ーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

本当によいーー女性監督が、クルーも女性で構成することにこだわって作った作品。
作品の中にも男性はほとんど出てこない。
male gazeで商品のように消費されがちな女性と女性の恋愛を、繊細に、演者を尊
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マチルド、翼を広げ(2017年製作の映画)

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マチルドにとって、フクロウは心の拠り所だったけど、それでも、母親の存在に代わる/超えるものはなかった。

まともじゃなくても、お母さんの娘への愛がちゃんと感じられた。それがしんどいんだけどね。

ブエノスアイレス 摂氏零度(1999年製作の映画)

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in a land of zero degree, with neither east or west, has neither day or night, which is neither cold>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あんまりはまらなくて悲しい。

愛することはエゴなのか?というテーマに惹かれて観た。

けどちょっと展開早め+ bury your gays というかねー、またゲイ役死んじゃったよ。

日本のゲイの映
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欲望の翼(1990年製作の映画)

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大画面でマギーチャンを観られて幸せ

人生が交錯する感じ。湿度高めな感じがよい。
最後1分くらいしかいないトニーレオン。笑

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.6

なんかすごい気に入ってしまった、、!!!!!

会話がすごい心地よくて、何ともないシーンも全部見入ってた。

平日の夜に観てよかった。

つみきのいえ(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに絵本を読んだ感じ。

昔の思い出ってたしかに、思い出すのも億劫だししんどいし、楽しい思い出もつらくなる。最後おじいさんがまた水上に戻って暮らしててよかった。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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やっと鑑賞

大人なんだか子供なんだかよく分からない4人。

冒険のあとの4人の人生は、すごいさらっと話されるだけで、切なくもよかった気がする。結果としてどうなったかは関係なく、あの冒険と4人で過ごし
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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逃亡犯じゃなかったら何者でもない。


コージーの語りが好き。
2人が孤独と鬱屈さだけで繋がってるあの感じがよかった。

実家にいたとき、家のまわりの知らない道をずっと歩くというのをよくやっていた。け
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.8

ずっとみたかった作品。ついに映画館で鑑賞。

ぶつかりあいながらもやっぱり相手を愛してる2人。あんなに激しくぶつかってても、「幸せだった」。

何度も衝突して別れるのは、また一緒になること、お互いには
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

5.0

すごい体験。3時間半。

映画と関係ないこともあれこれ考えながら、それもまたジャンヌとして日々を過ごしているようで。

こんな体験は他にない。

震え上がるくらいの狂気なんだけど、でも日常の本当にすぐ
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ゴダールのマリア(1984年製作の映画)

4.0

ゴダール2作品目。映画館にて。

難解ではあるが筋を追うことはできた、けど消化しきれてない部分も多そう。もう1回観たい。

途切れる音楽や映像とずれた台詞、何度も挟まれる「その頃」。
観終わったあと思
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

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初ゴダール。確実に作品間違えた笑

難解すぎて、異世界に行ったようだった。もっとゴダール観てから再挑戦したい!

ずっと映像が綺麗だった。

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

苦しい。

ダヴィドの本心は分からない。なぜアレックスを追いかけたのか?なぜ猛スピードで?

もしかしたら、ダヴィドは愛する誰かをもう一度失うことを恐れた??だから、深く自分を愛するアレックスとの関係
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花様年華(2000年製作の映画)

4.1

ドランが影響受けたってのは納得すぎる。ていうか、ドラン自身も言ってたけどマイマザーとかまんまやんってくらい笑

観る順番が逆行してしまったけど、映画館で観られてよかった。映画の中の空気がそのまま伝わっ
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エレファント(2003年製作の映画)

3.7

ストーリーを多く見せず、展開という展開があまりないところがよかった。

ストーリーは無いんだけど、着々と銃撃に近づいていって、あっという間にその時が来た。

言葉にするのが難しいけど、余韻がすごい。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.8

物凄くよかった。

大きな生きづらさを抱えてるけど、深い愛を持ってる親子。2時間ずっとその愛を感じた。消えることがなかった。

カイラも、状況は違えど生きづらさを感じている人で、3人が作る世界とか雰囲
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

他のドラン作品よりはドラン味少なめだった気がしたけど、これもすごいすきだった。

やっぱりドランが描く母親が印象的すぎる。
ドラン作品の母親はみんな、トキシックなんだけどがちがちに子を愛してて、それが
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エレファント・ソング(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

俳優ドランも素敵。
雪景色や病棟と、アフリカの自然やオペラの会場のコントラストがすきだった。すごく不思議な雰囲気。

本筋?の精神科医の失踪の顛末は割とあっさりしてたけど、マイケルという人、その人生が
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(2007年製作の映画)

3.7

情報少なくて、そこがいい。
カバーにもなってる弟と2人でベッドにいる画がすき。

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.3

アデルエネルが観たくて鑑賞。
生きているって感じがした。

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

無駄がないような綺麗なストーリーだった。
二人が生み出す雰囲気がとても素敵。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.7

怖かった。でもなんか、もう一回観たくなってくる。

ドラン、ブロンド長髪似合う。

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.0

想像していたのと違った!けどよい裏切られ方だった。

撮り方がすきだったなあ。ストーリーは切なすぎた。でも、じわじわ心に来て、もう一回観ようと思うような作品だと思った。

ガールフッド(2014年製作の映画)

3.6

diamondsのシーンはもちろん、4人で重なって寝る姿や道端でゴルフ的な遊びをする4人とか、小さいシーンひとつひとつがすきだった。

わたしはロランス(2012年製作の映画)

5.0

ドラン作品はどれも好きだけど、そのなかでも特に素敵だった。

ふたりはまさに運命の人という感じで、心の底から愛し合ってる。だからこそロランスもフレッドも自分の気持ちに嘘はつけなくて、ぶつかりあって、そ
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

5.0

母親を愛せないが、愛さないこともできない。彼女の息子にだけはなれない。
親に向いていない。息子に向いていない。

一気にかき乱されて、消化しきれない。
どうやっても上手くやっていけない親子っている。
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.0

ドラン作品2作目。

タイプじゃないかもって思ってたはずなのに、気づいたら釘付けになってて、観終わったらあー好きだーってなってる。

進んだと思ったら引き戻されたり、単なるストーリー展開では起こり得な
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー苦しかったけど、エンディングも含めて好みの映画だった。

でも、ベッドシーンは受け入れ難かった。演者を搾取するようなベッドシーンは好きではない。ザ・male gazeという感じで、めちゃくち
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.9

笑っちゃうくらい独特な感じ、でも個人的に好きだった。

マキシムの笑顔、表情がだいすき。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

セリーヌシアマ監督の初作品。

最初からこんな素敵な映画作ってたのか!!!そりゃ良い作品ばっかり作るわぁと思わされた。

思春期のすごく微妙な感じ、全部中途半端なんだけど、全部全力で、そういう感じが本
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