hiroyokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.3

期待しないで観たら、やられました。アフリカに高度文明がある世界観が素晴らしい。その表現も、独自の美意識、哲学、宗教を感じさせる、丁寧なつくり。流石、クーグラ監督。また、主演の2人がイイ。ボーズマンはエ>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.2

ルッソ兄弟、凄い。アクションの魅せ方を、心得ている。キャップの孤独と、親友への想いが伝わる演出も上手い。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.5

ウルトロンが敵として、物足りない。未知なる恐怖が少ないかな。前作が良かっただけに、期待値を超えず。

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

アッセンブル、って、そりゃ胸アツだわ。敵もコリャ確かに総力戦だよねって怖さがある。バランス良く、ヒーローの見せ場もしっかり用意。監督、なかなかやります。ラストのオマケシーンが、大好き。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.3

ヒーローの力は、正義か?アメリカが持つ、圧倒的な軍事力のメタファー。それをエンタメに昇華している。ここら辺がハリウッドの凄み。アメリカを象徴する姿をしたキャップがコントロールを肯定し、AI新技術革新を>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

大団円。先ず、この役者の数を活かしきった、ルッソ兄弟に脱帽。これは、凄い。見せ場、しっかり作ってた。世界線がどうなってるのか、?な所もチラホラありますが、ご愛嬌。過去作への目配りは、全て観たファンには>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.1

いや〜凄い。マーベルを追っかけてた自分としては、満を持して、サノス登場。驚いたのは、CGあれだけ施しながら、ジョシュブローリンの演技がしっかり伝わる所。流石マーベル。ラストは衝撃でしたね。

アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

アイデアが先ず良い、ストーリーテリングも良く出来てました。アクションも必然性があり、新しい魅せ方。良作。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

戦争は、様々な人が、それぞれの立場で、大きなウネリに巻き込まれていく。その様を、ダンケルクの戦いという、第二次世界大戦の分岐点を、各々の視点と時間軸で描くことで、ダイナミックに歴史を切り取っています。>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.8

theスター映画。これ、成立するのは、スター役者が、しっかりスターでないといけません。その点、この映画は完璧。ジョージクルーニーとブラットピットの男前さは、素晴らしい。ソダーバーグが、肩の力を抜きまく>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.5

まず、ロペルトベニーニが素晴らしい。あの時代を明るさで生きることの、勇気を感じる演技。あの演技が無ければ、単なる作り話に堕していた。明るさ故に、戦争の非人道性が切実迫る。最後は、悲しかった。本当に。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

キアヌの銃捌きとCQCを組み合わせたアクションに見惚れた。無駄が無い動きで、アクションに説得力がある。裏社会の厳粛なルールが面白い。

セッション(2014年製作の映画)

3.9

激アツな映画。まあ、役者も演出もストーリーも濃いよね。最後の演奏シーンは、演奏というより、戦い。殴り合いまくって、最後に通じる一瞬がある。スポ根音楽映画。嫌いじゃない。

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.7

久しぶりに観ると、とても良くまとまっている。やっぱり、ロバートがハマってるよね。キャスティングの勝利。彼自身の過去が、役の否定したい過去とリンクして、役に説得力が生まれてる。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.4

このアニメ表現は、やられました。スパイダーマンは、ポップカルチャーの象徴。それを、アニメ、漫画、CGと、多様な表現を、当に自由自在、縦横無尽に駆使した意欲的な作品。クリエイターの志が高い。アメコミ文化>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

ジョンファブロー、こんな映画が撮りたかったんだ。成程、人を信じれる前向きさがあるから、アメコミに血が、通ったんだなぁと、妙に納得。
観てて、ハッピーな気持ちになる映画。小さいけど、心のこもった贈り物み
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.9

近代絵画好きなら、憧れるストーリー。あの頃のパリって、カフェや酒場で交わされた会話、踊り子を観に来る紳士淑女。そこに紛れ込む自分。なんとも、ウッディアレン。常に、前の時代を羨み、美化するのは、人の本性>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.0

夢と現実。SFでは、王道のテーマを、今までに無い映像表現で描いてます。ディカプリオが、いいんですよね。夢でなく、現実を取り戻すことへの拘りが、リアルさを生んでいます。でも夢へのダイブで、現実を信じきれ>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.1

難解な宇宙物理学に真っ向から、向き合いながら、しっかり家族の物語として、描ききっている。いや、超弦理論とかブラックホールの事象地平とか、本の理論としては読むけど、映像のイメージが今まで全く湧かないモノ>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

現実の話との違いなど、色々ありますが、映画としては、素晴らしい。伝説のライブエイド、物語が見事にソコに収斂して、ボヘミアンラプソディの歌詞が、切実さを持って、聴くものを魅了する。確かに出来過ぎですが、>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.3

怖い。ホテルの孤立と、主人公の抱える文筆家の孤独な苦悩。そこに、過去からの土地の呪いが加わって、あの恐怖の夜に繋がる。主人公は、永遠にホテルに繋がる。彼にはそれが救いなのかも。それも、怖い。キューブリ>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.2

前作が良かったので、期待し過ぎたかな。顛末の腹落ちが、今ひとつ。ストーリーでもうひと捻りが欲しかった。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

ジョーダンピール、初監督でコレは凄い。黒人である事を、全く逆の視点で捉えて、白人のエゴを描き出しています。ラストに至るまでの不気味さの演出が上手い。笑顔で流れる涙、あれが恐ろしかったー。黒人差別の根深>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.4

三部作の大団円。途中、イウォークの下りでモタツキもありますが、私は好き。イウォークって、なんか、80年代の空気感なんですよね。冒頭のジャバとの戦いは、シリーズ屈指の活劇。ルークの、敬礼みたいな合図が、>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

4.7

最高な続編。アービンカーシュナーがバトンを受け取り、前作の活劇から、人間ドラマにシフト。それが抜群にハマってる。この作品で、後のシリーズの絵面が決まった、撮影がイイ。あの、ダースベイダーのシルエットと>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.7

素晴らしいスペース活劇。この作品の前と後では、サブカルチャーが変わりました。ピッピー文化を受けた、東洋思想への傾倒と、古来からの西洋物語のフォーマット、そこに全く新しい古びた宇宙の世界観。よく、作りま>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.3

ドゥニビルヌーブ、頑張りました。だって、あの続編ですよ。クリエイターなら、皆尻込みしますよね。それを、世界観を自分なりに更新しようとする意思が感じられます。ラストシーンで、前作の雨との対比。よく練られ>>続きを読む

2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

4.7

この時代に、コレは本当に凄い。初めて観た時、製作年を確認したのを覚えてます。難解ですよね。私的には、宇宙定数や様々な数値が、人間進化に最適化されているコトから、神的な知性の存在を前提にした世界観を表現>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.7

この世界観を作り上げたのが、スゴイ。勿論元ネタは色々ありますが、フォロワーの多さでは、SFでは、スターウォーズと双璧。ハリソンフォードもカッコイイですが、ルトガーハウワーに痺れました。有名な雨のラスト>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

4.7

完成されたストーリーと、ミロスフォアマンの、天才を抑圧する凡人の狂気を描き出す演出が、しっかり噛み合っている。冒頭、ここまで一気に物語に引き込まれる映画を知らない。演出の勝利。ラストのレクイエムの音楽>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

5.0

映画という表現のマスターピース。何でこんなに完璧な映画が作れるのだろう。2人の主演が素晴らしいのは勿論、ジョージロイヒルの、映画活劇的な演出、最高の映画音楽、あの哀愁と軽妙さは映画の主題を表してます。>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

奇跡のパート2。あのマスターピースの続編を、それと肩を並べるレベルの作品を立て続けに撮る。この頃のコッポラは、神がかっている。凄すぎ。2作目に、マフィアの互助会的歴史と司法との共存を持ってくることで、>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

完璧な映画。初めて観た衝撃を、今でも憶えている。アルパチーノの素晴らしさ。アノ有名な、イタリアンレストランのシーンは、演出、演技、音楽、全てが、これしか無いというアンサンブルで、映画の頂点のひとつだと>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

素晴らしい。ホアキンの鬼気迫る演技が、抑制が効いた演出とほど良いバランスで仕上がってます。悲しい物語ですよね。ホアキンの悲しみを含んだ笑顔が良い。喜劇と悲劇は、陰陽の表裏。大きな善意を示そうとした、ウ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.6

テレビシリーズ視聴して、参戦しました。シリーズはジャンプ王道、そして作画クオリティがテレビシリーズと思えないレベルに感動。そして、映画。スゴイレベルのアニメです。作画、演出、声優、全てハイレベル。しか>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.2

洋楽が好きなひとには、堪らない映画じゃないかな。ビートルズが音楽に与えた影響を知っていると、とても笑えるネタが満載。流石、ロック好きなダニーボイル。もし、あの音楽を、自分がつくれたら。その興奮と責任が>>続きを読む