のすさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.3

2も大画面で見れて大満足!新しいキャラクターも登場して楽しかった。殺し屋同士、命懸けのキレッキレなアクションに痺れたし、ちさととまひろがカッコいい。前作より更に"相棒"感が強まり息ピッタリだった。田坂>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.4

うーん?監督の意図に私はまんまと引っ掛かったのだろうか…日本人である男。閉鎖的な村で起こる怪奇現象、よそ者に対する恐怖。誰かを信用できずどんどん疑心暗鬼になる人の心。國村隼の凄みがMAX。あとは、あの>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.5

休暇中、孤独でどこに行っても肩身が狭く満たされず色々と場所を転々とする日々を送る主人公。現実で会ったことはないけどこういう少しめんどくさい人はいるなと思った。友達と言い合う場面など醸し出す雰囲気もリア>>続きを読む

長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

3.8

広大な山河にびっしりと並ぶ建物、やがて沈む街で人探しをする男女。どこをとっても画になる映画。そして静かな物語だと思った。でも失われて行く日常とそこに確かに生きている人々を見ていると心の奥底に染み込んで>>続きを読む

シュリ(1999年製作の映画)

3.5

南北分断の悲しみがテーマかな…主役はシュッとしてるソン・ガンホかと思ってたらハン・ソッキュだった。思ったよりパニックものの要素もあり市民巻き込みながら市街戦繰り広げるし銃バンバン撃ちまくってて見どころ>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.6

殺し屋の日常密着フェイクドキュメンタリー。殺し屋でも飲み会に出て気を使い、めんどくさい人に疲れて愚痴ったりしているんだと思うと身近に感じる。国岡の連続パンチみたいな技凄すぎて印象的。バリバリの銃撃戦を>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.4

中国の「チィファの手紙」を先に見た。おおまかなストーリーは一緒だけどこちらはまた違う印象が残った。日本らしい風情がある景色が美しくその景色の中の広瀬すず×森七菜にうっとり。話的には誰の立場に立って見れ>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

4.2

手紙を巡る物語。小樽の雪景色、木漏れ日の図書室などとにかく画が美しい。光の演出が絶妙。失ったもの、そして邂逅。岩井俊二監督作品の重要なテーマを含んでいて、後に続く手紙物語の原点でもある。図書室ごもりの>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

捨てられた者と捨てる者、直接的な関係ではなく1人1人の家族になれたはずの誰かを描いているような気がした。今まで様々な形で家族を示してきた是枝監督。血の繋がりだけでは出来上がらない家族というフレームに、>>続きを読む

イルマーレ(2001年製作の映画)

3.7

広大な海と空、ぽつんと佇むイルマーレ。そして二人の過去と未来を繋ぐ手紙。その情景に心洗われた。お互いに会えないからこそ、手紙を通した二人の心情描写も絶妙で良い。恋愛ものかなと片付けてしまうのは勿体無い>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

やっと見ることができた。普段アニメを見ないけど音楽と映像が大迫力で圧巻なので映画館で見れて良かったなと思う。話を追って行くごとに主人公と戸締りの秘密が解かれていくのが良かった。メッセージ性があって明日>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.7

スリリングでスピード感ある展開で惹きつけられた。日本原作だけど韓国映画はこういうサスペンスが得意な気がする。どんどんストーリーが繋がって行くのが気持ちいいし、大金を前に欲に目が眩む人間たちは見ている分>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

永野芽郁の演技力を見せつけられた、と言う感じ。これからもやさぐれ系はいけると思う。マリコみたいな人って多分実際にいるんじゃないかなぁと思った。身近な人が亡くなった経験がある人には刺さるのかもしれない。>>続きを読む

こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)

3.6

気になり過ぎてアマプラでレンタル。母親を幸せにしたいぽっちゃり娘が母親が若い頃にタイムスリップする話。コミカルなやりとりが多く割とコメディ要素強め!中盤にかけてはあまりハマれなかったけど後半の展開には>>続きを読む

僕らの先にある道(2018年製作の映画)

3.8

最初から最後まで幸せなストーリーは存在しない。なぜなら幸せは物語にならないから。かつて恋人だった二人が再開するところから始まるストーリー。この2時間に二人の物語がぎゅっと詰め込まれていて良かった。笑顔>>続きを読む

シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.8

両親が亡くなって、自分が知らない弟が目の前に現れる。中国の一人っ子政策を絡めたストーリー。つい、自分だったら耐えられない!と思いながら見ていたけど、弟を押し付ける家族にもそれぞれの事情があると考えると>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.2

七月と安生、かつて全てを分かち合った2人は1人の男性の出現を機にすれ違って行く。成長して行くごとに数奇な運命を辿っていく二人の変化が悲しかったりもどかしかったり。二人はどこへ進んで行くのか、ひとつの小>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

3.9

いじめ防止作品なのか。優等生×チンピラの2人はよく見るけどこれは重い話。自殺者に向けて皆スマホを向けるのが現代、本当に酷いなと思う。しかしいじめっ子の獣の目は恐ろしい。色々な作品が連想され悲しき2人の>>続きを読む

(ハル)(1996年製作の映画)

4.5

ガタンガタンと電車が走り抜けるシーンが印象的。ハルとほし。二人のそれぞれの人生の出会い、悩み、別れをパソコンの画面を通じて共有して行く。互いを知らなくても、何をしていても二人はどこかで繋がっているのか>>続きを読む

私は泣かない(1966年製作の映画)

3.8

「非行少女」もそうだけどキリッとした目付きドスの効いた声の不良少女を演じる和泉雅子はとても頼もしい。そんな彼女の更生物語かと思いきや難病絡みの社会派道徳ストーリーだった。法廷シーンは誇張しすぎと思うが>>続きを読む

心と肉体の旅(1958年製作の映画)

4.0

舛田利雄監督デビュー作。構図がスタイリッシュでインパクトあり!とにかくテンポは良いがストーリーにツッコミを入れたくなる。カメオ出演で一瞬映る月岡夢路が美しい。南田洋子はやっぱりお嬢だが珍しく強気で面白>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.6

タイトルに惹かれて見た。こういう役の時の夏帆は特にキレッキレで好き。なんか田舎の描写が生々しい。特に冷蔵庫の中身とかが無い記憶をくすぐられる。シム・ウンギョンもはつらつとしていてぴったりだった。絶妙な>>続きを読む

泥だらけのいのち(1963年製作の映画)

3.8

うーんこれは佳作。ヤクザの姐さんに惚れるパターンでこの展開は新鮮だった。山内賢はやっぱり好青年。子供と触れ合っている姿を見るのは微笑ましい。色々とツッコミたくなる箇所満載だけどどれもこの青年の義理って>>続きを読む

麻薬3号(1958年製作の映画)

3.3

高架の下に広がる神戸の街は見ているだけでワクワクする。当時のロバのパンが映っているのも嬉しい。場所とキャストもあってかなりゆがんだ月を連想させられる。ストーリーは若干急展開でまぁまぁだけど良いなと思え>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.8

90's音楽で彩るギャルマインド映画。山本舞香のコギャル番長は板につくし池田エライザのスタイルはレベチ。森田童子の曲も良い。友達探して行って色々思い出してまた自分に向き合えるのが素敵。忘れられない友達>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.1

恐ろしさに憑依された鈴木亮平がメチャクチャ怖い。本当にあっち側の人間かと思うくらい抜群の迫力がある。どんどん絡み合っていく気骨のある人間達をえぐって見せてくれるこってりヤクザ映画。クオリティが素晴らし>>続きを読む

グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

3.4

自由奔放に生きる父ではない男とシングルマザーの母。美少女三吉彩花演じる思春期主人公がリアル。彼女が置かれた立場を考えるととても複雑な気持ちになる。大泉洋はほぼ素の姿で笑えた。好き放題に生きる事が正しい>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.7

新年早々みた作品がこれ。途中和製ホーンテッドマンションみたいなシーンあって笑えた。怖さは子供騙しレベルだけどどちらかと言うと気持ち悪い。ストーリーは練った感があるけどある程度のところまで来ると先読みが>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.5

やくざって参加しなきゃいけないイベントが多すぎる。今回は怒涛の展開では無かったので3作目にしてようやく脳内で組と登場人物の関係が分かってきた。やっぱり丹波哲郎は貫禄あるし渡瀬恒彦演じる若者は前作の北大>>続きを読む

お引越し(1993年製作の映画)

4.1

母と父の別居から始まる物語。どこかジブリ感が漂う田畑智子が巻き起こす様々な出来事。自分勝手な両親たち、少女の葛藤と成長の描写がとても上手い。後半からは特に映像を通して少女の心の内を明らかにして行くのが>>続きを読む

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

4.0

難しいテーマだけど純粋に胸に響いた。少年の友情と別離、そしてイエス様とのお話。少年たちはすごく楽しそうで一面に広がる雪景色も綺麗で良かった。宗教に関する考え方は人それぞれで色々だけど、なんかこういう気>>続きを読む

らせん(1998年製作の映画)

2.7

だいぶ科学的な感じになったリングの裏付け的続編。突然ウイルスとかDNAとか言い出して謎が深まるばかりで、だいぶ焦らしてくる割には恐怖描写が少なくて微妙。だけどまた続編見ずにはいられないようなラストにな>>続きを読む

ギプス(2000年製作の映画)

4.1

凄く好き。佐伯日菜子と尾野真知子の何とも言い切れない不思議な関係性。私がギプスを付けると何かが起こる、2人を繋ぐギプスというアイテムに目をつけたのも面白い。全編通して独特で謎めいた雰囲気を漂わせる佐伯>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

3.7

一週間後に死ぬって言われてるのに松嶋菜々子も真田広之も行動力が凄すぎて尊敬する。おぞましいビデオと様々な音にドキドキした。あとは常に漂う何者かの気配が怖い。でもラストはなるほどなと納得させられて面白か>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.0

殺し屋二人組、強盗を企てるカップル、そしてボスの女やボクサー。時系列がバラバラで登場人物も様々。最後の方に伏線が繋がっていって時系列が整って分かり始める感じが心地よい。小物も活かされていて納得。ハンバ>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.3

思春期ってみんな同じ立場になれるのかも。それぞれが悩みを抱えて落ち込んでムキになって傷つけ合って…絶対に交わらない5人が1人1人キャラ立ってて良いなと思った。ひたすらずっと会話。なんか皆の意見は分かる>>続きを読む