鳩さぶれさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

1930年代。厳しい自然に囲まれた北欧、ラップランド。
北欧といえば同性愛が認められていたり、個人の権利に寛容なイメージがあるけれど、そんな光の裏には影もある。この物語は、先住民族サーミ人が受けていた
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.5


高い身体能力の頭脳を持ち合わせている、森の中で時給自足する家族が
母親の死からあるミッションのために初めての「社会」へと足を踏み出す。

父親のベンは、ヒッピーでこの「社会」で生きていくには難しい教
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

4.5

「なんかさ、怖い時に捕まるところがあるって、それだけでいいよね。」

ダブルミーニングを内包している映画は好きです。

決して迎えることのない「明日の私の誕生日」を待ち望む少女と、映像作品を作ることに
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

2.0

ドキュメンタリー映画として見れば⭐︎4である。
映画に自身の「拡張」を求めているなら、この映画はお勧めできない。
私は後者です。

価値観や生まれ育った環境の違いで、すれ違うなんて当然のことであるし、
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.5

男の人同士のカップルが、育児放棄された男の子を育てていく話。

世の中の常識なんて、常に変わり続けるもの。
話BC0キリストが生まれてから同性愛は神の意思に反く行為だと弾圧され、
つい100、200年
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

「正しく無い正義」で生き抜く兄弟の話。
音楽とカメラワークが非常に美しい。
兄弟の演技も素晴らしい、露骨な性描写に不快感を抱かない映画は初めてかもしれない。
もう一生見たく無いと思いながらもこの兄弟に
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パターソン(2016年製作の映画)

3.7

バス運転手の一週間を描いた作品。
描いたというよりも、映し出した、の方が適切かもしれない。
エイリアンは出てこないし愛する人が死んだりしない、ただゆっくりとpertersonの田舎町を時が流れていく。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.5

エヴァンゲリオンという日本のmodern mythology
これは映画を視聴し、解説を読み、もう一度視聴しを繰り返すアニメです。
胸にグッときます。
あと聖書が好きなら尚良しです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.6

三号機のキャスト変更、すごく良いと思います。
マリとアスカのコンビも良い。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

ポカ波最高すぎて声が出ました。1人でお部屋で見ててよかった。

またね(2014年製作の映画)

5.0

これこれ〜〜!ショートムービーと西洋の街並み、えぇとこの詰め合わせ!
あと西洋の品の良いおじいちゃんおばあちゃんってもう失敗することないやん。
マヨネーズかけて美味しい!って感想な気もするけど良いのだ
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.4

天才的監督と子役。
是枝監督が、「どうして道徳的なジャッジを下さないのか?」という問いに

「映画は人を裁くためにあるのではないし、監督は神でも裁判官でもない。悪者を用意することで物語(世界)はわかり
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ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

2.7

コスプレSEXに耽る主婦と高校生、貧困に喘ぐ同級生。
しんどい人生詰め合わせみたいな映画。

映画だとバックボーンが端折られてるから、福田のおかんのいい味が半減している。
あと里見ちゃんのイメージが違
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

大阪の人だけど面白かった。
大阪の人…うっ…私は…私の住民票は…伊丹…うわぁぁぁ

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

私の理解不足ででスコアつけれません。
確実に2回目の方が面白いはず。もう一度見ます。
Nolanは劇中セリフにしないことが多い(のか英語版で見れば理解できるのか)ので分からんのよね。お洒落さのため最後
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ミスト(2007年製作の映画)

2.4

色々と繋がりが分からないというか何これ?エイリアンだから、話のつながりとかそういうの完全無視?うん?

紙の月(2014年製作の映画)

4.5

□紙の民

間違いなく、日本を代表する作品。
本作品のテーマは偽物の恋だの金は人を変えるだのと言ったものではない。
作品の大きなテーマとなっているのは「善意」である。その為に主人公梨香と光太の馴れ初め
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.5

自堕落な生活を実家で送っていた一子が、ある日一人暮らしを始めて、恋もしたり色んな体験をして最終的にボクシングを通して成長する話。

百円の恋と題されているが、観ているとテーマが恋とは思えなかった。いや
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

福山雅治の演技も良かった、というかこの人演技というか素なんじゃない?って思えたよ。
リリーフランキー、あなたすごく良い役者。

生みの親より育ての親、やっぱり私はそう思う。

清須会議(2013年製作の映画)

3.3

映画として背骨がない印象
笑わせたいの?歴史を後世の若者に伝えたいの?
寧々はもっと頭のキレる女のイメージなんだけどなぁ。

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

年金の不正受給、ネグレクト、家庭内暴力、老人の孤独死 等
この10余年の日本で起こっている社会問題を詰め込んだ作品。

“家族”とは役割を与えられることによって、
自分の居場所を確認できる場所である。
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.4

ディズニーワールドのすぐ近くにある安モーテル「マジックキャッスル」では、夢の世界とは裏腹にその日暮の人々が貧しい生活を送っている。

彼らにとってモーテルは宿泊場所ではなく、宿代さえ払えば永遠に住み続
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.8

様々なスキャンダルを抱えるカトリック教会の運営に限界を感じた革新派のbergoglioが退任を申し込むが、現ローマ教皇Jonathanは彼をバチカンに呼び寄せて、徹底的に腹を割って話し合う。

全く異
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

なんかすごく好きなんだよね。
ありのままな感じ。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

5.0

ただただ好き。面白いか良い作品かとかじゃなくて、好き。
Jennifer Lopezとcardi Bがもう好きすぎて泣ける。
女は集まれば最強なのよ。
the dick is not importan
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

スコセッシが1988年に原作を読んで以来、28年をかけて映画化にこぎつけた念願の作品。


これは宗教の話ではなく、信仰のお話であると感じた。
キリスト教を用い、支配と服従の構造と手法、個人が集団に属
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GO(2001年製作の映画)

4.0

所謂在日韓国と呼ばれる杉原が、
アイデンティティを探し続けるお話。

冒頭シーンにシェークスピアのロミオとジュリエット」の台詞が引用される

「名前って何?
バラと呼んでいる花を
別の名前にしても美し
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.6

面白い!

マスメディアの過剰なまでのパパラッチに対する皮肉か
はたまた神の作った世界を逃げ出す「我々」の物語か。

人は娯楽に対してどこまで強欲になれるのだろう。
一人の30年の人生も、最終回を迎え
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.0

原作 da vinci codeのダイジェスト版
これは小説読んだことある前提で、映像として楽しむための作品。

ただただ超人ラングドン教授が暗号をホイサホイサと解いていく物語になっている。

そして
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

とても好きな映画。

アクション 音楽 テンポ
どれを取っても最高。
babyの人殺しは嫌って設定は途中で白紙と化していたけど、それでも愛しいよあなたが。
baby driverで流れた曲をSpoti
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アラジン(2019年製作の映画)

3.7

映像美や雰囲気は最高。
東洋の煌びやかさと土臭さに魅力を感じない人なんているのだろうか。

青いウィルスミスは映画で見るとそんなに違和感がなかった。騒がれすぎたのかもしれない。

元ネタ知らない勢とし
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.6

嫌なキャラクターが1人もいなかった。

ヘルシーな食事を日々努めているつもりだけど
そんなもんクソくらえじゃ。週末はチーズたっぷりバターで両面こんがり焼いたサンドを作るぞ。

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.6

初のmarvel作品スーパーウーマンにハマらず、しかし名作アイアンマンを見ずにスーパーヒーローは得意じゃないというのは良くない。という気持ちから鑑賞。

結果スーパーウーマンよりは好きだけどハマりはし
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

とても良き映画でした。

最強の二人、以来のナイスコンビ。
性格は正反対ながらも、黒人と移民としてのマイノリティを抱えるアリとトニー。
アリは、ピアニストとしても成功し教養もある俺は、他の黒人とは違う
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