Nobさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

気楽な女の二人旅が思いがけない逃亡劇に発展しまう物語。とにかく脚本が良い。

二人が旅に出るまでの数分でテルマが横暴な夫と暮らす貞淑な妻であることや、ルイーズが気のいい姉御肌の女性であることがスッと分
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

評判通りの凄まじいゴア描写。ゾンビ映画のようでもあるが、感染者の記憶も意識もハッキリしており、知恵も失われていないという点ではゾンビよりも数段タチが悪い。

一人の医学博士が何度も警戒を促していたにも
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.5

ジェイソン・ステイサム&ガイ・リッチー5度目のタッグとなるスパイアクション。

今作も予想通りサクっと楽しめるアクション映画として手堅く纏められており、無双ステイサムのカッコ良さは勿論のこと、ヒュー・
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

誤ってマンホールに落ちてしまった男のサバイバル劇、といったよくあるワンシチュエーション系スリラーと思いきや実は…な展開。

色々とどんでん返しをしたい意気込みは分かるのだが、
何故、犯人はあの場所を知
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.0

ジェラルド・バトラー主演の、敵地のど真ん中に取り残されたCIA工作員が繰り広げる孤立無援の脱出アクション。

実際のアフガン赴任体験を盛り込んだ脚本や広大な砂漠でのロケなど、リアルさに貢献していること
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

マリオといえば、言わずと知れた国民的キャラクター。その知名度、人気は今や世界レベル。そんなマリオの待望のハリウッド映画化。世界中から期待が集まっていることは想像に難しくない。

予想を超えるイメージ通
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

不慮の事故で両親を亡くした姪っ子の世話にと、玩具メーカーの研究員でもある叔母が開発中のミーガンを充てがうも、それがまるで自我に目覚めたように暴走し始める…というホラーらしい筋立て。

まず何と言っても
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

ゲームが原作らしいが、そういう背景を一切感じさせないエンターテイメントでデコレーションしたような王道の冒険活劇。世界観の見せ方が巧く、アイテムの使い方や伏線の張り方も気が利いていて、軽快な語り口も観て>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.5

PrayStationで初めてグランツーリスモを見た時、車の挙動やボディに周りの光景が反射して映り込む細部の作り込んだ映像の見事さに、他のゲームとは一線を画すゲームプログラムの進化に驚いた覚えがある。>>続きを読む

65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

2.5

アダム・ドライバー主演というので、もう少し何かあるかと期待したが凡作の域を脱しない。そして、主要な登場人物も二人きりなので、どうしても話の広がりが足りない。

内容や展開は決して悪くないのでもう一捻り
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

不仲だった夫婦が、ヴィーガン狩りと人肉ハムで日々充実していく様子が何とも可笑しい。腕や脚、胴体と切断された遺体がポンポン飛び出すが、何故かグロさはさほど感じない。

特にヴィーガン狩りに目覚めたヴィン
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

4.0

アルツハイマー病を患い記憶力が減退していく中で、娘を守ろうと奮闘する父の姿が何より素晴らしかった。構成も良く出来ており、韓国映画独特の人間描写が奥深さを与えている。

娘に迫る殺人犯とのやり取りや、殺
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.5

見た目は大人、頭脳は子供のスーパーヒーロー第二弾。

今回は魔法の杖を奪われた神の三姉妹が、人間に復讐するというもの。名女優ヘレン・ミレンが神の長女役を演じるというのが物珍しさもあって面白い。そして、
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

家族愛をテーマにした作品なのに、映像はとことんバイオレンス。あれこれクリスマス映画のパロディを展開しつつ、それを本物のサンタクロースでやろういう発想が凄い。

暴力とは程遠いイメージのサンタが、血みど
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イントゥ・ザ・ブルー(2005年製作の映画)

3.5

眩いほどの太陽と蒼く透き通った美しい海を舞台にした宝探しの物語。アクションとロマンスとアドベンチャーを巧く織り交ぜたような作品であり、同時に小麦色の肌に引き締まったビキニ姿のジェシカ・アルバが魅力的に>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

13年の刑期を終え、旭川刑務所から出所した元殺人犯の三上。演じる役所広司が流石としか言いようがなく、時にチャーミングさを見せながら、激しくも優しい不器用な男を魅せてくれる。脇を固める、橋爪功や六角精児>>続きを読む

60セカンズ(2000年製作の映画)

3.5

アメ車のレアな排気音や高級外車が至るところに見られ車好きにはたまらない。

トラブルに巻き込まれた弟を救うために、引退した高級車の窃盗に復帰するというよくあるストーリーラインだが、20年以上前の作品と
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ゴーストシップ(2002年製作の映画)

3.5

冒頭からいきなり衝撃的なシーンで始まり一気に引き込まれる。

いわゆる幽霊船を使ったホラーなのだが、ただ怖い幽霊が襲ってくるという内容ではなく、幽霊船となってしまった40年前の事件の謎をフラッシュバッ
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JUNG_E ジョンイ(2022年製作の映画)

3.0

期待していたようなSFアクションではなかったが、尊厳を持たないロボットとして扱われる“ジョンイ”の姿を通して、人間の脳データを複製したロボットに対する倫理観を問いかけるオリジナリティ溢れる作品。

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アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

マイケル.ベイ監督の最高傑作に挙げられるSFディザスター映画。

地球滅亡を阻止するというのが大筋のテーマではあるが、家族愛や師弟愛、恋愛に時には親子の衝突など、様々な人間模様を描きながら王道を外さな
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

バイオテロによる航空機パニック映画。

まるでニュース映像を観ているようなリアル感。テロリストとの激しい攻防には重きを置かず、乗客や乗務員、そして地上から支援しようとする人々の苦悩や葛藤を丁寧に描いた
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チェイサー(2017年製作の映画)

3.0

誘拐された子供を母親(ハル・ベリー)がひたすら犯人を追いかける。犯人の目的も分からず、スマホも途中で落としてしまい警察にも通報出来ない。素人運転のため終始危なっかしいカーチェイスが展開される。執念で敵>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.5

ポーランド発のダークファンタジーミュージカル。

人魚姫をモチーフにして、大胆なアレンジが効いた作品に仕上がっている。全編に流れるダサカッコいい音楽とチープながらも妖艶なステージに魅了されるも、どこか
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シックス・センス(1999年製作の映画)

5.0

今でこそ“衝撃的なラスト”などと言ったキャッチコピーが多くなったが、長い映画史の中でも、これほど衝撃的でどんでん返しが秀逸な作品は他には思いつかない。

本作が優れているのはホラー要素や結末だけでなく
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

小さなオフィスで繰り広げられるタイムリープコメディ。

同じ一週間を繰り返す広告代理店の社員達。それを抜け出す為の試行錯誤のアイデアが面白い。職場の上下関係が問題になったり、皆で協力しながら同じ目標に
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デモニック(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

“悪魔”と“仮想空間”この二つのキーワードをニール・ブロムカンプ監督が映画にするとどんな凄いものが・・・と、想像が膨らむ良く出来た予告編。しかし、蓋を開けてみると最後までB級オカルトホラーの域を脱せず>>続きを読む

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.5

「バットマン」ならぬ「バッドマン」という、何とも紛らわしいフランスのヒーローアクションコメディ。あのフランス版「シティハンター」の製作チームが手掛けたと聞くだけで完成度の高さ?は折り紙つき。超有名アメ>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

M・ナイト・シャマラン監督による終末論を描いた不条理系スリラー映画。

ミスキャストとも思えるデイブ・バウティスタの誠実な教師役が思いのほか良かった。冒頭の掴みや前半の不穏な空気感は引き込まれたが、中
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.0

捜査のために顔を入れ替えたFBI捜査官とテロリストの対決を描くアクション巨編。根底の設定に納得し辛さはあるが、それを補って余りある駆け引きと緊張感。

ド派手な爆破や大立ち回りのガンアクション、スロー
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.5

朝鮮戦争という悲しい歴史と、ミュージカルという全く異質な素材を融合させたユニークな原作を、タップの音色に乗せて疾走感たっぷりに描いた力作。

登場人物全員がメタ的なシンボルとして機能しており、イデオロ
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凶悪(2013年製作の映画)

3.5

これがノンフィクション小説を元に映画化されたということが何より恐ろしい。人が人とは思えなくなってくる狂気。人間はこんなにも非常になれるものかと観ていて気分が悪くなる。

二人の違ったタイプの悪人を演じ
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プロジェクトX トラクション(2023年製作の映画)

3.0

我らがジャッキーの新作だが、コロナ禍の影響で劇場公開の目処が立たず、Netflix送りとなった何とも残念な作品。

それなりにアクションを魅せてくれるジャッキーの相棒役がジョン・シナ。元プロレスラーだ
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サウスポー(2015年製作の映画)

4.0

ボクシングチャンピオンの転落と妻の死からの再生と家族愛についてのドラマ。王道の展開だが、やはりこういうのが面白い。

J・ギレンホールは役どころに大きな説得力を持たせる見事な肉体を作り上げ、施設育ちで
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キャットウーマン(2004年製作の映画)

2.5

ハル・ベリーは健闘するものの、全体的にはどこか薄味。何が物足りないのかと言えば、やはりバットマンあってのキャットウーマンだからであろう。キャットウーマンが能力を得る経緯も若干お粗末に感じる

シャロン
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スコア(2001年製作の映画)

3.5

犯罪映画というと派手なアクションが付きものと思われるが、本作はプロット重視で淡々と物語が進んでいく静かなスリルに好感が持てる。また、プロの泥棒という設定ながら、背後に巨大組織が絡んでいない所も話をシン>>続きを読む

目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

4.0

複雑な仕掛けで観客を翻弄する、台湾製サスペンス・スリラー。

本作は登場人物全てが秘密を持っていて、話が進めば進むほど予想もつかない方向へ転がっていく。9年前に起こった交通事故の加害者、被害者、そして
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