fallenleavesさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

さすがの三谷幸喜作品、大変安定感があります。予告篇で観た中井貴一演じる総理大臣の「記憶にねぇって言ってんだよ! うるせーなー!」という態度の悪い演技にかなり惹かれるものがあり期待しましたが、石を頭に投>>続きを読む

俺は待ってるぜ(1957年製作の映画)

4.2

蔵原惟繕にハズレなし、を今回も実感。今回の裕次郎は『狂った果実』のようなクズっぽい感じではなく、暗い過去を抱えたダークヒーローという感じです。イメージ通りの裕次郎、安心して観られます。
どの作品でもそ
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.8

ボンボンが浜辺に遊び、美人を連れてくる。ヨット、ボート、太陽……。ん、これどっかで観たことあるぞ、という既視感にとらわれていました。衝撃のラストシーンに至り、思い出すのです。あ、これ、曽根中生『太陽の>>続きを読む

セックスドキュメント 性倒錯の世界(1971年製作の映画)

3.2

アノニマスな人々を中心につづった第一作、野々村一平を狂言回しに理想の風呂を追い求めるフィクション的要素の入り混じった第二作を経て、今作は同性愛/SM・スーパースター列伝といった趣きです。
冒頭から東
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民暴の帝王(1993年製作の映画)

3.2

小林旭、渡瀬恒彦の迫真の演技が観れるだけでも一見の価値はあるし、(別の組だけど)菅原文太と川地民夫、「まむし」コンビが揃って出演しているのも高得点。だけど、オールスターキャスト過ぎてそれぞれのキャラク>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

4.6

1970年前後の若松プロダクションに出入りする人々を吉積めぐみを中心として描いた人間劇ですが、登場人物のキャラクターが立っています。たくさんの人が出てきますが、主要登場人物はすぐに覚えてしまうほど。キ>>続きを読む

(1957年製作の映画)

4.2

京マチ子演じるジャーナリストが銀行幹部たちによる資金強奪作戦の実行犯に仕立て上げられ、逃げながら真相を解き明かす、というサスペンスものですが、軽快なテンポ、良質な脚本のおかげで、あっという間に観てしま>>続きを読む

ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

3.8

かつては押しも押されもせぬ人気ピアニストだった男が、妻の自殺を期に、名前を変えて酒場のピアニストに姿を変えて静かな生活を送っています。そこにギャングの二人組が侵入、いきなり追い回されることをきっかけに>>続きを読む

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.2

斜陽の世界をおセンチにではなく描き上げていてとても良かったです。吉原・赤線地帯の末期の話ですが、京マチ子、三益愛子、木暮実千代、若尾文子など三者三様の人物のキャラがとても立っていてよかったです。肌の露>>続きを読む

星くず兄弟の新たな伝説(2016年製作の映画)

3.2

シンゴとカンのスターダスト・ブラザーズが30年の時を経て、再び画面のなかを動き回り、歌うのを観れるだけでも僥倖というものでしょう。相変わらず、豪華キャストでお送りされる続篇です。井上順は数年前に難聴で>>続きを読む