ひばさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

5.0

すごい泣いた。子供ってこんなにじっと黙って凝視してるんだと思った。もっと1秒を生きて息もつけないほど口を回して両手両足をばたつかせて世界に主張して生きてるんだと思ってた。全神経が内側から刻印をつけ輪郭>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

5.0

世の中には"誰も望まない善"というものがある。それを日常と常に隣り合わせで、運命とか加護とか天罰とかそういう言葉でもいえる。マッコールさんはそれを引き受け誰も望まない悪を退ける。子供に優しくてもお年寄>>続きを読む

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

4.2

内側に属しそこから見て悪くはない市民感覚。だが一歩外から見れば排他的、選民的、封建的な抑圧の存在をわたしたちは五感で常に感じとっている。コミュニティと強く結びつき生きることの難しさは人類史の歴史そのも>>続きを読む

泳ぐひと(1968年製作の映画)

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あまりに怖すぎて、ただ怖かったという記録だけ残しておく。ずっと前に見たのに未だに巣食っているので気持ちを捨てていく場所が必要。内容もそうだけどパンツ一枚で終始駆け回ってる人見てるとシンプルに恐怖心が沸>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

ジョンウィックユニバース殺し屋人口9割なのになんで最初辞められたのか謎が深まった、結婚ボーナスか?福利厚生?至って真面目に画面はゲームみたいなことするから楽しめた、なんか(ま)抜け感あるよね。パリの凱>>続きを読む

コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

4.2

かっこいい場面はかっこいい主演に堂々と譲ってしまう潔さを持つ役多し平民代表わたしたちの🖤ユヘジン🖤にうちわ振る時がまたやってきた!私が大好きな韓国俳優五本指に間違いなく入る俳優さんであり、映画もバラエ>>続きを読む

スカウトに誓って 米国ボーイスカウトの隠蔽された記録(2023年製作の映画)

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「性的虐待を受けた男は恥を抱えている」スカウトとは信頼、誠実、助け合い、友情、礼儀、親切、従順、快活、気配り、勇敢、高潔、敬虔。スカウトは社会の縮図だと言うが、寝食を数日も共にするような、優秀者を決め>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

4.2

周りの人たちが"私は好き"のスタンスが多くて見てみたのだけど正直擦られすぎたレトロ作りなもんでンだよこの話はよみたいな気持ちで見てたのですが、最終的にはわたしも好きかも…になってしまった。愛の形成に至>>続きを読む

地に落ちた信頼 ボーイング737MAX墜落事故(2022年製作の映画)

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わたしはメーデー!民であるゆえこの事故も航空業界問題もそこそこ触れていましたがこの事件MCAS周辺はあまりにひどい。大事は人種差別から開拓してくとこ、万国共通です。命、安全、新しいものに飛び付く(と思>>続きを読む

ハント(2022年製作の映画)

4.4

権力に対し懐疑的であれと常に訴えている韓国代表作にまた一作が加わった。80年代の自国を呪い嘆き弔う気持ちや、被害者目線だけでない暴力を見過ごす加担も描く。当然暴力に余念もなく、そしてスパイモノといえば>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.0

わたしも化石のサメの歯ペンダントしてったけどみんな浮かれた格好で見に来てて良かった。メガロドンとのタイマンが数回戦あるのもおののくがサメ口内目線のガブガブは初めて見たぞ!ステイサムとウージン(人以外と>>続きを読む

元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

4.0

メーデー!民(『Air crash investigation』民)大興奮!一体どれがあてはまるかみんなも確かめよう!

・コックピット内で親密な仲になりすぎるのは危険です
・小さな逸脱行為を重ねてい
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オーガズム瞑想:ワンテイスト社の実態(2022年製作の映画)

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映画でよく見るセックスカルトは一体なぜ蔓延るのか参考になるかと見たが…女性創始者と稀だがバカがなんか言ってるぞとは片付けられない複雑に入り組んだ人間心理の底なし人権侵害がそこにあった。時期的にmeto>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.3

画面が動く度に"いやいや…"と脳が否定から入る。よくもそんな"なんかやだよ"の索引から引っ張り出せるな。2次元と3次元のコンボに負の感情が搾り取られる。解釈以前に主に狭い部屋が息苦しくホラーゲームのよ>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.2

いつ配信するのか今か今かと検索しながら楽しみにしてた米大統領の息子と英国王子が恋!こういうのでいいのだ…🏳️‍🌈🏳️‍⚧️ スキャンダルとしてではなく本当の自分と向き合い表に出すことができた愛の歴史と>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.3

ほどほどに怖く非常に見やすく盛り上がる良いつくりの映画でした。公開4週目完売てあれだろ、プロデューサーに🖤はんこ押された義理人が見に来たんだろ、えらいね。監督作『オーヴァーロード』がすきなのですが、こ>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.2

巨大ロボ横滑り!傲慢巨大ロボ残虐破壊ムーブ!煽り隕石!セイハロートゥーマイマイリトルフレンズ!!ほしいのはてめえの命だ!!!!みんな!惑星破壊の季節が!!夏がやってきたぜ!!!
ナイジャはすき?の『キ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.2

大気圧、水圧、火成岩ガラス構成等、圧力大勝利圧力を思い知れ化学の授業でした。火は相手を溶かし、水は己を溶かすまた溶媒のイメージもストーリーに活かされていた。エンバーたち火エレメントが毎日必要のない傘を>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

4.4

配信されたはいいが字幕が酷すぎると聞き見逃していた作品をやっと見れました。大丈夫字幕でした。なんせフリッツラング2作も"あっこれ見れない"と作品内容が与える精神的ダメージを汲み途中挫折していたので(『>>続きを読む

家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

4.0

トラウマリスト入りおめでとうございます。2つめが当然無理なんだけど1つめのラストでちょっと良い感じの音楽が一瞬流れるとこ一番無理だったかもしれん、え~~~~なんなんこれつくった人…みんなどう思ったこれ>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.2

最初のあらすじで背景の音楽がでかすぎてあらすじが聞こえないのがおもろかったですハイローくらい元気に語ってくれ!いくぞてめえら!玉木宏が一種類の表情でめちゃくちゃなことを言ってるけど一種類の表情しかない>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.2

あらすじを読んでもさっぱりわからないしポスターやビジュアルを見てもさっぱりわからない、予告もわからない、でもまだ作品を見るという大いなる希望が残っているので大分幸せでした。進化とは淘汰や退化であり何を>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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これは100%当たる占いですが、第2ラウンドは伝書鳩諜報戦、第3ラウンドでは鳩一揆となります

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに見たくなってやはり退屈しない話。アシタカのこの清廉潔白の塊みたいな男が実は憎しみと呪いと業の塊なのいいよね~あの人もしっかり個人の怒りを抱えてるからね。この追放までのスピード感なんなんだ思う>>続きを読む

イビルアイ(2022年製作の映画)

4.0

この監督の作品群から人間自身より人間を包括した自然現象に興味があるようで、人間社会が生み出す物語性への信頼は厚くも人間自体への感情が素っ気なく個人はぞんざいなもんだと突き放してくるとこに味がある。主人>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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わたしの受け止め方が"どう生きるか"ではなく監督による"生きるとはどういうことか"指南としてだったのでなんかよくわからんけど解釈の誤差が生じているような気はした。説教というか、まさにシンゴジラの私は好>>続きを読む

HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

4.6

待ってくださいこの子には事情があるんです全方向に中腰仲介して回ってたから自らを媒体に完璧な円を叩き出した真理にたどりついた。ぜってえタバコやめて!思ってるよ邪念にまみれながらなんとか堪えてたのに「なん>>続きを読む

裸足になって(2022年製作の映画)

4.2

真面目に努力しても報われない世界でもう一度生きてみる。言語のひとつとしてカウントできるダンスは口語の言語学習と違い門は広い為絵文字さながらの共通言語だ。違った状況でも手足で紡いで少しずつ表現方法を獲得>>続きを読む

スターフィッシュ(2018年製作の映画)

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あったかい映像/音楽なのにばかみてえなジャンプスケアが地獄のように続くから許せません。一人でフロアを沸かすはめになっただろ。親友を亡くした次の日に怪物が世を支配してたこの世の終わりなるとんでも急カーブ>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.2

前回までのあらすじ:前作『X』4DX上映(迷惑客)だったけど、今回は上映劇場激減仕方なくでかい映画館まできたがなんか周りも変わってて迷った知らんシステムになってて困惑した4D箱と隣り合わせ3.5DX上>>続きを読む

アテナ(2022年製作の映画)

4.5

本作を見て、メイキング見て、また本作を見て…とやっていた。表現に難はあるが見ていて楽しい暴力。なめらかな映像も相まって人が動き回ってることが奇跡のように面白く見える。なんだかんだ最初にカリムが警察の報>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.2

人生の長さ分つらいことは増えるけど、大切なことを選択できれば年をとっても良いことも楽しいこともたくさんあるよってところが良かった。前作がソ連との核競争50年代、今回は核が宇宙へ代替、アメリカの宇宙進出>>続きを読む

大いなる自由(2021年製作の映画)

4.2

最近"自由"とはポジティブな意味だけをもつものとは限らないと感じていた。この言葉は権力側と抑圧を受ける側両方が使用でき定義は同じではないはず。それは解放だったり決断だったり曖昧さだったり好き勝手だった>>続きを読む

ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

4.4

死後の世界を保証した為自殺者急増、現実と幻想は共存しない、死という喪失をなかったことにしようと開発した技術、人間と動物の行く天国は分別?、魂と記憶はとりあえずは独立した概念で強く結び付く要因だから死後>>続きを読む

1922(2017年製作の映画)

4.0

大誤算で夜中に見ちゃったから、うるせえ~~~~!!!大乗仏教に入れ!!!!叫んで事なきを得た

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.2

うまく言語化できずにいる。わたしたちどうやってAIよりも人間(子供)と向き合っていけばいいんだろう。社会人としてどう子供を保護すればよいのか、グリーフケアの距離感は?自分のキャリアは?必ずしも母性は必>>続きを読む