ashさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.8

人からどう見られるとか、スクールカーストのどこに所属するとか、そういうのが全てだった中高時代。家庭の事情ってみんな抱えてるけど普段言えないもんね。As you walk on by, will you>>続きを読む

ユー・ガット・サーブド(2004年製作の映画)

3.8

出だしからブチ上がる圧巻のパフォーマンスとTimbalandの楽曲。「父親の不在」はブラックカルチャーのストーリーにおいて特徴的な点なんだと改めて確認。頭空っぽにして踊りたくなるサイコーのブレイクダン>>続きを読む

ストーンウォール(2015年製作の映画)

3.7

過去鑑賞。

この映画を観た後、NYのThe Stonewall inn を訪ねた。ストーンウォール50周年展示企画も市立図書館で開催してたから足を運んだけど、当時の写真の中にこの映画に出てくるような
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悲しみのミルク(2008年製作の映画)

3.6

過去鑑賞。大学のスペイン語の授業にて。

先生がペルーでよくフィールドワークをしてる文化人類学系の研究者で、ペルーの風土や文化を理解する導入として観た。

ドキュメンタリータッチでしん、と心に染み込ん
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.0

原題は「PRIDE」なのがいいよね。サッチャーについてもう少し学びたくなった

今「政治的な正しさ」が浸透した時代に生きられてるのは、先代の人たちが権利のために戦ってくれたからで、その恩恵を享受してる
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

2.6

ヒーリング&ASMR付きの写真集みたいな映画。フワフワ頭の岡田将生が愛くるしい。

個人的には美術担当した方に満点あげたい。ビーさんの部屋、よく見るとキリンの蹄とかぶら下がってて面白い。

マラサダ、
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ミルク(2008年製作の映画)

4.2

2018/2/27 過去鑑賞

ガス・ヴァン・サントの作り出す乾いた空気感が、ハーヴィー・ミルクとLGBTQ+運動をロマンチックになりすぎず描くことに成功していた。

デモやスピーチのシーンがまるで自
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ラ・ヨローナ ~彷徨う女~(2018年製作の映画)

3.5

東京国際映画祭2019にて鑑賞。

ホラー極端に苦手なので無事トラウマになりました笑
映画終了後のトークショーでは、南米の歴史や社会情勢に想いを馳せる機会に。自分が育ってきた環境とはまるきり違う世界へ
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.8

東京国際映画祭2019にて鑑賞。

観終わった後、ハワイ島の国立公園で天体観測をした夜をなぜか思い出した。大自然に対峙した時に湧き上がる感情。

我々はどこから来たのか。我々は何者か。我々はどこへ行く
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アトランティス(2019年製作の映画)

3.9

2019東京国際映画祭にて鑑賞

ウクライナとロシアの戦争if2025年の世界。ワンシーン・ワンショットの威力。サーモグラフィーが示す生命の儚さと滅びゆく大地で生きることを選ぶ人々

最高の夏、最高の私たち(2019年製作の映画)

3.6

過去鑑賞。2019東京中国映画週間@写真美術館

『最好的我們(My Best Summer)』
ヤバい中華イケメンを見つけてしまった。7年越しにヒロインに会う、やさぐれて鬱陶しい前髪になったArth
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ハートビート(2016年製作の映画)

3.5

過去鑑賞。シネマカリテにて

バレエ好きな友人と観に行った。この映画を観た後、何年かしてNYに留学したけどリアルにこんな感じなのが素敵。街はリズムに溢れていて、いろんな人がストリートで踊っている。ジュ
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グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

3.7

過去鑑賞。
カルト映画と言われる所以がわかる。撮影風景をみてみたい。リュック・ベンソンってやっぱり私にとってはマチズモ全開な監督。観る人の立場や視点によって肩入れする登場人物が如実に変わるストーリーだ
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.9

過去鑑賞 2020/3/7 ユジク阿佐ヶ谷にて。

日本の戦後音楽がどのような道筋を辿ってきたのか、ほとんど触れず学ばず育ってしまった私に「肩の力抜いて、楽しんで」と細野さんが言ってくれた気がした。偉
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ホース・マネー(2014年製作の映画)

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過去鑑賞。大学の授業にて。

前知識を入れずに観てしまったことを後悔。ファドしか拾えなかった。禍々しい黒が質量をもって迫ってくるので、今度はちゃんと準備して、敬意を払って観直したいと思う

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.7

過去鑑賞。authentic. 2人が第4の壁を越えて観客と目を合わせる時、どきっとする

ルイ14世の死(2016年製作の映画)

3.3

過去鑑賞。大学の授業にて。

この映画は最後の最後に全てが詰まってる。映画が伝えられない匂いを、視覚的に表現するやり方が良い。「カビ臭い剥製」「吐きそうなくらい甘ったるい香水」といったキーワードを連想
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.8

2018/2/15 過去鑑賞。ディカプリオの観察力と再現力に圧倒された。家族だから、長男だから、という理由で辛い現実と向き合わなきゃならないギルバートに感情移入。ラストは少し救われた

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

3.8

過去鑑賞。恵比寿ガーデンシネマにて。

1997香港返還の年。鮮烈な青とオレンジの柵に目を奪われる。大人たちは無責任で、生きるのに不器用な若者たちはボッと燃えて泡のように消えていく。スクリーンからむせ
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.7

過去観賞。マギー以外の人も何かしらSickなラブコメ。ジェイミーが捨てた薬を拾ったお陰でどんどん小綺麗になってくホームレスだったり、字幕では訳されてないけどマギーがジェイミーの名前を覚えられないからい>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

彼女の手のひらの上から逃れられたものはいない。ああいう大局観がある人って、普通の日常生活送るのキツいんだろうな…自分自身をムショ送りにするところまですべて思惑通りだから。


グレタさんのスピーチを批
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

過去鑑賞。街中で映画を壁に投影してみんなで観るシーン、サボテンの葉を皿にしてご飯食べるシーンとか大好き。
友達は顔つきで選ぶ
敵は頭の良さで選ぶ

ラストは涙なしには観られない。野外映画祭とかでもう一
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

4.0

過去鑑賞。大学のPCルームでこれ観て号泣した覚えがある。スパイは家族を人質にされてるから、命令を遂行せざるを得ないのが辛い。北朝鮮の市井の人々の生活に想いを馳せる機会になった。

落穂拾い(2000年製作の映画)

3.5

2018/2/12 大学の授業にて鑑賞。監督自身が白髪を丁寧に梳かすショットが印象的。「古いもの、捨てられたものに、本当に価値はないのかしら?」

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

3.8

2019/10/20 ショート・ショート・フィルムフェスティバルにて鑑賞。“見えなくする”仕事の男だけが“見える”アイロニー。濱口監督のトークショーもプログラムにあったんだけど、もしネトフリから依頼が>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

過去鑑賞。前十字靭帯断裂という超おっかない字面のケガの手術を終えて入院してた時に、夜中こっそり病室で観た。ウィノナのキュートさに塞いでた気持ちが晴れたし、NY編とローマ編では声を殺して笑った。ジム・ジ>>続きを読む

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.8

バレエが好きで好きで仕方なかった友人が、「努力だけではムリ」とプロへの道を諦めた経緯を淡々と語っていた。天才のみが見ることを許された景色は、とんでもなく色彩豊かで、どこまでも孤独なんだろうな。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.8

2018/5/2
コントロール・フリークのヴィンセント・ギャロすごい。「この映画はテレビで放映された時に構図や色彩がどのように変わるかということまで計算して作ってある」ってインタビューで言ってるんだけ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.1

2018/2/8 映画館で鑑賞。映画で泣くのってたいてい、裏方の熱意を感じて胸がいっぱいになる時。エンドロールでじーんときた。演者のように有名になることもない大勢の職人さんが、膨大な時間をかけて作った>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

怖いの苦手なので目を手で覆いながらキャーキャー言って観たけど、よくよく振り返ると映画の授業的には教科書みたいな感じなんだな。マジカル・ニグロとか。
これ観た後にレディ・プレイヤー・ワン観るとなお良し

エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

3.2

Bunkamura ル・シネマで鑑賞。ノア・サーベトラがひたすら耽美。世紀末ウィーンのデザインやアートに興味を持ったのはこの映画観てから。シーレとクリムトを観にNYのノイエ・ギャラリーまで足を運んだ。>>続きを読む

さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2020/1/5 ポレポレ東中野にて観賞。孫悟空が釈迦の手のひらから逃れられなかった気持ちを味わった。観る側が勝手に感情移入していた、画面に出てくる人たち全員に、最後に一斉に牙をむかれる感じ。「リスク>>続きを読む

ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

3.7

2019/12/22 ポレポレ東中野にて観賞。江戸時代の火消しから始まり、今は暴力団として煙たがられる。でも実はどこにも頼るすべのない人々の最後のセーフティネットとして機能している極道の徒弟制。墨は消>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.4

個人的には前作の方が好き。でもインターンの面接の後、失敗続きの就活で晴れない心持ちのまま映画館に観に行ったわたしを元気づけてくれた