fumikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.7

この映画を「泣ける」だとかの一言で
簡潔にレビューをしたくないのだけど
感動、興奮、情熱、無力感、底知れぬ悲哀
色んな感情が頭を巡って実際わんわん泣いた。

最後の最後、ギスとジャクソンの
対面でのタ
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.3

思春期の繊細な心の機微が
上手い具合に描かれていた。

あるよねえ、2人が良かったのに
急に3人になって、でもそれを
嫌と思う自分が嫌、みたいな複雑な感情。
本当の事を相手にうまく伝えられずに
意固地
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.6

心の底から湧き上がる面白さ!!

兄弟の掛け合いがなんともファニーで
痺れてカッコいい。
洋楽に疎い私はブルースの巨匠が
数多く出演してると聞いても分からなかったけれど
聞いた事のある曲はいくつもあっ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

家族って不思議なつながりだよね。
愛しくて、苦しくて、切っても切れない関係。

愛してる家族のために支えになりたい思いと
自分の夢を叶えるチャンスを逃したくない思いに
葛藤するルビーの気持ちが痛いほど
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

終始どことなく漂うB級感。
バカンスにほっこりウエディングに
たまに流れる不穏な雰囲気。
良い意味で、ところどころツッコミを入れながら見てました。
何でそうなるねん!と(笑)

タイムループものはあま
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.9

おもしろーーい!

これは現実?これは漫画?
行ったり来たりでハラハラして
狼狽する俊夫くんと同じ気持ちに
引き摺り込まれる。

そして何考えてるか分からない佐和子、
大して物を考えず突っ走る千佳、
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

4.0

元々YouTubeのシリーズが好きで
映画化は楽しみだったんだけど、それと同時に
2時間の長編になることで中身が薄くなったり
雰囲気映画になることを危惧していました。

でもいざ見てみたら装飾や雰囲気
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ドンテンタウン(2019年製作の映画)

3.2

不思議な空気感。
団地の空気と吹き抜ける夏の風と
ソラ役の子の歌声が良い。

どこまでが現実?どこからが空想?
境目がよく分からなく描かれているのは
手法なのか私の理解力がないのか…

気持ちよくてサ
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

まず、画がとても綺麗。
転機となる、割と重要なシーンが
広島だったからか、海や自然の撮り方が
すごく綺麗で、そこに話の重たさが加わって
ギュッと胸を掴まれるような映像だった。

なぜかどうしても育ての
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.0

途中から「ん?」と思うシーンはいくつか
あったけれど最後が謎すぎて鑑賞後は少しモヤモヤ。
伏線回収されずに終わる感じ。

それにしても田舎あるあるな感じがたまらない。
皆が皆を知っているがゆえの閉塞感
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.6

賛否両論分かれそうな映画。

キリコの強さと弱さが共存している様が
すごく人間臭くて感情移入してしまいました。
「可愛い」で塗り固めている時も
それを全部拭い去ってただ生きようと
もがいている様も、人
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.5

友情や恋愛を通したザ・青春映画!

…な、側面もあるけれどチャーリーの闇が深くて
単なる青春映画ではないようにも感じた。

こういう内気な少年が破天荒な友人との出会いから
一皮二皮剥けていくストーリー
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.3

少年少女の恋と友情の繊細さを
丁寧に可愛らしく描いた映画。
めっちゃ良かった。

ブラジルの映画なだけあって
全編通して日差しが出てて明るくて
今にも気持ち良い風を感じられそうな
空気感が清々しい。
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パターソン(2016年製作の映画)

3.7

目を覚ますと隣に大好きな人がいる幸せ。
それは夫婦にとっては当たり前のようで
当たり前ではないこと。
大切にしなきゃいけないこと。

心が豊かでいる為にも
大切にしたいことは身の回りに溢れていて
そう
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

すごくシンプル。
すごく寂しい。侘しい。
少しあったかい。
チクッと痛むものを大切にして
積み上げてきた歴史を抱きしめて
しっかりと生きていきたいね。

ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

3.0

詩のボクシング、初めて知った。
面白い大会があるものだ。

言葉は平等だ。そしてその人の生き方、
考え方、今までの人生、全てが詰まっているから
言葉は面白い!!
自由詩に乗せて、個性様々な言葉を
聴い
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

「観なきゃよかった」
最初に感じた感情。
ホラーが大の苦手な私は、
この映画の予告すら見ずに
話題になってるな〜くらいの
気持ちで観てしまった。失敗した。

ただレビューとしては評価高め。
ここまで観
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

ただただ画面が美しかった。

役者、景色、道具、ライフスタイル、
ひとつひとつが丁寧に紡がれている映画。
だからこそ尚更、ひと夏の淡い恋の
センチメンタルさが助長されているように感じた。

舞台は約4
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mellow(2020年製作の映画)

3.9

劇的な展開こそないものの、
心穏やかに見れる良い作品だった。

お洒落な花屋さんをめぐって
色んな片思いが目まぐるしく飛び交いながら
思いを伝えることがテーマになってるのかな?

片思いの先には両思い
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くれなずめ(2021年製作の映画)

2.9

いくつになってもこんな風にワイワイと
忖度なしに言いたいこと言い合って
集まれる仲間がいるのは貴重なことで、
良いなあ〜ってホッコリ見てた。途中まで。

中盤からあれ?これはもしかしてそういう展開?
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音楽(2019年製作の映画)

4.2

音楽は衝動だ!

生の音に触れた時に身体の奥底から
エネルギーがぶわーって溢れるあの感覚。
突き動かされるような、心地よいのに
ドキドキしてたまらない感覚。

あの感覚が様々なタッチで画として
表現さ
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.6

終始斉藤和義の曲が頭の中で再生され、
見慣れた仙台の街中がスクリーンに映ることに
むふふと喜び、そこに確かに存在する
佐藤と紗季ちゃんという普通の恋人。

淡々とした、温度差のあまりない物語なんだけど
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

3.8

人生の最後の最後に「最高の人生」を見つける事は
素敵な事であるようで、とても悲しい。

この2人は終わりを知ってたから
見つけに行く事ができたけど
ある日突然終わりが来る人もいる。

それでも悔いなく
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.0

今を生きる人の大多数に付き纏う
容姿コンプレックス問題。

ありのままで自分らしく生きることが
幸せだと頭では分かっていても
コンプレックスはそう簡単に拭えない。

コメディ要素満載でくすくす笑いなが
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

1.0

こ、これは…正直きつかった。

まずもう日本人で実写化するという時点で
いやいや無理でしょと思ってはいたけれど
それ以上に話があちこち飛びすぎて
まとまりが無さすぎる。
無理矢理たくさんのエピソードを
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.8

前半ははっきりとコメディ、
後半ははっきりと泣かしにきてる。
前半と後半の落差が激しいです。

あまりキャスト欄を見ずに映画を見始めて
三浦春馬の役どころがとてもつらかった。
良い俳優さんだなあ。
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.5

前編は幸田家にフォーカスされていたが、
後編は川本家にフォーカスされている。

桐山くんのまっすぐな不器用さに
「待て、暴走するな!」とハラハラしながらも
成長が見られる内容でした。
人付き合いも挑戦
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.5

原作のコメディタッチな部分は少なく、
ダークな部分を切り取った映画でした。
原作既読だけど、この映画を見て
3月のライオンってこんな内容ヘビーだったっけ…?
って改めて思い直したくらい。

有村架純の
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.6

子役の演技のうまさ含めてとてもリアルで
映画というよりドキュメンタリーのようだった。

この映画の悲しいところは
母親が完全な悪人ではないところ。
母親は子供たちを愛していたし
子供たちも母親が大好き
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.0

蒼井優って女優は本当素晴らしいな。
園子は一見普通のいい奥さんなのに
内から滲み出る情念の表現の仕方がもう…
虜になりました。

夫婦が間違いながら、すれ違いながら
本当の愛に手を伸ばすお話。

クス
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.2

この愛は、狂気ですね。
冒頭の、3人で彼女の好きな男になって
(なりきって、じゃなくもうなってる)
わいわいストーキングしてる所はまだ
微笑ましかった。
内容はかなり犯罪に染まってるけど。

登場人物
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.2

いや〜これは当人たちよりも親の物語だな!
っていうくらい子離れできない親が印象的。

相手を大切に思うことは、相手を信じると言うことは、
ある種突き放すことを意味するのではないかな。

まさに箱入り息
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

3.3

何が正しいか、で選んできたから
その先の自分の人生に自信が持てない。
何をしたいか、何を選びたいかで
歩むことが大切なんじゃないか。

簡単には言うけれど、世の中の正しさを
選ばざるをえないことは生き
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ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

3.1

人によってはとてもデリケートで
重いテーマ。
明るくコメディタッチで描かれてて
少し救われる。
愛する人の子供に会いたいという気持ちは
とても自然なことなはずだけと
それが自然に身を結ばないということ
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.9

グサグサ刺さった。
社会問題になっている要素を
これでもかと多方面から詰め込んだ事によって
この社会のどこかにいる人達を描いたかのように
リアリティに溢れている。
だからこそ見る人によって刺さるエピソ
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デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.2

ちょっと元気が出ない時に
軽く見れて笑えるコメディがいいなと
アマプラで探して行き着いたのがコレ。
公開当時から知ってはいたけれど
見る機会がなく初鑑賞。

まさに今の気分にピッタリの映画だった。
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