highburyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.5

【権力を持った馬鹿はタチが悪い】

1996年のアトランタオリンピックで起きた爆破事件を基にした作品。

なんとかして犯人に仕立て上げたいFBIとそれに立ち向かう弁護士、そしてなんだか頼りないリチャー
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KILLERMAN キラーマン(2019年製作の映画)

2.7

【盛り上げ始めるのが遅すぎる】

裏社会の資金洗浄屋がトラブルに巻き込まれ記憶を失ったまま悪徳警官に追われることに。
『ソー』の弟、リアム・ヘムズワース主演のアクション映画です。

『記憶を失う』とい
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ウォール 絶体絶命(2019年製作の映画)

1.5

【緊迫の93分!ではない】

イスラエル軍の空爆を受けたレバノンの民家。上の階には敵軍の兵士がいるという最悪な状況に陥った5人の男女の姿を描いた戦争映画。

何も起きずにダラダラと話が進み、爺さんたち
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スタンドアップ(2005年製作の映画)

3.9

【世の中は変わる】

DV夫と別れ地元に戻った主人公は父と同じ炭鉱で働きだすが、そこで待っていたのは男たちからの悪質なセクハラで・・・。
1980年代に起きた実話をベースとした作品です。

ほんの30
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ハンコック(2008年製作の映画)

3.7

【もうちょっとで傑作だった】

嫌われ者のヒーローがPRマンと出会い、イメージアップを目指すアクション映画。

パワーを持て余し、街を助けているのか壊しているのかわからないハンコックの姿と、態度を改め
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アイ・アム・タレント(2016年製作の映画)

3.4

【タレントの言葉が重い】

南アフリカで路上生活を送っていた少年が、アメリカへ渡りプロのスケートボーダーとして自立していく姿を追ったドキュメンタリー。

何を持って成功とするかは人それぞれの価値観です
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ペーパーボーイ 真夏の引力(2012年製作の映画)

3.3

【俳優陣の怪演を楽しむ映画】

保安官殺しの事件をめぐる奇妙で複雑なドラマを描いた映画。

登場人物にまともな人がほとんどいない作品でした。
俳優陣は豪華な割に、物語は胸糞が悪いだけでほとんど中身がな
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レジェンド・ハンター ハリウッドの秘宝(2018年製作の映画)

2.2

【なんでこの作品を作ったのだろう?】

1930年代にハリウッドで活躍したアクションスター、エロール・フリンの若かりし日の冒険を描いた微妙なアドベンチャー映画。

彼を含めた4人が小さな船でオーストラ
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.2

【観る側の捉え方にお任せな作品】

イスラム原理主義に傾倒する少年の姿を描いた人間ドラマ。

思春期の少年が何かに感化され、それに固執してしまうのはよくあること。
本作の主人公の場合はそれが宗教、しか
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アサルト -狙撃兵-(2017年製作の映画)

3.3

【サクッと観られるミリタリーアクション】

部下を殺された特殊部隊の隊長が犯罪組織へ復讐するフィリピン製のミリタリーアクション映画。

古いタイプのイケメン主人公が全くと言っていいほどピンチに陥らず、
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ヴィランズ(2019年製作の映画)

2.8

【またジャケットに騙された】

強盗犯のバカップルがサイコ夫婦の家に忍び込んだことから始まる恐怖体験。

ホラー?サスペンス?なのですが、想像していたほどグロい場面も無く、さほど笑える場面も無く、最後
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沈黙のテロリスト(2001年製作の映画)

2.4

【デニス・ホッパーの無駄遣い】

決してシリーズものではない『沈黙シリーズ』。本作はスティーヴン・セガール主演ですらありません。
『では、デニス・ホッパーか?』と思いきやそうでもなく、ジャケットでは3
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.3

【多くの人が感動できる作品】

80年代、ロンドン郊外の街ルートンを舞台にしたパキスタン人青年の青春ドラマです。

移民への偏見・差別、父親からの押し付けられる古い慣習。
悩みの多い主人公はブルース・
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

3.0

【知らなくて良いこともある】

「長くつ下のピッピ」で知られるスウェーデン人作家アストリッド・リンドグレーンの半生を描いたドラマ。

時代背景や場所柄を考慮すると苦労したのはわかりますが、そもそも不倫
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インビジブル・シングス 未知なる能力(2018年製作の映画)

3.2

【一番すごいのは友人でした】

マーベルやDCを意識しまくったドイツ製のお子様向けSFアクション映画です。

研究室で偶然能力を得て、悪の組織に追われ、発明家の友人の手助けがあり、イケメン転校生と恋仲
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ボディカメラ(2020年製作の映画)

2.5

【サスペンスでは無いので気を付けて】

R&B歌手のメアリー・J. ブライジ演じる女性警官が、警官殺しの事件を追う物語

ボディカメラの演出が効いてくる場面は特になく、警官が殺される理由もすごく真っ当
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1/8 ハチブンノイチ(2019年製作の映画)

2.0

【バトルロイヤルものではありません】

無人島での生き残りをかけたリアリティ・ショーと見せかけて、実は・・・な展開なのですが、ぼんやりとしたストーリーで全く面白くありませんでした。

冒頭で出場者のプ
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デイ・アフター・トゥモロー2021(2020年製作の映画)

1.0

【アサイラムとは言え、これは酷い】

観る者すべてを落胆させる『デイ・アフター・トゥモロー20xx』シリーズの最新作。
(そもそもシリーズじゃありませんが・・・。)
巨大寒波に今流行りの新型ウイルスの
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.5

【よく頑張ったで賞】

2分後の未来とつながるタイムテレビを巡る短編コメディ映画です。

『サマータイムマシン・ブルース』と似てると思ったら同じ劇団『ヨーロッパ企画』の作品でしたね。

アイデアは面白
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沈黙の脱獄(2005年製作の映画)

2.3

【脱獄に悪戦苦闘するセガールが観たかった】

決してシリーズものではないスティーヴン・セガール主演の『沈黙シリーズ』、いつものB級アクション映画です。

『沈黙の脱獄』のタイトル通り、脱獄はしますが決
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.0

【前作と毛色は違うが面白い】

良作なB級サメ映画『海底47m』の第2弾です。

ストーリー上の繋がりは一切ないので本作を単体で観ても全く問題ナシ。
舞台は海に沈んだ古代遺跡で、厳密に言えば『海底47
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海底47m(2017年製作の映画)

3.1

【アイデア勝利】

多頭のサメや台風で飛ばされるサメが出てくるB級サメサメパニックとは一線を画す、まともなサメ映画です。

サメ観賞用のゲージが落下し、海底47mで閉じ込められてしまう姉妹。
『サイレ
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アンチグラビティ(2019年製作の映画)

3.4

【B級からは一歩抜け出している感じ】

ロシア製のSF映画。
事故に遭った男が目覚めるとそこは見たこともない異世界で、人々は謎の黒い怪物(=リーパー)から隠れて暮らしていた・・・。

VFXは想像以上
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.3

【戦闘ポーズいじりが最高!】

MCUフェイズ4の第1作目、通算24作目、アベンジャーズのオリジナルメンバー、ブラック・ウィドウの単独作品『ブラック・ウィドウ』です。

ナターシャ・ロマノフがかつての
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

【アメコミファンじゃなくても一見の価値あり】

DCコミックのヴィラン、『ジョーカー』の誕生秘話。

笑いが止まらなくなる生涯を持ちながらも、純粋にコメディアンになる夢を追うアーサー。
生来の不器用さ
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ザ・センチネル/陰謀の星条旗(2006年製作の映画)

2.8

【ジャック・バウアーから逃げ切れるか!?】

マイケル・ダグラスとキーファー・サザーランド共演のサスペンスアクション映画。

大統領暗殺の容疑をかけられたシークレット・エージェントが逃亡しつつ、真犯人
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サウンド・オブ・サンダー(2004年製作の映画)

3.0

【B級の中では傑作なのでは?】

タイムトラベルもののB級SF映画。

冒頭の恐竜のCGでがっくりときましたが、意外とストーリーは悪くない出来でした。

群れで襲ってくるマンドリル顔の爬虫類や巨大コウ
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.5

【あらすじに騙されたけど、それはそれで良かった】

天才数学者が冷静下の暗号解読任務に巻き込まれていくサスペンス映画・・・と思って観たら全く違い、ホロリときちゃう感動作でした。

人付き合いが苦手で幻
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.0

【笑わないとやってられない】

バンド仲間の一人が死んだことから始まる超ブラックコメディ映画。

ちょっと話がぶっ飛びすぎてついていけませんでした。
随所にちりばめられた笑いのポイントもブラックさが強
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

【暖かさ満点のロードムービー】

プロレスラーにあこがれるダウン症のザックと他界した兄の影を引きずる漁師のタイラー、そしてザックを追ってきた看護師のエレノア。3人の心温まるロードムービーです。

登場
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美しすぎる裸婦(2018年製作の映画)

1.7

【へー、そうなっちゃうか】

写真家が聾唖の美女を監禁するロシア映画。

中盤以降は真面目に観てると馬鹿を見ることになる作品。
犬とか別れた妻とかなんかもうちょと盛り上げようがあったのではないでしょう
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ふたりの J・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏(2018年製作の映画)

3.0

【意外とあっさり終わる】

ベストセラー作家J・T・リロイの正体と騒動を描いた実話ベースの作品。

なりたかった自分を作り上げて、そして周りもそれに乗っただけなので、倫理的にはアレですがそんなに大問題
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コロンビアーナ(2011年製作の映画)

3.7

【リュック・ベッソンに期待しすぎなければ楽しめます】

女殺し屋の復讐劇です。

両親が殺されマフィアから逃亡する幼い主人公・カトレアの身体能力と肝の座りっぷりに驚かされる物語の冒頭。
そりゃあ9歳で
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キル・オア・ダイ 究極のデス・ゲーム(2016年製作の映画)

1.8

【あなたの期待している『人狼ゲーム』では無い!】

『人狼ゲーム』のロシア版『マフィア』。
勝てば10億ルーブル、負ければ死が待っているデスゲームに挑む11人を描いた作品・・・ではなかったですね。
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ザ・スパイ ゴースト・エージェント(2019年製作の映画)

2.9

【良作に化けてたかも知れない残念な作品】

ロシアが各国に潜伏させたスパイ『スリーパー』。彼らを再起動させる極秘パスワードを巡る争いを描いたロシア製スパイアクションです。

かつての仲間と合流し、敵か
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

2.0

【現実離れしたストーリーで興ざめ】

『スマホを落としただけなのに』って続編作るほど面白かったっけ?っと思いながらの観賞。

前作の犯人に捜査の手助けを求めるのは割とありがちな展開ですが、超法規的措置
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