衝撃的なラスト……展開が、というよりえ?これで終わるの?という虚しさだけが際立つような。でも監督は悲壮なラストとは思っていないらしく難しい映画だなと思った。
ケイト・ブランシェットさんの演技は鬼気迫>>続きを読む
初バズ・ラーマン作品
とにかく画面が豪勢。でも主題である「エルヴィス」の半生を描くにはあっている。
トム・パーカーとの共依存関係、エルヴィスがずっと自己決定の根拠を他人に委ねる性格を利用されていて>>続きを読む
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子供が辛い目に遭うのはみたくない……
イングランドの田舎の荒涼とした風景や見るからに冷え切った邸宅を静的なアングルと動的なアングルを使い分けて写した映像は非常に美しい。フローレンス・ピューさんの演技>>続きを読む
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女性の老いと死の映画だと思った。
主人公はおばちゃんの映画監督で、迫り来る死や老いをそこかしこから感じとっている。加えて、女性、母親だからという理由で、自分の限界を突きつけられてもいる。夫や息子からの>>続きを読む
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22番が生まれない(生まれなくても良い)結末もみたかった気がするけど、22番が地球に行きたくないのではなくて自分が生まれるに値しない魂だと言われた経験をトラウマに持ち、責めていたことがわかるシーンは痛>>続きを読む
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すごくよかった。
なんと言ってもサリー・ホーキンスが素敵。もちろんオクタヴィア・スペンサーも。「彼」とセックスしたことにゼルダが良かったねという反応をしていたのが意外だけど嬉しかった。ゼルダとエライザ>>続きを読む
本作と『私ときどきレッサーパンダ』を手がけたドミー・シー監督、親子関係を描くバランス感覚がすごいと思う。子が親を思わざるを得ない気持ちも、疎ましく恨めしく思う気持ちも、また母の子への気持ちも、どちらも>>続きを読む
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ハラスメントの場面がキツかったけど、極力抑制して描写している努力が感じられた(性暴力の現場をドラマチックに描く映画ってなんか信頼できないという勘がある)。
いわゆるシスターフッド映画は好きだけど、「そ>>続きを読む
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面白かった。ローレライとドロシーの友情がとてもいい。私立探偵にローレライを馬鹿にされてそこに本人がいなくても怒る場面は、ドロシーのローレライへの愛情が伝わるシーンになっていた。2人は恋の価値観も全く正>>続きを読む