gdbsdtaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

2.9

酒屋継いでる長男と呆けてしまった母が暮らす実家へ突然東京から弟が帰ってきた話。

長男の事はもう忘れてしまいお手伝いさんだと思ってる母、仕事はしっかりやるも、なんとなく希望の無い日々の兄、今度結婚する
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わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

3.5

4兄妹、親が亡くなり実家の寂れた商店をどうしようかと、売りたいやつ、残したいやつ、兄弟の立ち位置によって違うが、それぞれ必要に迫られ決断していく。

パワハラ気味な言葉が強い妹が軸となり展開、仲良しこ
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木を植えた男(1987年製作の映画)

3.7

作品集の中ではこれが1番時間も長いし、しっかりナレーションもあったりで映画らしい映画になるのか。

中村哲さんの映画を思い出した。
最早お勉強している感じ。
でもアート性がしっかりあるから説教くさくな
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クラック!(1981年製作の映画)

4.1

作品集DVDの中では、これが1番好き。
高畑さんのかぐや姫のは、これからかなり影響受けていそう。
10数分の中に色々なものが詰まってる。
絵と音、展開、どれも素晴らしい。
夜の美術館がこんなだったらっ
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柳と風(1999年製作の映画)

3.8

教室の窓ガラス割った少年、今日中にガラスを入れなさいと先生に言われて、どうにかしようとする話。

学校が業者呼んで取り付けして、先生や親にこっぴどく怒られるって感じではなく、お前が割ったんだから親とか
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

3.7

昔見たのはまだ高学年くらいだったから、生理の話とかなんか気まずくて、話があまり入ってこなかった印象がなんとなくある。

三姉妹末っ子の主人公が、過去の自分を振り返り今を生きる映画で、子供時代の回想と、
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

3.9

これもテレビでは断片的に見た事あったけど、しっかりと通してみたのは初めて。

序盤が特に好きだった。
シータのすーっと降りてくるやつとか、朝っぱらから日光浴びながらトランペット吹くやつとか、やべーとな
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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

3.3

息苦しさのあるアイルランドからロンドンへ、母親と愛を探しに逞しく生きる、美しきトランスジェンダーの話。

なかなかの波瀾万丈人生だが、性格が格好良いのだろう、しみったれた展開にはならず、強くも気高く美
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.2

自分で創っていながらも本意ではなく気に入ってないクソな作品が何故か世の中に評価されまくって困惑しちゃう小説家の話。

かるーく笑えたり、たしかにそういう風潮あるなとなったり、そこそこ楽しめたが、ラスト
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ルー・リード:ロックンロール・マイハート(1998年製作の映画)

3.6

ルーリード本人も出ていて、あの時はこうだったよとか語ってたり、著名なミュージシャン達も、彼や彼等の音楽に影響うけたよと、思いを語る。

ジョンケイル、パティスミス、デヴィッドボウイ、ソニックユース、ト
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パレード(2024年製作の映画)

3.3

なんでか生と死の狭間にいる人達が各々のやり残した事をする群像劇。

Netflixオリジナルで役者陣は豪華だが、
分散して薄まった感はある、それぞれいい話だとは思うが。

そんな事もできちゃうんだとか
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.3

深夜ラジオの仕事を始めた離婚したばかりのシングルマザーが、若き家出少女と出会い、二人の子供が住む家へ招き入れる。

悲しみに暮れる日々から少しづつ状況が変化していったりと、大きな出来事は無いが穏やかに
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

3.8

なんで日本で撮ったんだろうか気になる。
しかも遺作?
外人の撮る日本って新鮮でいいな。
ドキュメンタリーのようにリアルに映し出す手法は舞台が日本でも変わらず。

車を流すのもせわしない東京だが爺さん運
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.4

いまいち乗り切れない話だったけど、
昭和の懐かしい感じが心地良い。

ハワイ行ったりさくっと数万円他人に貸したりふらっと高知から東京行ったり色々と驚きが。

悶々とする事も無く、あーそーだった実はって
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.0

旦那に失踪された女の話。
そりゃあいい話な訳はないが、
いまいちピンとこない会話。
癖強い煙草屋のおっちゃん、、。
なんでか謎の
大熱唱探偵リリーが良かった。
あとワンコかわいい。
題名ビルエヴァンス
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ウィスキー(2004年製作の映画)

3.8

小さな寂れた靴下工場経営しているオッサンと従業員の女性、オッサンの弟との数日の話。

比較的女性目線で話が動いていくので、兄と弟の対比がみてとれて面白かった。

ほんと雰囲気がアキカウリスマキみたいだ
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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

3.4

ジョニーキャッシュ、渋い声でたまーにききたくなる。
駆け上がって薬で落ちて色々迷惑かけてしつこく迫る受刑者にも愛された黒服野郎。
ホアキンもリースも歌ってたのかな、音楽も演技も良かった。
同年にジョニ
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ハートブルー(1991年製作の映画)

3.3

FBI囮捜査物。
対象の覆面強盗団はサーファー。
その中のリーダーとは馬が合ってって話。
サーフィンやったりスカイダイビングやったり青春物みたいにも楽しめた。
銃片手に飛び込みはイカれてる。
ラストも
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.1

初めて最初から最後までちゃんと通して見た。
当時はまだ幼すぎて王蟲とか飛んでる虫とかなんか怖いイメージ、何度もテレビでやっていたが、部分的にみては今はいいかなと遠ざけてました。

地方まで巡ってきたジ
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クロッカーズ(1995年製作の映画)

3.3

見てない気がしていたが過去に見ていた。
スパイクリーとスコセッシに、ハーヴェイというだけであがるが、中身はスパイクリーらしい問題提起系。
治安が悪くドラッグ売って暮らすが上のやつや警察の圧力が強い、胃
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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

2.5

いやーまいった、さっぱりささんないし、わかんない。
なんか終盤ヘラヘラがマックスになってきて、ラストでえっとなったんだけど、これって怖い話って事?
飴ちゃんが何処かに連れていってくれるのはわかったんだ
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

2.8

爺さんがバスで遠くの目的地まで向かうロードムービー。

長旅で起こる良い事悪い事、ちょっと細かく詰め込み過ぎてそれぞれの話が浅く感じた。
一個のストーリーをじっくりの方が好み。

SNSの使い方も好み
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.6

皆仕事が無い貧困時代、チャリあれば仕事やるよと言われて、質屋に入れてたチャリを大事なシーツと引き換えにゲット、るんるんと調子良くチャリで仕事場へ向かったが、まさかの作業中にチャリ盗まれてぶち切れ、何が>>続きを読む

バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

3.3

近くて遠い西へまさかの気球で。
誰でも出来る訳ではない、シュタージはそこらじゅうで監視している。
気球は自作で買って縫って隠してと労力が半端ない。
乗ってても怖いんだろうな。
酷い時代の実話。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

気狂った映画観に行ったけど、
よくわかんなかった方が際立つ、
そしてすげーなげー。
終始面白映像でしたが疲れました。

ある意味ロードムービー?
序盤、中盤は好きだった。
笑えるし怖すぎる序盤。
すん
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.1

寝れない、調子悪い、鬱かもって事でカウンセリングに通う、似た感じの近くに住む男女二人のそれぞれの話。

交互にみせるからなんかあるんでしょう。
いつなのさ、もしや定番のあのパターンか。

特別あがるシ
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.3

自分を中心に、とにかくみて欲しい、他者へ自分を発信するにあたって、映えの向きが信じられない方向へ飛んでいくぶっとび女の話。

中盤までは見応え充分。
やべーやべーと最初は笑えるんだけど、
次第に全然笑
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.2

幼い頃からバレエで生きてきたが訳あって挫折、新たな道を探す。

何度かこういった挫折バレエ物は観た気がするが、そっちに行ったのかと新鮮に感じた。

主人公はどっちもやってる現役ダンサーみたいで動きは素
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

優秀な会社で最高。
悲しみを知ってる人達は大変な思いをしている人達をそっと見守るしそっと寄り添う。
やらかしちゃった後は菓子折りもって詫びる。
同僚に頼りになる人がいれば心強い。
病を抱えながら生きて
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.6

江戸の頃はこんな感じなのか。
なかなか衝撃的な出だし。
飲食しながら観る映画ではないですね。

糞を大事にも武器にも糞の駄洒落も大好きなやんちゃな矢亮。
天然さと力強さが魅力的なおきく。
ピュアな心を
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のら犬(2023年製作の映画)

3.4

幼馴染の2人、無口なやつとお喋りと。
お喋りは無口をウザめにいじる。
まー勝手にいってろよと無口は薄いリアクション。
この日常に新たな女が入ってきてバランスが崩れる。

どちらも不器用。
もうちょい楽
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ヴァル・キルマー/映画に⼈⽣を捧げた男(2021年製作の映画)

3.4

若い頃から自ら映像をとりためていたみたいで、ヴァルキルマーのこれまで過ごしてきた時間を知れる。

名前にピンときてなかったんだけど、ドアーズのジムモリソンで、トゥルーロマンスのキングで、ヒートのデニパ
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遠い声、静かな暮し(1988年製作の映画)

2.9

不器用で手も出るクソ親父だがなんやなんやで愛されてもいた。
そんな父も逝ってしまい、皆歳もとり兄妹達も結婚をして家庭を持ったりした。
歌とともに昔を懐かしみながら一つの家族を映し出す。

ノスタルジー
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音響ハウス Melody-Go-Round(2019年製作の映画)

3.5

日本の歴史あるレコーディングスタジオのドキュメンタリー。
そうそうたる面子、熱量。
ここには何かが宿っていて作品として残すには必要不可欠な場所だったみたい。
皆の思い出話が興味深い。
教授の借りっぷり
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そばかす(2022年製作の映画)

3.3

結婚とか恋愛とか性欲とか、そんなもんどうでもいいという女の人だけど、周囲がうるさくなってもくる。
ちょっと仲が深まってくると、バランスが難しくもなって、結果傷ついたりする事もある。
主人公像の感じが良
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

2.9

怖い映画だ
ただのおっさんの空回りではないんだよね
今迄の自分ではいられないのか
さむくても思った事を言ってしまう
言ったところで好転する訳でもなく
一方通行、、。
女性達の動じないようにしている様が
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