Femindさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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殺人の疑惑(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ソン・イェジン目当てで見たものの、キム・ガプスに持って行かれた作品。

とにかくキム・ガプスの存在感が怖い。

優しいお父さんとして暮らしている冒頭から何だか気味が悪いが、最後に時効を過ぎて高笑いする
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荊棘の秘密(2016年製作の映画)

3.9

ソン・イェジンの鬼気迫る演技が素晴らしい。
娘がいなくなり、狂ったように行動して事件を追い詰めていく過程がハラハラさせられた。
そしてこの作品を見た直後に、男は何らかの欠陥品なのか?と思わずにおれない
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

少佐がクズ。

一番に感じた部分。戦場での自責の念や苦しみ、悲しみを引っくるめてもヴァイオレットと会ったら辛くなると一度は追い返しておいて、手紙を読んだら走って追いかけるとは何なのか。
少佐がヴァイオ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

女性なら何かしら思い当たる辛い思いが反映された作品。
旦那が妻思いなのが救い。
不安定な妻の様子に狼狽える旦那の姿を見ていて、妻が、女が苦しむのは全ての男性が悪いわけではなく、社会の仕組みを作った一部
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

4.4

若さ!馬鹿さ!青春!が詰まった良作。
青年男子特有の勢いと純粋さと有り余る体力で、未来の警察官たる正義を貫こうとする姿は素晴らしくいじらしさもあり、終わってみれば無事だったから良かったものの…と思うと
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.8

ずいぶん昔の作品なので、画像の作りや今の韓流エンタメのビジュアル演出と比べると古さはあるものの、湿った雰囲気や生っぽさがずっとあって独特の印象。
ソン・イェジンが若くて今と比べたら荒削り感はあれど既に
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来る(2018年製作の映画)

2.8

結局来てたのが何だったのか、という部分が分からないまま盛大に殺してぶっ壊して終わった力技作品。
イクメンパパの妻夫木聡の胸糞演技が上手くてイラッとさせられた。

華氏 119(2018年製作の映画)

3.9

アメリカは日本より民主主義が確立してると思い込んでいたけどそうでもなかった。どの国も金持ちや独裁傾向の強い人間が牛耳って自分たちの利益のために政治を利用するんだなという思いが強くなった。
銃の乱射事件
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キングダム(2019年製作の映画)

3.5

原作のスケール感をビジュアルで頑張って出したと思う。原作の熱量の高さまでは感じられなかった。
総じて演者の演技に現実味がないというか、叫ぶシーンの腹の底から声が出ていない感というか、普段叫んだり激昂す
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.8

一定の年代にはかなり刺さるのでは。
輝かしい青春時代とまだ世の中に勢いというか元気があった時代を懐古するムービー。
四半世紀前かと思うとそりゃ今と違うわなと思う。
芹香は社長になって両親が鬼籍に入って
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.5

ニノの演技力で完全にキムタクを食った感があった。
全編を通して演者が早口でボソボソ語る台詞が多い為、正直滑舌…って思いながら観ていた。それがリアル感とか作品の雰囲気を演出する為のものだと言っても加減っ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.6

淡々としているのに、こんなにもエモーショナルで愛に溢れた作品だとは思わなかった。
スカヨハのママ役は、板についていて、母親である中にも一人の人間としてのキャラクターがしっかり感じられるのが今作でも見ら
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.3

ジブリもの、というカテゴリーで期待して観た分ちょっと肩透かしを食らった。
ティーンエイジャー特有の内なる自分との向き合い方と外の世界への個の確立を不思議な時空の中で成長させていく様を見せたいという事は
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.8

スカヨハはこういう役がハマるなぁ…
ヒトの脳をフルで使ったらどうなるかの実験的ビジュアル化という感じで興味深い作品だった。
脳が活性化したら物質を支配する前に自分の身体の能力を最大限に活かして物理的に
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.4

ゾンビもの。
物語の内容は良くある王道スタイル。
画面の色味?が好きなタイプの映像だった。
あまりゾンビもの好きじゃないんだなと気づけた作品。

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.8

日本で猟奇的な殺人犯が出てきてもリアリティが感じられず民法ドラマ感がムンムンになってしまうのはご愛嬌で、日本の映画の中では割と楽しめたテンポが良い作品だったと思う。
この作品の設定を安っぽくなく作るに
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

観る機会を外してようやく今更ながら観る。
全体のクオリティは流石のMARVELなんだけど、ヴェノムがエディに入れ込むまでの時間が短過ぎて若干の無理さを感じてしまった。
ちょっとしたバディもののような軽
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.0

度し難い。

アニメーションとしてはとても丁寧に美しく作られていると思う。
テレビ放映された続編としての映画作品だが、そもそもの内容がエグい。
倫理観が問われる作品。
それだけにヒトの心の深層を抉って
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

ザ・タイカ・ワイティティ!

人の営みの中のおかしみを差し込んで、あたたかく、絶望的な中でも悲しみだけに支配されない愛がもたらす強さをひたすら浴びる、そんな作品。

スカヨハ演じる母の人柄も、彼女だか
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.8

映像がファンタジックでとても美しい。
空海は空海である必要はなく、ひたすらチャイニーズムービーに
してくれてもよかったのでは…と思わなくもなかったけど、とにかく
黒猫が可愛い。
ネコ猫ムービーである。
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

個人的には前作よりも今作の方が好き。

前作の本当の自分探しの段階を経て、自分のルーツへの好奇心や自分の中の衝動や欲求に素直に従って未知の世界へ踏み出すエルサの姿と、絶望的に思える困難の中で、まずその
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花宵道中(2014年製作の映画)

3.2

この原作を五社英雄監督が撮ったらどうなるかなーと思いながら見ていた。

安達祐実ちゃんの演技はとてもとても上手なのに、高すぎる声だったり子供のような見た目から、幼児虐待的な雰囲気に見えてしまったのが微
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二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ホリエモンが、卵焼きを焼かせてもらうのに10年かかるなんて若い時の時間を無駄にしている旨の発言をしたそうだけど、この映画はそれを是とする職人達の純粋で狂気にも近い修行の一部を覗いた作品だと思う。

寿
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旅猫リポート(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

サトル役の福士蒼汰くんの演技を始め、若手のお顔の良い俳優さんの演技がことごとく残念。
ただ猫がひたすらに可愛い。

演出なのだろうけど、両親を亡くしたお葬式の場、お経をあげてもらっているシーンで、誰も
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

観た直後は何と言い表していいか分からない、ただ悲しくて
辛い作品だった。

アーサーに正しい形でひとつも愛情がもたらされない事、
誰にでもある愛されたいという欲求、自己顕示欲、妄想、
取り巻く環境、全
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アイアンマンの追悼的な色が強いのかと思いきや、ギャグ要素も
存分に散りばめられていて、しんみり着席したのに最終的には
結構笑わされてしまった。
エンダーーーーーーで始まるとは思ってなくて笑っていいのか
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

4.0

X-MENを見るたびにミュータント達が可哀想になるけど
この作品も然りで、ただただ可哀想だった。

大多数の普通の人間から、その能力故に存在を疎まれて
それだけでも充分可哀想なのに、今作はその普通の人
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.2

ゴジラを見るとどうしても人間が害悪の根源に思えるけど、今回は
別のアプローチだったからか、あまりその思いがなく観れた。

とにかく巨大生物の存在が圧倒的過ぎて、人間が束でかかっても
敵わない、制御でき
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

トム・クルーズはすっげぇなぁ!

人間の限界に挑戦しているような感じ。
実際骨折したシーンを見ているとヒヤヒヤ具合が半端ない。
割と長めな作品だけど長さを感じさせない緩急の作り。流石。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

ピカチュウがとにかく可愛い。ピカチュウの可愛さに脳が支配される。
ピカチュウの仕草や表情を一瞬でも取りこぼさないようにと
必死になる。
バトル前に敵対するポケモンとメンチ切ってる顔など特に
ライアン・
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デューデート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(2010年製作の映画)

3.6

見ていてめちゃくちゃにストレスを感じる作品。
ロードムービーなので、ある程度のトラブルは予測しているものの
起きるトラブルの殆どが人災的なもので、やらかした奴を
おバカちゃんなどと濁せるようなものでは
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.0

春休み、GWの子供向けアニメとして安定した内容だった。
劇場版のコナンは最終的に壊れる建物のスケールが大きいので
ある種の爽快感が得られる。
内容的には去年のほうが練られていて面白かった印象。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オーシャンズシリーズで女性だらけのチーム、盗みの舞台は
メットガラ、狙うものは宝石という表現が、素直にゴージャスで
素敵と思う一方、ポリコレ的な配慮を感じていたせいか、ドレスや
宝石というモチーフが少
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.0

リブートということで、ネトフリで鑑賞。
懐かしいアイコン的なモチーフ、キャラクターが出てくると懐かしさに
童心に戻ったような気持ちになれたものの、前半の起部分の見せ方が
後半に対してユルいように感じた
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