AKIRAさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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空白(2021年製作の映画)

4.4

見た目で判断しがちな社会や、その都度のネタを追いかけるマスコミの空虚。ディスコミュニケーションから生まれる悲劇。

しんどい映画だけど、それだけじゃない。
心を前に向かせる何かは、たしかにある。そう伝
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

「藪の中」形式で三者三様の視点で真実に迫る迫真のドラマ。
まさに死闘な決闘シーンのパワフルはもちろん、重層的な脚本(ニコール・ホロフセナー、ベン・アフレック、マット・デイモンによる共同脚本)を巧みに映
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.1

ヤクザの親分ドンス(マ・ドンソク)と刑事テソク(キム・ムヨル)が組んで、連続殺人犯を追う!

ありそうでなかった設定を、シンプルながらも味付けを随所に施して痛快エンタメに仕上がっている。

バディもの
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

重厚感のある戦闘シーンが見どころ。
重力下だからこその機体の重みを感じた。

Ξ(クスィー)ガンダムとペーネロペー、ごついな!


ギギ・アンダルシアは何者?

ケネスは話の分かる男な感じがする。
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機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

4.0

サイコフレーム撲滅活動は、ダブルオーのソレスタルビーイングっぽい。
ストーリーは、Zガンダムのアップグレード版といった印象。
ニュータイプをめぐるドラマの到達点にも思えた。
散っていった魂とともに。
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

4.0

ヒナを守るため、奇妙なタイムリープを繰り返す羽目になった武道。
腕っぷしの弱さ、情けなさを自覚して、強くなっていく姿がいいね。

かわええなオイなヒナ(今田美桜)を中心に、メインの3人(北村匠海、山田
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.0

上林(鈴木亮平)の狂犬っぷりのせいで抗争が再燃。あぁもう・・・の連続でストーリー性は薄い。
大上さんが憑依したように、裏の顔を濃くしていく日岡(松坂桃李)・・・。
狼を追いかけるラストが示唆的で、そこ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.1

キャラ画と声がミスマッチに思えて、しばらく入り込めなかったがストーリーに興味が出てくると夢中。映画好きに刺さるセリフやシーンも多々あって、面白かった。

「ハリウッド」ではなく「ニャリウッド」など架空
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.7

大事なものが次々に奪われてゆき、悲嘆に暮れ、もう寝る!目が醒めたらえらいこっちゃ!
璃子のため、自らの行動の責任を取るために宗一郎は行動する!

締めはクサい。このやろーという。冷凍睡眠が優秀すぎるや
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.0

前作よりドラマ性があって面白かった。
父親がいなくなったことで、家族の絆が強まる。活路を開くリーガンがナイスファイト!
ジャイモン・フンスーがあっさりで気の毒・・・。
あと弟よ。大怪我をした時は、声が
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

2.0

原作と同様にクドイ。メッセージにしようとしすぎなセリフの全てがクドイ。
芦田愛菜を筆頭にした声優陣とアニメーターのおかげで、画は最後まで見てしまえるけれど。
上を向くことを諦めないのはいいことだけどさ
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

2.0

愛を感じられない演出が気になって全然響かなかった・・・。
ひどい事態になってゆく終盤に溜め息。
なんだよっていう・・・。

HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.0

人物画が描けねぇーと彷徨い、海に辿り着いて閃いて波を描いたかと思えば、加齢が早いし、旅からすぐ戻るし、青の顔料をなぜか浴びるし。

唐突が先に立って、ドラマが見えてこなかった。

阿部寛の蔦屋重三郎だ
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.5

オンライン試写会にて。
「ナショナルトレジャー」をルパン三世テイストにした感じ。

ドウェイン・ジョンソン×ガル・ガドット×ライアン・レイノルズという配役だけで成功だし実際、3人の掛け合いが楽しい。
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.0

りんちゃんの孤独をスルーする謎な演出が気になった・・・。

砂浜に寄りかかるためにうってつけの流木があったりする演出・・・。

固定観念の近くをなぞっているだけに感じた。

凪沙は、一果の成長のために
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

4.0

1995年版をアップデート。
倒し方がパワーアップして、えぐい。血みどろ。

奥義発動して強くなる設定が分かりやすい。

序盤以降まどろっこしいけど、気が付けば「このやろ!」「やっちまいな!」「よっし
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

気の短さから、いざこざを招いてきた三上。短気は損気。

短絡的な目標設定や、力を振るうことを是とする振る舞いを続けていたが、出所後は要所要所で背中を押されて、次第に自分を見つめられるようになり未来が見
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

老いに伴って病んでいく不安と孤独を、認知症への理解も込めた演出で丁寧に。
それを体現したアンソニー・ホプキンスが見事。

彼が感じている時事刻々の混乱を追体験させる作りで、見ているほうも混乱へ導かれる
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

4.0

ドタバタだけど筋道が通っていて、心地よく楽しい。
ピーターとビアを通して、自分を見失うことの怖さを伝え、冒険を経て元どおり!
ピーターラビットたちのやんちゃなもふもふが前作以上に可愛い。映像技術向上す
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

“普通”なんて気にすることは全然ない!
自分に嘘をつかないことがいちばん。

笑顔で坂道をのぼる2人のラストがいい感じ。

成田凌、清原果耶の2人が好演。
しゃべりたおす清原果耶めっちゃ新鮮。面白かっ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.6

これまでの歴史に縛られたり、コンプライアンス重視になったり、冒険する気持ちが萎えたり、いい感じの本屋が町から消えてしまう喪失感。そして新しいことが始まる高揚感。

出版業界に薫風を吹かせるような機知に
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

現実を見る妻。
稼ぐことこそ家族のためだという夫。
母親似の現実的な娘。
心臓に不安を抱える息子。

夫婦が健全な働き者で、悪事に手を染めないのがいい。

たまにガラの悪いおばあちゃん面白かった。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

-

恋の栄子もとい栄枯盛衰をリアルに身近な物語として描き出す。

意気投合、ラブラブ、やがて惰性。

「価値観や趣味が似ている」「話が合う」。
重要なんだけど、それだけでは長くは続かないんやなぁ。

はぁ
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

4.0

実写との融合がめっちゃ自然で、愉快な画面が連続!

トムとジェリーの代名詞であるドタバタはもちろん健在で、様々なパターンで2匹の攻防が展開。

ピタゴラスイッチに笑った。


賑やかなドタバタだけでは
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.5

人前で話す時に吃音になってしまう志乃ちゃん。
クラスメイトのかよちゃんに出会い、少しずつ心を開いて歌も歌えて世界が広がっていった。しかし、菊池君の登場により2人の関係に亀裂が入ってしまう。はたして、そ
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

4.0

「気になる」気持ちから始まる「好き」という感情。
そこに、もれなくついてくる厄介な様々案件をみずみずしく。

波風立てたくない、傷つきたくないと思いつつも告白。
”失恋から前を向けるんだ”を体現した由
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アクアマン(2018年製作の映画)

5.0

興奮度MAXの海中バトルがスゴい!
コントラスト鮮やかで対比くっきり。激戦なのにごちゃごちゃしていない画面。

人間によるゴミ問題、異種間ロマンス、宝探しアドベンチャー、パワフル&スピーディなアクショ
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太陽の塔(2018年製作の映画)

4.7

傑出したアーティスト、岡本太郎によるビッグバン創造「太陽の塔」が放つ底なしの魅力に迫る秀作ドキュメント。

示唆に富み、細胞を刺激する言葉と映像の数々にワクワクした!

探求とモノづくりの希望に満ちて
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.5

ヒーロー祭りのお祭り騒ぎに胸熱、高揚。
見せ場が盛りだくさん。(美味しい具材を全部のせ状態)

興奮のち呆然。

終盤は衝撃の連続で息を呑む。

激闘は終わらない。
2019年公開予定「アベンジャーズ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

2D鑑賞でもじゅうぶん楽しめた。

80年代の名作映画やゲーム、日本のポップカルチャーへのオマージュ、リスペクトが細部まで敷き詰められた世界観に極上の幸福感を味わえた。
アラン・シルヴェストリの音楽も
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.0

ツッコミどころが散見して乗り切れなかった。
アマーラを主人公にすれば森マコからの継承にもなってドラマ性アップしたかも。

無人機になったり合体したり怪獣がなにげに万能で笑った。