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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のfyodorのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 以前映画館で観て、NHKBS映画で放送していたので録画して観た。豚より愚かで人格の破綻したプーチンやネタニヤフが、ロシアに侵略しユダヤ人を大虐殺したヒットラーと同様ウクライナに侵略しパレスチナ人を大虐殺している現在、ぜひとも観るべき映画だ。

 イギリス人のプライド、と評されているがそうではない。プライドを超えた尊厳の問題だ。ネヴィル・チェンバレンの愚かな宥和政策によりヨーロッパは未曾有の戦争状態、虐殺状態に突入しナチス含めるファシスト連中はヨーロッパのかなりの部分を支配してしまった。ナチスは形式だけの講和をイギリスに要求するが所詮形式で実質はイギリスの占領になる。絶対に講和を結ぶわけにはいかない。ここで占領されればイギリスはイギリスという存在の核を失いナチスの衛星国となり、自由・自立・自主・自尊を失う。それは人間で言えば人間性の喪失であり生きる屍になることを意味する。絶対にそうあってはならない。従って徹底抗戦に出る。
 既視感があったがベトナムがそうだった。自らを秀才と自認して自分は絶対に正しいという思い上がった根拠のない虚栄心を持っていたロバート・ストレンジ・マクナマラがベトナム戦争で完全無欠の大敗北となり、1995年にベトナムにベトナムを訪問して戦争当時ベトナム外務副大臣でアメリカとの外交交渉の責任者だったグエン・コ・タクと会談した時言われたことがある。「我々は中国の属国ではない。我々ベトナムは独立と自由を勝ち取るために最後の1人になるまで戦い抜く決意だった。」そして完全大勝利にして完全独立を果たした。

 いま世界では死すべきプーチンやネタニヤフがナチスと寸分たがわず同じ愚行を繰り返している。この時と同じく世界は団結してプーチンやネタニヤフと戦い、勝ち、プーチンやネタニヤフを殺すべきだ。
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