ぐっさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ぐっさん

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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9

想像を絶する事実に加え、俯瞰寄りの構図と1カットの長さの妙によって終始のめり込んでしまった。
首吊りのシーンは本当にしんどかった。
信念を貫く強さに感服極まる。

ソロモンを中心に
それを取り巻く奴隷
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ターゲット(2010年製作の映画)

3.7

銃撃戦や逃亡劇をイメージしていたが、割と引きこもるシーンが多いし、大抵内輪でドタバタコメディしてた。いうなればサザエさん。相応の楽しさはあった。

ロンウィーズリー改めルパートグリントを久々に見ること
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.6

終始ノイズが入ってぞわぞわしたし、我々の想像する範疇を遥かに越えてくるのでとにかく大変でした。唯一の救いはカンフーちゃんがポケモンのいあいぎりのように開かないドアをぶち蹴るシーン。謝謝。

ふとウォッ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

全体的にはコメディ仕立てで楽しくみれてハッピーな映画だった。

とはいえ、随所に人種の隔たりを感じる部分もあるし、ドクと黒人との隔たりというのも奥行きが出ていた。車が故障した時の現地人の無言の眼差しが
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斬、(2018年製作の映画)

3.5

題名の句点から田舎で覚醒して成り上がっていく成長譚序章かと思っていたのでバッドルートをどしどし歩む光景に余計疲弊してしまった。多くを犠牲にしても苦しみは続くのだろうか…

フリーソロ(2018年製作の映画)

3.9

最後20分の効用を高めるために、彼の生き様姿勢を深堀りするのが非常に巧かった。ロープを使った練習やイメトレといった準備や彼の人生観など、これぞドキュメンタリーの真骨頂だった。ワンピースよりドラゴンボー>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.7

ひねくれた大人気ない大人がそびえ立つ中を無垢な少年が友だちのノートを返しにいくSASUKE物。過酷な状況で育つと過酷な性格になってしまうのか…。

隙間からでっかいどうぶつが顔出したり、ジグザグに坂を
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運び屋(2018年製作の映画)

3.6

仕事100とプライベート0で人生を突っ走った男の末路が見事に描かれていた。
新しい仕事でも持ち前の処世術やじいさんポジションで上手く回していたが、家族だとそれが空回りしていた。かなしい。


一般人が
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.6

シリアス展開やエグい殺陣もあるがシュールなギャグでマイルドに仕上がっていた。家で見るのにはピッタリ。

冒頭彼女がタグ付きの服をしまって
主人公が後々着るのを見て
彼女が買ってきた服着てるのか~と思う
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月の輝く夜に(1987年製作の映画)

3.7

その昔遊んでいた『魔性の月』という遊戯王カードを思い出した。
良くも悪くもエネルギーが開放される満月の奇譚をコミカルに描いていた。映画として見る側としてはおもろかったけど、身内はまあ皮肉ったらありゃし
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.9

友情と家族の絆のWでパンチがあるし
なんなら相乗効果で良くなって同じベクトル持ったアイツらは無敵!!!
(B'zの名曲より引用)

ロッキー(1976年製作の映画)

3.8

ボクシング映画と卵一気と地元ホームセンターBGMとしての印象のみで、なかなか手の届かない存在だったが、引きこもり生活のお供としてついに鑑賞。
意外と人間ドラマとラブストーリー色強めで楽しめた。1作目は
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

凪は『風力0の状態』と定義されているように、本作品はマイナスからフラットに生きたい主人公がもがくのだが…とことん嵌まっていく終始救いのない映画だった。
とにかく負のスパイラルなので「あそこでああしてた
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おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

3.4

学生時代は良識のある中で真面目に不真面目してたので、アウトロすぎる主人公に全く移入することができませんでした…無念(20代・ローカル文化人)

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.6

冒頭の息子を見守るイーサンの顔演技に痺れた。散々会話劇を見ていながら、結局もってかれた。

中盤のインテリテラスハウスや感情のぶつかり稽古など、ときめき成分が少なくてハンカチ食いちぎってしまった。ノス
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.6

タイムリープに照準を合わせて展開される本作。何度も死ぬうちに恐ろしさが薄れて、最終的にはマスク存在が殺されていた。心なしかジャケットも存在がない。気分切り替え具合にビッチとしての説得力が上がった。>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

序盤から主人公のプロップスを下げまくる演出で 何度も死ぬことにポップさを出してくるとはある種ホラー。

最終的にそんなに改心されてないのが最高にビッチだった。

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.6

前回のようなおしゃれスポット巡りや夜中という設定がない分しゃべくり成分が強化されていた。くねくね街角一発撮りは大変そう。

お互い探っている部分があり、特にイーサン側はだいぶ我慢と後悔が残っているのが
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.7

現実離れした設定でもどこか否めない部分が多々あり、ほぇ~となった。


2019年ネオ東京というサイバーパンクな街ながらも、永遠の駅開発や閉塞した空気感は現実に近いものがあり感慨深かった。
持たざるも
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

冒頭で「だれかの24時間をテレビで放送するアイデアを思いついた」「何そのつまらない番組」と掛け合いを挿入して始まる一晩の密着会話劇。

汗ばむ髪、狙ったか分からないラブソングdig、陽気な占い師、川辺
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

相手を承認した合図として
こぼれる笑みが素敵で無敵。
「シャッター閉じて消えるわけないでしょ」と隣の奥さんが言うあたりの下りが特に好み。

過去篇に移行するタイミングと量が憎いほど絶妙で理不尽な怒りも
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.6

両者が問題を抱えているという中で模索する展開は好物だが、序盤は不器用なアプローチを不器用な人にかけまくるので共感性羞恥心がジェットコースターのごとく振り回された。

覚醒の演技に定評のあるエルファニン
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.4

映画の舞台のリアリティをとことん突き詰めると、現実を思い出し興醒めしてしまった。渋谷とか新宿とかは尚更。
十年たったらノスタルジックでよくなるかもしれない。
飲み会の外野の声など喧騒を増幅させる表現は
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キアヌ(2016年製作の映画)

3.6

子ネコ至上主義の世界線で繰り広げられるギャングムービー。

一般人が極道に入るまでのテンポが悪く、理由も軽いので序盤は退屈だが
随所のギャグの言い回しが新しく見続けることができた。残業でちょっと遅くか
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好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

3.5

日本では手紙のすれ違いから故人の過去を紐解かれる映画が公開されているさなか、こっちは5通一挙に思春期にばら撒かれ展開していくというギャップに導入からショックを受け、
学園物あるあるリサイタルに恋い焦が
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.7

よっ往年のハリウッド!!!といわんばかりのスペクタクル粗挽きムービー。
感染という流行りに乗っかって今全国民がこれを見てスカッとしてほしい。

そしてモーガンフリーマンの融通の利く有識者像とコモングッ
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.4

旅行から帰り、やっぱり自宅が一番!!!の感覚に近いに尽きる

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

視聴者側も不安の種を植え付けられ、徐々に蝕まれ、闇墜ちの花咲く2時間。

催眠術チックな部分があり、まともな気持ちで見ると置いてかれるので
コント「こんな村はイヤだ」ぐらいのスタンスで臨むと吉。

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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.6

設定1つで日常がこんなにも違ってみえてしまうのか…SF(少し不思議)の神髄を見た。

先輩にメシ連れてって貰うシーンがめちゃ悲しかった。

あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

3.9

老害と罵られるか老賢者と称えられるか…すごくギリギリのラインを攻めた作品。

ばあばのパワープレーというか導き力が強すぎて、若者サイドの努力が弱く感じたけど、3人が今を強く生きていたのでヨシ!

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.8

息を呑んだことすら忘れさせる緊迫感。

現地での一刻を争う展開はもちろん、随所に蔓延るハラスメント的な展開にハラハラした。己の心にも余裕がないとキツい。

発射係の新兵の作戦前後のテンションの落差に頭
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.6

新情報を重ねて展開していくのだが
途中いや、やっぱこうで…といった校正や
滝クリっぽい秘書の外界捜索パートが
割と割り込んでくるのでノリきれなかった。

どんがらがっしゃん返しで
なんだかんだ回収はさ
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

3.7

写真にアニメを合成して作られる世界がとても新鮮だった。アナログっぽさがあるあたたかいデジタルというのかなんというのか…素でポテンシャルの高いフランスの街並みがさらに輝いていた。
あとは重力の感じがアニ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.5

形式・体裁上で行為を押しつける描写が割とあってむしゃくしゃしたし、気づく主人公は実にマセていた。

一人人生ゲームの悲しさの極まり具合がすごかった。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.9

2020.01
自己肯定感を高める為に鑑賞。
気持ち落ち気味や上がり気味に再鑑賞するのは効用が相当高いことが分かる。
今回は習慣・趣味化というコンセプトの素晴らしさに気づいた。飛行機の描写もさらっと効
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

バンドで初めて音を一発鳴らした時の衝動もあるが
全体的にはライブで形容できないバンドを見たときに近い感覚が強かった。
その場にいた観客全員で独特の間をシーンと待ち、斜め上の発言が来るという展開を幾度と
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