田中元さんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

ブッチ・キャシディ 最後のガンマン(2011年製作の映画)

3.4

まるで『明日に向って撃て!』の続編であるかのような紹介のされかたをしてると思うがそういう視点で観るとおそらくかなり期待を裏切られることになるでしょう。全く続編なのではなくあくまでも同じ実在の人物を題材>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.7

大量のキャラクターを見事に捌いててものすごくうまくまとまってるとは思うんだけど、MCUフェーズ2がどれもこれも傑作揃いだったため印象かすむ。あと、どうせお祭り映画なんだから、いつものあの人やあの人、さ>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.7

30年ぐらいぶりに再見。ニューシネマ的なもう若くないという切ない気持ちを抱えつつふざけた会話ばっかりする2人にぐっとくるのはもちろんですが、「西部劇」としても相当良く、マカロニ主体で観てる目にはボリビ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり旧作の生身のアクションの迫力にはかなわないなあとか、IMAXじゃないけど3Dで観たところどうも2Dで撮影したのを後から3D加工してるっぽいなあとか、もっとスピードあげろよ!とかいった気になる点>>続きを読む

キャット・バルー(1965年製作の映画)

3.3

主人公キャット・バルーや相手役よりもその周囲のキャラクターばっかりに目が行く映画だった。酔っ払いガンマンはもちろん、先住民ジャクソンやまだ生きてたブッチ・キャシディとか。で、キャシディが出てきたので次>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.7

公開時以来の再見。初見時はラストにものすごくぐっときたのだが、今回はやっぱり面白いけどそこまでぐっとはこない。なぜなら今回鑑賞したhulu版には公開時と異なりラストに流れる「110番街交差点」に日本語>>続きを読む

モンタナ 最後のカウボーイ(2009年製作の映画)

3.6

放牧旅が過酷すぎて途中から『フルメタル・ジャケット』の上官レベルの罵詈雑言が止まらなくなるところで笑う。

残酷女刑務所(1971年製作の映画)

2.9

『女囚さそり』みたいな設定ながら、出てくる拷問は『けっこう仮面』みたいなセンス。

ワイルド・パーティー(1970年製作の映画)

3.5

一見深刻そうなふりして見事にペラッペラな内容を畳み掛けるようなテンポで一気に見せ切る、職人芸とはこのことか!と思わざるを得ないおっぱい映画。

ネバダ決死隊(1952年製作の映画)

3.3

印象は地味ながら籠城して動きのない状況を飽きずに楽しめてなかなかの拾い物と思うが拾い物というには出演者とかいろいろ豪華で単に自分がこの映画を知らないだけかも知れません。

黒いジャガー(1971年製作の映画)

3.2

数本だけ観た後のブラックスプロイテーション映画群に比べてかなり出来がいい作品なのだが、それよりなによりIMdbによれば主人公シャフトがなぜかゲーム版『スカーフェイス』にも登場してるらしいことが気になる>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.2

再見。CSでやってたので頭だけ見直すつもりが最後まで観てしまった。

ダイナマイト諜報機関/クレオパトラ危機突破(1973年製作の映画)

3.2

同系統の『コフィー』や『フォクシー・ブラウン』より演出等のクオリティは上だが主演女優の魅力は完敗。

フォクシー・ブラウン(1974年製作の映画)

3.3

いい加減さは『コフィー』と大差ないけどゴージャス感は倍増。

コフィー(1973年製作の映画)

3.2

安っぽさを承知で観てたら予想外にひきずり殺しに迫力があってびっくり。

ドノバン珊瑚礁(1963年製作の映画)

3.0

いろんなことがどうでもよくなるいい加減な映画だが、こうなるんだろうなあとおもってるとやっぱりそうなる、ある意味呑気で気楽な快作といっていいのではないでしょうか。

脱出(1972年製作の映画)

3.9

都会の人が田舎に行ったら大変な目にあう映画はいろいろありますが(『悪魔のいけにえ』とか『2000人の狂人』とか『キャビン』とか『ホステル』とか『イージーライダー』とか『ヒルズ・ハブ・アイズ』とか、観て>>続きを読む

ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)

3.2

凄まじく不謹慎な映画で心浮き立つのだが、これほどのタブー破りをしたにもかかわらずそれに見合うほどのインパクトには少々欠ける。結構いいところまでいってるんだけど、まだまだ振り切ってないというか。

プライマー(2004年製作の映画)

3.4

数時間前に戻れるタイムマシンで過去に戻ってすでに手に入れた知識と経験であれこれしようとするが過去には当然のごとくその時間での自分がいるので鉢合わせしないように画策、のつもりがいつしか知ってる過去と微妙>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.7

タイトルとポスターから長年勝手にグリーナウェイみたいな濃密な感じと思ってたら、カウリスマキみたいなとぼけた雰囲気の、でももっと感動的ないい映画だった。

崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.6

先日たまたま読んだドナルド・ホーニグの「二十六階の出来事」という短編小説(『ミステリマガジン』1980年9月号掲載)が飛び降り自殺しようとする男をいろんな人たちが止めようとする話で、そういえばそんな映>>続きを読む

フェリーニのローマ(1972年製作の映画)

3.3

ローマについてのコント集というかエッセイ集というかスクラップブックみたいに観ればいいんだろうなあと思うが、しかしフェリーニの祝祭的な映画っていつもいまいち乗り切れないまま終わってしまうのであった。娼館>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.2

『マッドマックス3』のつもりで観るとインフレ起こしてちびっこだらけでスマートさが失われてほとんど『ウォーターワールド』みたいでがっかりだが、最初から『ウォーターワールド』みたいな映画のつもりで観ればま>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.6

10年ぶりぐらいに再見。記憶してた以上に素晴らしい。

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.7

ちゃんと通して観るのはおそらく約35年ぶり。とはいえ断片的には何度か観てるので記憶と違うところなんてないのだが、クライマックスってこんなにあっさりだったっけ?

哀しき獣(2010年製作の映画)

4.0

『チェイサー』的な期待で観るとややおとなしい印象なんだが、中盤からの怒涛の盛り上がりがすげえ!『チェイサー』の方が全編緊張感漲ってて好きだが(だったら『チェイサー』をもう一回観ろって話なんだが)。

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.0

ラスボスがムロツヨシ似、とかはどうでもよくて、どう決着をつけても全面的なハッピーエンドは無理なことにちゃんと自覚的でいい感じ。

バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.1

午後のロードショーあたりで予備知識なく偶然観たらかなり得した気になると思うけどシナリオはひどい。