Hamanさんの映画レビュー・感想・評価 - 53ページ目

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.6

田中邦衛の狡猾さに拍車が掛かっていて最高に面白い。前シリーズで出ていた役者が他の役で多々出演していて、何の説明もなく死んだはずの梅宮辰夫が別役で出て来た時は唐突すぎてクソ笑った。
今回は菅原文太演じる
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.6

千葉真一の破天荒な役柄がとってもイイネ!前作が群像劇だったのに対し今回は山中(北大路欣也)と大友(千葉真一)の二人に焦点を絞っていて観やすくなっている印象。シリーズ主人公の広能は狂言廻しポジ。
ラスト
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.2

まずキノコ雲のバックからのタイトルとメインテーマの入りが超格好良い!!!このメインテーマが劇中で何回も流れてダイナミックなカメラワークと相まっては個々のシーンが際立って脳内に映像と音楽が延々と残るほど>>続きを読む

クロユリ団地(2013年製作の映画)

2.5

想像の範疇の脚本。子供霊の顔の特殊メイクで少しだけ「鉄男」を思いだし(本当に少しだけ)、下からジャンプして襲ってくる所は「チャイルドプレイ」を思い出させる。

リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

4.3

1960年の映画をミュージカルにしたリメイク舞台の映画版らしい。複雑か。食人植物オードリーⅡのキュートとホラーが同居した造形が性癖ぶっ刺さりでとってもとっても好き。
この映画には劇場公開版とディレクタ
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探偵物語(1983年製作の映画)

2.8

松田優作出演ではあるけどドラマ「探偵物語」とは関係のない別の作品らしい。演出も特に盛り上げようとしていないのか待ちに待った主題歌のシーンも、淡々と曲がかかるだけでいまいち楽しめなかった。なんじゃこりゃ>>続きを読む

ハッピー フィート(2006年製作の映画)

3.7

先駆者 の苦しみ。歌が絶対であり躍りなどないペンギン社会の中で歌が全くダメで躍りしか出来ない主人公が孤軍奮闘するというよくあるプロット。んでも監督がマッドマックスのジョージ・ミラーということもあってか>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

失禁!



ギリギリで危なかったぁ(※劇場公開日のはなし)
劇場で観られて良かったぁ

マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.5

世紀末+荒野+モヒカン+筋肉+火炎放射機=ヒャッハーという世界観を作り上げた作品。そしてこの映画の表彰もんは主人公のマックス。ではなくロックンローラーの伝道師!我らがヒューマンガスさん!目に入るたびに>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

2.0

長回しフェチだけどこの映画の長回しは好きくない。

ダークマン(1990年製作の映画)

3.6

サム・ライミのダークヒーロー映画。25年前の映画なのに主演のウィリアム・ニーソンに若々しさがない。元から更け顔なのかしら。サム・ライミのコミック、アニメ的演出はこの頃から健在でとくに主人公の抑えきれな>>続きを読む

[リミット](2010年製作の映画)

3.5

イラクで突然教われたアメリカ人トラック運転手が目覚めるとそこは土の重さがのしかかる棺の中だった。ワン・シチュエーション映画も最近多々あるけど本当にここまでワン・シチュエーションなのも珍しいのでは。画面>>続きを読む

野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.7

元戦場カメラマンの男が平凡な暮らしの中で野獣の様な狂気を押さえきれず賭博場、銀行を襲っていく話。
松田優作の演技が圧巻。10kg以上の減量と奥歯4本を抜くという所謂デ・ニーロアプローチ的なものが功を奏
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ポルターガイスト(1982年製作の映画)

3.9

冒頭のつかみはスピルバーグ色が強くてほんわかファミリー向けホラー映画だのに、トビー・フーパーの悪趣味テイストが段々と顔をだしてラストは大スペクタクルSFXホラーゴースト祭。すげえな

レッド・ステイト(2011年製作の映画)

3.0

視点を絞って脱出メインにしてもらえればもうちょっと楽しめたと思います

スクリーム2(1997年製作の映画)

3.6

前作がそれまでのホラー映画を踏襲してメタ的伏線にしていたのに対し、今作はホラー映画含め映画の二作目メタでこれまた熱い。しかも前作も映画内で映画化された事にしてプレイバックさせてこれまた伏線にする。使え>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.8

POV方式での一般人目線の怪獣映画。言うなればブレア・ウィッチ・プロジェクト+ゴジラ。ビデオカメラ目線はやっぱりパニックムービーとして斬新に思える。ただブレア・ウィッチよりも規模もパニックも大きくなっ>>続きを読む

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

3.9

ババドックという謎の絵本を読んだ母子が段々と恐怖に襲われていく話。無駄にでかいSEなどの演出で嫌悪感、不安感を煽るのが上手い。本当に子どもがおかしいのか母親がストレスで狂っていっているのか、どちらが異>>続きを読む

モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.6

チェ・ゲバラの若き日の南米放浪を描いたロードムービー。旅に出たくなる衝動をちゃんと植え付けてくるので楽しめた。

激突!(1971年製作の映画)

4.0

スピルバーグ最初期のテレビ映画。ハイウェイでトレーラーに追われるだけの映画。本当にただそれだけ。なぜこの企画が通った。だけどもこの追われるだけの90分間が超面白い。スピルバーグすげぇ。緊張感も勿論ある>>続きを読む

御法度(1999年製作の映画)

3.4

司馬遼太郎が原作。戦場のメリークリスマス以来の監督大島渚主演ビートたけし音楽坂本龍一のトリオ復活作品であり大島渚の遺作。新撰組内の男色による騒動の話で例によって尻上がりの感覚で癖になっていく大島渚演出>>続きを読む

学校の怪談3(1997年製作の映画)

3.9

一番記憶に残ってるのはやっぱり3。夏休みのおばあちゃん家でテレビ放送を初めて観た時の感覚を未だ鮮明に覚えてる。特に今作ののっぺらぼうが幼少期のトラウマで未だに少し拒否反応が出た。ヒロインの前田亜季は大>>続きを読む

サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005年製作の映画)

2.5

「ハムナプトラ」みたいなファンタジー風の冒険活劇だと思ってたら陰謀論的なスパイアクションで肩透かしを食らった。勝手に。こういったアクション映画の主人公が超人的な身体能力なのはよくあることなので目をつぶ>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

4.0

一見するとデジタルカメラの安っぽい映像。でもそれによって唐突さというのが際立っている様に思う。いつのまにか没入していきデジタル画質など気にならなくなる。映画の中の音にも非常に重要な役割を持たせているの>>続きを読む

ブレインデッド(1992年製作の映画)

5.0

ピーター・ジャクソンのS級スプラッタホラー。個々のシーンすべてがユーモアに富んでいて、ホラーコメディの1つの完成形とまで言えるのでは。驚くべきはテンポの馬鹿みたいな良さ。終盤までのテンポが異常なほど良>>続きを読む

マンドレイク 人喰い植物のえじき(2010年製作の映画)

1.3

小さい人型の木が、たくさん襲ってくる映画かと思ったら、森の守り神らしいデカイ木の怪物が襲ってくる映画でした。知ってるマンドレイクと違う…。映画の中に、マンドレイクなんて単語も出てこない。邦題のせいかと>>続きを読む

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

4.6

衝撃的っすわ。昔に見た長沢まさみのドラマで内容は大体知ってるしどうせ80年代のアイドル映画だろう、と高を括って観賞したらば望遠と長回しの連続でかなり実験的。そのほとんどの長回しによってえげつない緊張感>>続きを読む

胎児が密猟する時(1966年製作の映画)

4.0

密室に一人の男優と一人の女優のみの実験的映画。話を端的に言うと女に母性を求めるあまり出産を嫌い妻に逃げられた男がその妻に似た女を監禁する話。そこに性差の問題はもちろん社会への反発等を昇華していて色々な>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.6

韓国映画お得意の復讐もの。復讐鬼のイ・ビョンホンも悪くなかったけどやっぱり連続殺人鬼役のチェ・ミンシクが超良い。「オールド・ボーイ」の頃の様なシュッとした格好良さでは無くなってたけと目が異常な程ギラつ>>続きを読む

吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

3.0

タラちゃんが好きって情報だけで観た。吸血鬼ゴケミドロ(宇宙生物)の恐怖と言うよりはそれを恐れた人間のエゴイズムによるパニックスリラー。円盤に吸い込まれていくシーンだけは異様に格好良いけど全体的にはチー>>続きを読む

マチルダ(1996年製作の映画)

3.4

天才超能力少女が悪を懲らしめる勧善懲悪コメディ。
天才少女が頭を使って悪い校長を懲らしめるだけでも面白そうだったから超能力要素は要らなかったのでは…女の子の顔もマコーレ・カルキン似だし。
このままこの
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007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

3.5

スターウォーズ大ヒットの煽りを受けジェームズ・ボンドが初めて宇宙へと進出した作品らしい。この宇宙での戦闘シーンがスター・ウォーズの影響を直に受けながらとってもに残念な出来。でもジョーズという悪役はレザ>>続きを読む

学校の怪談2(1996年製作の映画)

3.0

妖怪がほとんどCGに成ってしまっていて、今回は目を見張るような特殊メイクが無く残念。岸田今日子のろくろ首は良かったかな。それくらい。
当時の記憶もほとんど残ってなかったので、幼心にも微妙と思っていたの
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鮮血の美学(1972年製作の映画)

4.5

内容は超オーソドックスリベンジスラッシャー。今ではホラー映画でお馴染みのチェーンソーはこの映画が初出らしい。すごいね。関係あるの知らないけど同時期公開のはずの「時計じかけのオレンジ」を思わせるものが多>>続きを読む

フェイズ IV/戦慄!昆虫パニック(1973年製作の映画)

3.7

「めまい」の最高なオープニングタイトルを作ったソール・バス唯一の長編監督作品。デザイナーらしく一枚絵の様な綺麗なカットの数々や色合いがとても良かった。
今作の主演はなんと言ってもアリ(蟻)であり、アリ
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めまい(1958年製作の映画)

3.8

前半は普通のサスペンスで後半サイコスリラーチックになる。精神病院のシーンで終わっているという考え方も出来るのかな。
この映画で特筆すべきは映像美。迫り来るように見える螺旋階段や印象的な光の色合い。そん
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