チョマサさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

4.5

グイ・ルンメイ目当てで観たのだけど、面白い映画だった。
セリフと音楽を出来るだけ排して、行動描写で語っていく語り方は、パンフレットによるとサイレント映画やフリッツ・ラングなどのフィルム・ノワールを監督
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御法度(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

土方「ただ、血気な人間が集まって、一つの空想を、何百日も披露しあっていると、幕府なんて明日にでも倒せる、そう思ってしまうんだ」
このセリフで思い出したのが山岳ベース事件やオウム真理教で、この時期の新撰
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

5.0

終盤の砂嵐の中はどうやって撮影したのかが分からない。
これを見れただけでも良かったと思えた。

ブラッドリークーパーは体形から顔まで似せてきてるのも凄い。
クリスチャンベールみたいに痩せたり筋肉つけた
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シベールの日曜日(1962年製作の映画)

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https://www.youtube.com/watch?v=Fv5Kfy2PIfs&hd=1
http://blogs.yahoo.co.jp/gh_jimaku/21100469.html

天国の門(1980年製作の映画)

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この映画は二時間半のカット版と3時間29分の版があります。

見たのは完全版なんだけど、やたら長いし丁寧に描写しているので見ていて疲れる。悪くない映画だと思うけど時間の割に密度がそんなに高くない。
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

精神薬の副作用でおかしくなっていて、そこから担当医が疑惑を暴く医療裁判ミステリになるという、サイコみたいな構成の映画。サイコ+エリン・ブロコビッチ。ちょっと無理繰りな気がする。話が変わり過ぎて何度か巻>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.5

面白かった。

のだけど、日本語予告と印象が違い過ぎ(笑)
本編を観てから予告を見たので戸惑うことは無かったからよかったけども。
コメディをセカチューみたいな純愛ドラマの宣伝で売ったら、戸惑うんじゃな
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

5.0

物語だけでなく、富士純子の教育番組めいた地方の歴史紹介が挿入されたり、小川沿いの小さな広場で戦争の場面を再現するなど、文字どおりカオスな場面が詰め込まれている。
というか一輪車に乗っているところからお
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青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

5.0

芦原すなおの小説を大林宣彦監督が映画化。
香川県観音寺を舞台に、ラジオから流れたベンチャーズを聴いて高校生たちがバンドを組む話。
楽しい映画なんで是非どうぞ。

大林監督の映画は地方の協力がすごいな。
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雨月物語(1953年製作の映画)

5.0

蘇りの血を見てこの映画ってよく出来てたんだなぁとやっと気づけた。
長回しばかりが特徴にあげられるけど、人間ドラマがよく出来ている。
オチを考えると、物語も日本昔話のような寓話や反省譚の類に近い。
霧の
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

5.0

村上春樹の小説でこの映画を知って、みたのを覚えている。
初期の村上春樹の小説、風の歌を聴け、1973年のピンボール、羊をめぐる冒険を当時読んでいて、これらの小説にしらけた印象を受けていた。
その印象と
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必殺!III 裏か表か(1986年製作の映画)

5.0

必殺の映画はちゃんと見たことが無いのだけど、コメディもあったりと作品の幅が広い。
この映画はガチ。監督が工藤栄一で敵味方で徹底的に殺し合う。
塔からの投身自殺を真上から捉えたショットが見所。

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

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ハロルドとモードを参考にしていると思う。
『永遠の僕たち』ガス・ヴァン・サント監督「自分の見知ってる場所に、帰り始めてる」
http://www.excite.co.jp/News/cinema/20
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肉体の門(1964年製作の映画)

5.0

時々よく分からないシーンが入るんだけど、鈴木清順監督ならではのカットなんだろうな。東京流れ者とか無茶苦茶すぎる。
この映画は変なシーンは入るけど、普通に物語が分かるように撮られている。
パンパンのグル
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