がくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アシュカル(2022年製作の映画)

3.1

第35回東京国際映画祭 1作目

中東の民主化運動「アラブの春」後のチュニジアでの物語。建設中の住宅地が廃墟のごとく立ち並ぶなんとも不穏なロケーションで起こる謎の連続焼死事件。作中の炎には不思議なエネ
>>続きを読む

ステーキ・レボリューション(2014年製作の映画)

3.1

世界のステーキを1位〜10位までのランキング形式に紹介するドキュメンタリー作品。私がこの世で1番うまいと思っていたキアナ牛のビステッカがまさかの10位で衝撃をうけた。気候や民族性に応じて肉質、熟成方法>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.3

背伸びしてウマの合わないカースト上位の子と仲良くしたり、親に反抗して自分の進路を決めたり、性格の悪い男にひっかかったりなど、誰もが一度は経験のあるリアルなキャンパスライフが描かれていて良かった。男性よ>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.2

四畳半神話大系×サマータイムマシン・ブルースという、面白くならない訳がない組合せに期待を膨らませ劇場に足を運んだが、文句のつけ所のない傑作だった。内容こそサマータイムマシン・ブルースのトレースだが、違>>続きを読む

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

3.8

ひろゆきがタワーリング・インフェルノを見て高いところに住むのを辞めたって聞いて鑑賞。迫り来る黒煙と炎、逃げ惑う観客、崩れゆく建物と、165分の長尺を全く飽きさせない迫力と臨場感だった。エレベーターが壊>>続きを読む

星をかった日(2006年製作の映画)

4.0

ジブリ作品ではハウルが1番好きなので、これは見るしかないと、ジブリ美術館土星座の月替わりの公開日を待ち続けた。
わずか16分の短編であるにも関わらず、起伏のある物語と、想像を膨らませるファンタジー、ず
>>続きを読む

あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

3.2

今日は早く寝たいけど映画が観たいといった夜に最適。BGMと映像だけでちょっと幸せな気分になれる良作。

アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.0

借金まみれの絶望的状況に陥った会社の再建にあたり、映画でよく見る青臭い友情努力ではなく、徹底した予実管理と確実性から解決への糸口を見つけ、建設的な再建計画を立てていく様は池井戸潤らしくてとても良かった>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.4

重くリアルで決して陽気な作品ではないが、親子の絆と微かな希望が詰まった良いヒューマンドラマだった。もし自分がジャックだったらどうするか、自分がジョイだったらどうするか、外の世界を知らなかったらどうする>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.3

人は外見より内面というが、本作のように毎日顔が変わるとなると話は違う。ヒロインのイスも苦労していたが、複数の外見を持つ人物を同一人物と認知するには時間とストレスがかかる。それでも彼を選んだイスの選択と>>続きを読む

蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

3.5

今では声優がキャラクターに音声を吹き込むなんてことは当たり前だが、本作は軽快な音楽と映像のみで構成された7分間の短編映画。ミッキーがなかなかの悪ガキで現代とのギャップと感じたが、不思議と愛着が湧いてし>>続きを読む

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.2

まさにシンデレラストーリー。悪くいえば今で言うパパ活。
売春婦と金持ち男の恋愛という現実離れした設定かつありきたりな展開だったが、女の子が夢見る世界の描き方はとても上手かった。粋なホテル支配人の気配り
>>続きを読む

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.3

原作同様に内容は薄いが詩的な台詞回しが美しいラブロマンスだった。一目惚れであれほど夢中になれるのは若さゆえなのか、感情移入はできなかったが2人の初々しさは可愛らしかった。ロミオ様は顔が綺麗すぎる上に、>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

1960年初頭、白人男性ばかりが働くNASAで、超優秀な黒人女性達が活躍した実話。トイレまで片道800mなどの露骨な黒人分離に時代を感じたが、現在もそういった差別が普通に残ってることにゾッとする。そん>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

時は第二次世界大戦のドイツ、10歳の少年ジョジョを主役とした戦争映画。しかしライフ・イズ・ビューティフルのような重さはなく、反戦テーマをライトなエンタメに彩った優作だった。
個人的には、戦争の終わりが
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

ワクワクわちゃわちゃパニック

もはや最近の流行りとなっている旧作キャストのリバイバル出演と前作オマージュが詰まった大団円。危機的状況下でも新旧ゲスト揃ってわちゃわちゃしてるのは微笑ましかった。
皆さ
>>続きを読む

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.5

離婚したからといって女装して家政婦に扮するのは流石に無理があるだろ…と思ったが、あまりのクオリティの高さに納得せざるを得なかった。
最初は子供離れできないイタい父親という印象だったが、家族のために独学
>>続きを読む

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.6

キャンプ場つくろう!って盛り上がった後に冷静にコンセプト決めから始め、ガントチャートで進捗管理するあたり、なでしこ達も社会人になったな〜と謎の親心が芽生えた。ストーリーはアニメと同様にゆるゆると展開し>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.6

Wasted Nightsが好きすぎたので舞台や曲に違和感があったが、アクションシーンは前作に負けない力強さがあった。特に山﨑賢人の野性味溢れ躍動感ある動きは凄いなと。
ところで三又になびく顎髭は当時
>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.6

確かにラブ&サンダー…

元カノ(ジェーン)と元カノ(ムジョルニア)と今カノ(ストームブレイカー)とソーの掛け合いがチャーミングで面白い。
マルチバースに合理的な理由をつけては話を錯綜させる最近のMA
>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.2

To infinity...and beyond!

トイ・ストーリーでは大人気おもちゃであり、ウッディの相棒であるバズ・ライトイヤー。本作では、おもちゃではない、本物のスペースレンジャーである彼を
>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

3.5

クルエラというヴィランの誕生譚。雰囲気もストーリーもジョーカーそのものだが、ジョーカーほどリアリティレベルは高くないため、繰り返しみたいと思える良作。
クルエラが織り成す独創的な衣装の数々が素晴らしく
>>続きを読む

エルム街の悪夢(2010年製作の映画)

3.2

寝ると夢の中で殺されるというシンプルなコンセプトで昔から愛されている本作は、斬新な演出が多く、30年経っても色褪せない世界観に驚かされた。授業中であれ、入浴中であれ、眠ってしまえばフレディの餌食に… >>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.4

エンドゲームへの橋渡しになるとても重要な作品。大小と大きさを変えながら戦うアクションシーンはシンプルかつ斬新で面白い。MCUの中ではユーモア溢れるコミカルな作品だが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.3

プロテクターズにならなくてよかった。

キャプテン・マーベル自体と他のMCU作品の繋がりは薄いが、作中ではアベンジャーズの名前の由来など、MCUが歩んできた裏設定の伏線を綺麗に回収しており、ファン想い
>>続きを読む

映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

3.7

トップガンの直後に見たせいで気持ちの切り替えに時間がかかった。完全に抱き合わせミス。

男女問わず人気のある五等分の花嫁。アニメ2期の続編であり完結編である本作は待望の映画化を果たし、ついに公開された
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

Don't think. Just do it!

オープニングから心を鷲掴みにされ身動きがとれなかった。必観すべきはなんといってもスカイアクション。F-18の機体内外に取り付けられた数多のカメラ映像
>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.8

MCUはシリアスな場面が多いが、本作は物語の根幹に触れつつも、軽妙でコミカルなノリが増強され、くすっと笑えるシーンが多かった。
クインジェットの声紋認証で、自分は「Point Break(サーファーく
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.7

戦略や駆け引きはなく、全員ノリだけで物事進めるくせになんだかんだ上手くいっちゃうところが面白い。
ロケットは相変わらず性格悪いし毒舌だが、無邪気なベビー・グルートに振り回されてるのが可愛らしかった。
>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.7

カーチェイス、空中アクション、フィジカルアクションと、スピーディーかつ重厚なアクションが多く、加えてヒーローの個性を活かしたスタイリッシュな1on1が見どころの作品だった。
戦争になるとあのコスチュー
>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.3

ロキに洗脳された影響で、服を着ていると落ち着かなくなってしまったエリック博士。完全にネタキャラへと成れ果てた。たのむからパンツを履いてくれ。

そんな本作ではソーとロキの最強タッグが見どころ。特にソー
>>続きを読む

レアエクスポーツ 〜囚われのサンタクロース〜(2010年製作の映画)

3.3

これこそフィンランドホラー

恐ろしいサンタクロースが発掘されるところから物語は始まる。一面に広がるサンタクロース、全裸、モザイク、B級感満載のとんでも作品だった。
黙ってクッキーを食べながら捕まえた
>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.5

広告キャラクターとして誕生したキャプテン・アメリカが本物のヒーローに。

スティーブンのガリガリ期やトニーパパの現役時代、カーターとの恋愛模様やナチスとの闘争を見ることができ、原点にしては盛りだくさん
>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.4

「Thursday(木曜日)」の語源が「Thor's day(ソーの日)」だったなんて…。
本作ではソーの武器であるムジョルニアの万能性に驚いた。稲妻を操ったり、空を飛んだり、習字をする際の文鎮に利用
>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.3

ガンマ線を大量に浴びて巨大化するという設定はやや強引な気がするが、エンドゲームでちゃんと役割を果たしていたので文句は言えない。
今となってはアベンジャーズの一員であり危険因子でもあるハルク。名前の由来
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.7

MCUの新たな挑戦、マルチバース。

本作は副題のとおり、多元宇宙をテーマにしたストーリーであり、別宇宙に移動できる少女アメリカの登場によって、MCUは壮大かつ複雑なスケールへと発展した。全てを理解す
>>続きを読む