ち悪さをまといながらもカリスマ性が抜群にあっ>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

ゲームの達人からプロレーサーになる王道サクセスストーリー。グランツーリスモをプレイしたことがなくても問題なく楽しめる。自分が運転をしているかのような臨場感に引き込まれてしまった。元レーサーの師匠との関>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

2.2

冒頭のバレンシアガとH&Mで露骨に表情を変えるモデル達、食事代で大モメするモデルとインフルエンサーのカップル、豪華クルージングが舞台とテーマ的に面白くなりそうなのに、予告がストーリーの全てと言わんばか>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.2

3時間近い上映時間なのにも関わらず無駄なシーンが一切なくて、あっという間に思える程濃密なストーリーが構築されていることに驚いた。ここで、キレッキレのナートゥダンス!?といったインド映画ならではのダンス>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.0

マルチバースというただでさえ分かりにくいSF要素に加え、カンフーアクション、コメディ、家族愛や多様性といったメッセージ性の強いストーリーなど色々詰め込みすぎたせいで、話が進むにつれて馬鹿映画をやりたい>>続きを読む

シャレード(1963年製作の映画)

3.5

夫と離婚しようと決意した矢先に夫が変死し、夫が隠した25万ドルを巡って、二転三転するサスペンスな展開が楽しめた。未亡人のレジーナの恋愛感情がやたら変わりすぎるのが理解できないが、パリが舞台ということも>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.7

アスペルガー症候群の主人公シモンが自身の科学的根拠に導かれた100点満点の兄の彼女を探すというユニークなストーリーだけでなく、規則正しい秒刻みのスケジュールや曜日毎にきめられた食事でないと気が済まない>>続きを読む

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.5

競馬場の売上強盗を計画してから実行に移し、その後の結末までの魅せかたがキューブリック監督のずば抜けた才能を感じさせる。計画強盗などというものはすんなりいくはずがなく、想定外の事態が起こったり、時系列を>>続きを読む

ペネロピ(2006年製作の映画)

3.7

豚の鼻と耳がついた状態で生まれた可哀想な見た目のヒロインなのに、クリスティナ・リッチが演じているせいで、想像している以上にマイナスにはなっていない。ヒロインの部屋や話などファンタジーラブストーリーが好>>続きを読む

ベン・ハー(1959年製作の映画)

3.7

旧友に裏切られて、母と妹を地下牢送りにされ、奴隷船行きになった主人公の復讐を果たすまで死ねないという強い信念と忍耐力と気高さに明日を生き抜く勇気をもらえた。宗教が絡んでくるので理解し辛い部分もあるが、>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

3.0

夫に先立たれたシングルマザーのアリスが主役のロードムービーというスコセッシ監督らしくないなぁと思いきや、DV男役のハーヴェイ・カイテルや大人びたボーイッシュのジョディ・フォスター、下品な言葉が飛び交う>>続きを読む

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.5

謎の風習に卑猥発言連発といった常識の範疇を遥かに超えた島の人間の行動に主人公の巡査同様、ぽかーんとなってしまった。カルト映画ではあるものの、サスペンス要素があって、グロさ控えめで90分未満の上映時間で>>続きを読む

キンダガートン・コップ(1990年製作の映画)

3.7

凶悪犯を捕まえる為にシュワちゃんが幼稚園の先生になりすます話。刑事が主役ではあるが、アクション控えめで、幼稚園児に悪戦苦闘しながらも、シュワちゃん流の教育を叩き込むよって、園児達と打ち解けてまとまりが>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.2

ありふれた生活をしている女性ペアの逃避行という他に類を見ない設定がグッド。
異常事態になるにつれて、モラハラ夫のせいで失っていた自分らしさを取り戻していくテルマと気が強く勝気で引っ張っていくルイーズの
>>続きを読む

ガルシアの首(1974年製作の映画)

2.5

ガルシアVSガルシアの首を狙う追手達というストーリーを予想していただけに、今作ではガルシアが主人公ではないのに驚いた。後半こそ、サム・ペキンパーらしいバイオレンスなアクションが光るが、前半があまりにも>>続きを読む

クルーレス(1995年製作の映画)

4.0

スクールカースト上位の人気者のヒロインがお節介な世話焼きでザお嬢様な感じなのだけれど、他のクラスメイトよりもピュアで憎めない奴であったりと、性格のギャップ加減が良い。90年代のティーンのファッションも>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.5

昼は溶接工、夜はダンサーの18歳の女性が夢を追う王道ストーリーで、テーマソングの”What a Feeling”をはじめとした使用楽曲のセンスの良さと印象に残るダンスのおかげで、至って平凡なストーリー>>続きを読む

未知への飛行(1964年製作の映画)

2.5

序盤がスローな展開で、会議室でお偉いさん方が交渉や議論をするシーンばかりで、派手さには欠け、集中力を要するが、アメリカの軍事コンピュータの誤作動でモスクワに水爆を搭載した爆撃機が発進してしまうという現>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.7

母国が消滅し、帰国も入国も出来なく空港生活を余儀なくされるという絶望的な状況になってしまった男が、お金を稼ぐ方法を見つけたり、空港職員との交流を経て空港生活に順応していく設定とトム・ハンクスに嫌味のな>>続きを読む

デス・レース2000年(1975年製作の映画)

3.7

アメリカ大陸横断レースをするカーアクション。タイトル通り、普通のレースではない。轢き殺した人間に応じて点数の配分が変わり、75歳以上の高齢者を轢き殺した時が最も高得点で、病院が安楽死デーと題してレース>>続きを読む

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

2.2

常にキレまくっている若かりし頃のマーロン・ブランドがカッコいい。ヴィヴィアン・リー、マーロン・ブランドのどちらかの出演作を最低限見ていないとキツいと思う。主人公のブランチの台詞全般が痛々しすぎる。物語>>続きを読む

カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.7

火星へ向かう宇宙船の打ち上げのカウントダウンが開始された矢先に全員にまさかの"降りろ"との指令が下される出だしのハプニングのつかみが良い。ここから、3人の宇宙飛行士に課される任務が衝撃的で引き込まれた>>続きを読む

エバー・アフター(1998年製作の映画)

2.2

ファンタジー要素皆無のシンデレラ。ヒロインのドリュー・バリモアが好きでない人だったらあまり観る必要が感じられない意外性がない従来のシンデレラのストーリーだった。王子も魅力がなく、パッパラパーにしかみえ>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

2.2

スピルバーグ監督で比較的見やすいのかと思いきや、ホロコーストを題材にしているだけあって、悲惨な場面が多く精神的にこたえる。善悪がはっきりと描かれているのでストーリー的に分かりやすいけど、 3時間超えは>>続きを読む

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.0

学校をサボって親友や彼女とシカゴの街で遊ぶ1日を描いたコメディ。フェリスのことが嫌いな妹、気弱な親友、どうにか留年させたい校長などフェリスに振り回される周りの人物も丁寧に描かれている。フェリスみたいに>>続きを読む

ニキータ(1990年製作の映画)

3.5

警官殺しの不良娘ニキータが殺し屋になって、任務と愛する男と葛藤する日々をメインに描かれている。一方で、厳しい訓練を得て殺し屋になるまでの過程がおざなりだったり、ニキータ自体が殺し屋として未熟で、情緒に>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.5

30年間も半昏睡状態のレナードが目覚めるまでの前半も良いが、目覚めてからの後半の展開が凄すぎて、想像していた以上に大きく感動してしまった。医師のロビン・ウィリアムズ、患者のロバート・デ・ニーロのコンビ>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

2.5

ダミアン誕生前の話。舞台がローマの協会ということもあって、宗教的な恐怖を主としたホラーで、あまりにも日常生活に馴染みがなさすぎて、オーメン(1976)とオーメン2/ダミアン(1978)が好きな人からす>>続きを読む