きんろーさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

きんろー

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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.5

ウィッチやライトハウスといった閉鎖的な空間で起こるホラーが光るロバートエガース監督。
残念ながらこの題材には適していなかったように思える作品だった。

復讐+スペクタクル映画かと思えば狭い村で虎視眈々
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

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レイプなどの目を背けたくなるバイオレンス描写があり確実に見る人を選ぶ。

出てくるキャラクターはイカれた奴だけ。眉間に皺寄せながら見ることになるのは間違いない。

イカれた奴らが作るとっ散らかったスト
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

面白かったけど、中弛みはかなり感じた。

序盤の完成度はパニックホラーとしては完璧な気がしたんだけど中盤以降はなかなか人死なないやんって感じでどんどん緊張感が薄れてしまう。

成田着陸の件で機内の緊迫
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

2.5

終わってから上映時間を確認すると103分。やけに長く感じた。

序盤に多くみられる肌色成分やまた?と感じる仲違いがものすごく単調に感じてしまったためだと思う。

ワンシチュエーションもので大切なのはス
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野獣の血(2022年製作の映画)

3.5

全体として上手にまとまっていだけど序盤のシーンに繋がるまでのお預けがちょっと長すぎてそこばっかり気になっちゃう。

派手ではないゆっくりどっしり進行していくハードな韓国ノワール。こういうのも作れる幅の
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.5

全体的に荒削りな部分はあるけど思っていたよりは楽しめた印象。

映司が伊達さんにナンパされるのはめっちゃおもろかった。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

おもしろい。この手の映画によくあるリアリティとエンタメのアンバランスがなく丁度いい。

昨今の映画業界では強い女性がポリコレのゴリ押しで求められたり、また多様性への配慮がアカデミー賞の基準になっていた
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仮⾯ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル(2022年製作の映画)

1.5

子供の見るものに本気になるのもどうかと思うけど、リバイスパートはつまらないから練り直した方がいい。龍騎に関しては扱いきれないなら出さなくても良いレベル。

素人が考えたみたいなシナリオでおもしろい。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

製作側のちょっとしたおふざけだけいただけなかったかなぁ。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

3時間越えの上映時間を感じさせない魅せる映画。

セルフオマージュ多すぎな気がするけど監督にとってそれだけ大事な作品だったのかなと。

映像は前作よりも格段に進化していてとても面白いのには間違いないけ
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

2.0

自分の価値観とあまりにも乖離した登場人物の倫理観に終始戸惑っていた。これがイタリアの文化や価値観なのか、それとも自分の価値観がアップデートされていないせいなのかは正直よくわからないため評価のしようがな>>続きを読む

我々の父親(2022年製作の映画)

3.5

考えうる限り最悪の人生のうちの一つを豊富なインタビューから追体験させられた気分。

生の狂気に触れられる貴重な映画。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

群雄割拠の2022年下半期映画の中でもぶっちぎり1番の面白さ

アリス(1988年製作の映画)

3.5

シュヴァンクマイエルの長編デビュー作ももちろん狂っている。

同監督の他の作品と比較すると気色悪い描写や造形物などのセンスはかなり控えめな印象だが、不思議の国と監督のイかれたアイデアや造形のシナジーが
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紅の豚(1992年製作の映画)

3.5

ジブリにはアシタカ、ハク、ハウル、ユパ様、クロトワなどの魅力的な男性がたくさんいるけど一番かっこいいのは確実にポルコ。
気持ちのいいキャラクターしか出てこないから気持ちよく見られる。

マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.5

ストーリーはおそらく人間による世界の破壊と神による創造の循環の話??
まぁあってないようなものだから気にしなくても良さそう。

フィルティペットによる狂気地獄の堂々巡り。
この作品の真の価値は技術と彼
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.0

かつての日本はこんな大作映画が撮れていたんだと驚いた3部作だった。
最早ロストテクノロジーとさえ思えるCGと特撮の融合や違和感のない合成は時代を超えて現代でも通用する技術。

怪獣が災害として描かれる
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

4.0

子供向けと侮る事なかれ。

この不気味さはストップモーションでしか出せない独特の感覚。常に曇った空模様、薄汚いキャラクターと屋敷の造形、音楽をむやみやたらにかけないのも不気味さに拍車をかけている。
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.0

小津を現代に合わせにブラッシュアップした傑作。
カメラの構図だけで小津感を出すわけでは無く作品の暖かい雰囲気、人間の感情に対する深い省察までも小津。それでいてうまく自信のスタイルとして昇華している。
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