fyodorさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

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オッペンハイマー

 自らの欲望を実行した結果が悪だとわかっているなら、最初から実行すべきではない、という教訓を含んだ映画。

 2023年8月公開が無期限延期になって、オッペンハイマーのドキュメンタ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

5.0

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 以前映画館で観て、NHKBS映画で放送していたので録画して観た。豚より愚かで人格の破綻したプーチンやネタニヤフが、ロシアに侵略しユダヤ人を大虐殺したヒットラーと同様ウクライナに侵略しパレスチナ人を大>>続きを読む

007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

5.0

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 90年代のリベラルな雰囲気を表していて、非常に良い映画だった。Mが女性でしかも「数字の魔女」と呼ばれている。勘や感覚ではなくデータで考える、という意味で従来の「女性は感情的、男は理性的」という差別主>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

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史上最高屈指の映画

 最も感動した映画。

 一切の文句をつけようもない。

 その前に「ホロコーストは無かった」等主張する歴史修正主義者や否定論者がいるが、その主張は明白な間違いだ。
 原作にある
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

5.0

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現代の問題を反映したポアロ映画、脚本の勝利

 前作「ナイル殺人事件」「オリエント急行殺人事件」と違って現代の問題を反映させた良作となった。

 前作の「ナイル殺人事件」の評価が高くなかったために予算
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

-

 現実の何かを反映しているわけではないが、それでもおもしろい、完全な娯楽作品。第2次世界大戦でフィンランド軍の狙撃兵にして世界史上最高の狙撃兵と言われたシモ・ヘイヘを基にしている。主人公のアータミ・コ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

5.0

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 それまで豊饒な土地で生活していたネイティブアメリカンは、白人によって不毛の地に無理やり追いやられた。とりあえずこの歴史的事実を知っておくと映画は理解できる。

 日本の映画会社はホームページで大して
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マーベルズ(2023年製作の映画)

5.0

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キャプテン・マーベル第2弾。今度は女性3人が協力する映画。

 前作の「キャプテン・マーベル」はキャプテン・マーベルの誕生譚。今回はその続編で、キャロル・ダンバースことキャプテン・マーベル、子供の頃に
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

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リドリー・スコットは映画の最後に字幕で映画の意図を説明することがある。今回のナポレオンは「フランスの戦死者300万人」

 ナポレオンが活躍した当時のフランスの人口は約2900万人。ナポレオンの活躍期
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

5.0

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現代の問題を凝縮させた、女性が主役の映画。日本も世界も同じ問題を抱えている。

 2010年代は働く女性がテーマだったが、2020年代はそこから更に進歩して働き子供を持つ女性がテーマになる。

 主人
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

5.0

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007 スカイフォール
 世界金融危機(リーマンショック)の映画。スカイフォールとは "Let justice be done though the heavens fall." ラテン語で”Fīat
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

5.0

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「力の指輪」を鑑賞するための予習として改めて観たけど現代にも通じるテーマ、他者を切り捨てる保守や新自由主義は敗北し、多様性こそ勝利する、仲間を大事にする側が勝利する映画だ。

 原作者のトールキンはオ
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否定と肯定(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アウシュビッツ強制収容所に行ったので、映画「否定と肯定」を再度観ました。
 アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件を映画化した作品で、「ホロコーストは無かった。」と主張する歴史修正主義者
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

5.0

⁂ネタバレあり

 大スペクタクル映画や大作娯楽映画というわけではないので、観客大入ではなかったですが、感動する映画でした。

 時代設定は1923年でアイルランドが内戦中です。最初から内戦の話がよく
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