【静的マトリックス 】
タイムループというよりアクションが無いマトリックス 、つまり、静的マトリックスという感じだ。
製作者が意図的にしたのか否かは分からないけれども、恋人を殺された怨恨で犯人と思>>続きを読む
【嗚呼アメリカ】
これをやってのけてしまうのだから、アメリカという国は底知れない力を持っているんだなと思う。中には教会の修道女のような人もいたし。
反面、大きな反動もあって、それが今の分断を背景に>>続きを読む
【人間を見つめる】
※スイス・ ロカルノ国際映画祭の2019年最高賞・金豹賞受賞作品。
ロカルノ国際映画祭は、濱口竜介監督の映画「ハッピーアワー」のアマチュア主演女優四人(川村りら、三原麻衣子、菊池>>続きを読む
【長編ミュージカルへ】
映画「ヴィタリナ」との併映される短編ミュージカル作品。
上映後、ウェブでペドロ・コスタ監督と繋いだティーチインがあった。
この「火の娘たち」は、チェーホフの戯曲「三姉妹」>>続きを読む
【サイモン&ガーファンクルの痕跡を考えてみる】
原作を読んでいたが為の無理やりレビューな感じだ😛
川村元気さんの小説は構造小説だなんて批判をする人はいるが、あの売れっ子ミステリー作家には敵わないで>>続きを読む
【嵐の前の静けさ】
待ってたやつ。
映画はまだ前半部分なのであれこれ書けないけれども、これだけ沢山の世の中に蔓延る違和感をプロットしながらも、善悪二元論のような明らかな二項対立に落とし込むことなく>>続きを読む
【多様性と調和/チョコロンな世界】
とても政治的メッセージの強い作品だと思う。
ヴェルクマイスターを批判して、7つの音階だけで構成して…なんて今更言われても、音楽家は困るだろうななんて考えるのは僕>>続きを読む
【ちょっとした解説を試みたいと思います】
「英国式庭園殺人事件」とは、かなり不穏な邦題タイトルを考えたものだなと思ったりするのだけれども、実は、努力の跡も伺えるように感じる。
それは、後で…。
オ>>続きを読む
【溝】
最初にこんなことを書くのは実はかなり不本意だなのだけれども、映画公式サイトのキャプチャー「未解決事件、それは人間の欲望を刺激する」とか、一部映画メディアの「(刑事が)闇に飲み込まれていく」と>>続きを読む
【変な……話】
オカルト好きの人がYouTubeを検索したら絶対に目にするように思うYouTubeチャンネル「雨穴」の代表的な変な家の話をベースにした作品だ。
再生回数1600万回越えと書いてある>>続きを読む
【神はいるか】
A24の配給で4Kリマスターされた作品だ。
制作から四半世紀という時代を経て、πに対する神秘感は一層薄れてしまったが、「神の数式」を明らかにしたいという数学者としての探究心と、金銭>>続きを読む
【届け】
夢やぶれ、夢を諦めなくてはならなかった友人や、理由は違えど大切な人を亡くし、胸が張り裂けそうな悲しみを抱え生きている人に届くような作品であれば良いと思う。
全体としては応援したくなる作品>>続きを読む
【ドラゴン】
※ Netflix作品
鳥山明さんがお亡くなりになられて悲しい。
ドラゴンが登場するらしいと知ってNetflixをポチってみた。
“舞台は中世らしき世界”
“活躍するのは女性”>>続きを読む
【アイデンティティ②】
※ デジタルリマスター、リバイバル
何人(なんぴと)も成長させてくれた過去があったのだ。
「デ・ジャ・ヴュ」から一転、個人的なアイデンティティが形成される様をヴァランタン>>続きを読む
【アイデンティティ①】
※デジタルリマスター、リバイバル
何人(なんぴと)も過去から逃れることは出来ないのだ。
スイスの歴史へのアプローチも含めて面白い内容だと思うのだけれども、邦題になった「デ>>続きを読む
【世代間ギャップ/◯野◯吾的(笑)】
展開のスピード感や目まぐるしさに鑑賞後、逆に違和感を覚える作品だ。
中国の小説が原作で、中国では配信ドラマ化されて驚くほどの再生回数を稼いだらしい。
“たぶ>>続きを読む
【交錯する歴史、民族、文化、宗教、血脈、国・地域】
「DUNE」はSFの原点だ。
そして、その示唆的な叙事詩は映画化が困難とされる壮大な内容だった。
これを打ち破る予感が映画「DUNE」にはあった>>続きを読む
【リュック・ベッソンの美学/神の宣託】
物語としての斬新さや、一貫したアンチ・ヒーロー像など、個人的には「フィフス・エレメント」を観た時以来の鮮烈さだ。
もう少し言えば、アンチ・オーディナリー・ヒー>>続きを読む
【人間であること、生きること/音楽の力⑥】
※ Netflix作品
※ アカデミー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞、撮影賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、音響賞ノミネート
序盤のベッド>>続きを読む
【予想を超えてくる展開】
※ Netflix作品
※ アカデミー賞撮影賞ノミネート
※ ベネチア国際映画祭脚本賞
B級作品なんて意見もあるが、思いがけずとても面白かった。
モノクロの画像に格調高>>続きを読む
【神が宿る音/音楽の力⑤】
※ Netflix作品
※ アカデミー賞歌曲賞ノミネート
ドキュメンタリー映画として既に複数の映画賞を獲得している作品だ。
思いがけず素晴らしいドキュメンタリー作品に>>続きを読む
【March for Our Lives(命のための行進)】
※ Netflix作品
※ アカデミー賞主演男優賞ノミネート
アメリカの現在にも繋がる物語として観てほしい気がする。
人種による差別>>続きを読む
【自由!】
※ Netflix作品
※ アカデミー賞長編アニメ作品賞ノミネート
示唆的だし、アニメ作品として満点ね。
ショーン・コネリーとクリスチャン・スレーター主演で映画作品にもなったウンベル>>続きを読む
【癒すもの】
※ Netflix作品
※ アカデミー賞短編実写映画賞ノミネート
短編らしく短いレビュー。
辛く言葉も見つからない。
無差別殺人じゃなくても、最近判決が出た東名の走行妨害による死亡>>続きを読む
【死者の声/聞こえないはずの声を聞く③】
※ Netflix作品
デジタルだとか、AIだとか言うけれども、僕たちの人生も、そして想像力もきっとアナログなのだと思う。
この「パレード」は観た人それ>>続きを読む
【ラストクリスマス/音楽の力④】
※Netflix作品
友人との思い出もあって満点。
僕の友人にワムのことが大好きな女性がいた。
地下鉄の駅で電車を待っている時に、一度間違って僕が「ワオがさぁ…>>続きを読む
【リフト?笑】
※ Netflix作品
「アーガイル」よりこっちの方が面白い気がするのは僕だけなんだろうか。
この作品でも匂わせているように、テロを起こしてターゲット企業の株を空売りして大儲けす>>続きを読む
【苦悩からその先】
※ Netflix作品
アインシュタインも核兵器開発を巡り、そのきっかけを作ってしまったとして苦悩した科学者の一人だ。
まもなく日本でも映画「オッペンハイマー」が公開されるこ>>続きを読む
【寄り添い繋ぐ/音楽の力③】
※ 午前10時の映画祭リバイバル上映
僕の大好きな作品のひとつだ。
映画「愛と哀しみのボレロ」は、フランス、ロシア、ドイツ、アメリカと国・地域を超え、4つの家族が世>>続きを読む
【聞こえないはずの声を聞く②】
※舞台挨拶付き
※ローマ国際映画祭最優秀初長編作品賞
本当は聞くことが出来たはずなのに聞くことを躊躇い、聞かなかった声を聞く旅のようなストーリーだと思う。
僕たち>>続きを読む
【聞こえないはずの声を聞く①】
声を発することが出来ない人、敢えて声を発しない人、そして、死者の声を聴くような作品だと思う。
さらに、こうした人は存外に多いのだ。
いきなり横道に逸れて申し訳ない>>続きを読む
【あ〜、〇〇ル】
アーガイル柄って似合わないんだよなあ、僕。
ほとんどの日本人も似合わない気がする。
似合うとしたら女子中学生とか高校生くらいじゃないか。ほんの短い間だけ似合うってやつ。
知っ>>続きを読む
【言葉の無限の可能性】
※公開10周年のリバイバル上映
酔った勢いでプロポーズするのは「ダサい」か!?
確かに「ダサい」笑
NHK BSでドラマ「舟を編む」が池田エライザさんなど主演で放送開始>>続きを読む
【人柄/音楽の力②】
※ Netflix作品
テイラー・スイフトは、2024年2月5日のグラミー賞年間最優秀アルバム賞の受賞や、日本公演からの蜻蛉返りで2月11日のNFLスーパーボウルに駆けつけた>>続きを読む
【シンディ大好き/音楽の力①】
※Netflix作品
ブームダウンラッツのボブ・ゲルドフがアフリカ難民救済を掲げてライブエイドを行ったのと、この「USA for Africa」は、僕たちの世界は、>>続きを読む
【希望】
先ごろ4Kレストア版が公開された「テルマ・アンド・ルイーズ」が女性版アメリカン・ニューシネマだとすれば、この「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」は、差し詰めアメリカン・ニューシネマがドイツと>>続きを読む