poeさんの映画レビュー・感想・評価

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.6

本作は前作以上に体感する映画といった仕上がりに。ストーリーに関しては166分という長尺ながら語るべきことが非常に多いためサクサクと進む場面も多く、その点は物足りなさを感じたものの、それを補ってあまりあ>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.8

念願叶って劇場鑑賞。クレイグボンドの中でも抜きん出た傑作。アデルのSkyfallが流れた時点で既に高揚感は最高潮。そこから終盤までのテンポの良さ、スパイ映画らしからぬクライマックスのシチュエーションな>>続きを読む

ゲド戦記(2006年製作の映画)

2.3

世界観や雰囲気は面白くなりそうなのに通してみるとつまらない。展開に繋がりが感じられずひとつひとつが唐突。それぞれのキャラクターの掘り下げも足りていない。そもそもが115分で描き切るのに無理がある内容だ>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

紛うことなき傑作。ひとつひとつのエピソードや描写がしっかり後々活きてくるお手本のような伏線回収。映画館のスクリーンでこの作品を観られて良かった。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

俳優陣に拍手喝采。特にメインの2人は圧巻。スローを多様する演出は好みではなかったが、大上と日岡の関係性の描写は非常に丁寧で終盤の展開にきちんと説得力があり納得できる作りになっていた。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

過去最大のスケール。トムの身体を張ったアクションは今作でも健在。その他にもカーチェイスや策略の応酬など見どころ盛りだくさん。今作は女優陣の好演も光る。164分と多少冗長に感じないこともないがシリーズで>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

滑らかかつ躍動感を感じさせる美麗なアニメーション。それに加えて壮麗な音楽。神話的な厳かさと自然、生命、再生の美しい物語。

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

2.5

映画というよりはスペシャルドラマのクオリティ。良くも悪くもテレビシリーズからの空気感そのまま。明らかに演技のテンションが1人だけ違う方がいて、素人目にもわかるくらい浮いてしまっていて可哀想だった。

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.4

3DCGにして大正解。安定した作画と滑らかな動きという3DCGの利点はドラゴンボールと相性抜群。タイトル通りスーパーヒーロー映画を意識したであろう冒頭なんか良かったしご飯とピッコロを主軸に据えた作りも>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.3

回想部分の前半と後半の戦部分があまりにも別物で映画というよりはスペシャルドラマのような構成。特に回想は結構尺を使った割には内容的に物足りなさを感じるという微妙な仕上がり。ただ後半の合戦パートでだいぶ盛>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

日本アニメーションの最高峰だと実感。ひとつひとつの表現の美しさや繊細さが桁違い。ストーリー自体も想定していたより難解でもなく完璧ではないが綺麗にまとまっていたように感じた。

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.5

非常に明快。シンプルなストーリーラインと敵味方の構図。金属生命体たちも個性付けと数を絞ったことでだいぶ識別しやすかった。マイケル・ベイ監督時代の爆発に次ぐ爆発と暴れっぷりを期待していくと物足りなく感じ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.8

3つの視点から物語が語られ、徐々に不鮮明だった部分に情報が肉付けされていく構成。視えるものと視えないものの描き分けが秀逸。たたロジックはわかっても飲み込みにくい箇所がちらほら。それでも俳優陣の演技と映>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

前評判に違わぬ傑作。序盤のクライムファイトシーンからテンション爆上がり。こういうベンアフバッツが観たかったのよ。DCEUから地続きのバリーと、バリーのオリジンを同時に観せることを可能にした一人二役設定>>続きを読む

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.2

前作の良い部分はそのままにテイストは若干シリアスに。ただバカバカしさは今作でも健在。脚本は本作の方がとっちらかっていた印象。

バットマン(1989年製作の映画)

3.0

音楽の使い方と美術は素晴らしい。ただストーリーに関しては粗が目立つ。80年代らしいバカバカしさは嫌いではないが所々お粗末さの方が上回っている印象。あとこの時マイケル・キートンの髪型がなんか嫌。ブルース>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

2.5

荒唐無稽なのはわかってて観に行ってるんだけどあまりにもガバガバな部分が多くて思わず笑ってしまったほど。ただキャラ映画としては良く出来てる。お約束はしっかり踏襲しつつ、程よくシリアスさも織り交ぜられてい>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

ひと夏という限られた時間が醸し出す煌めきとノスタルジックさの中に時折顔を覗かせる不穏さ。それ故に強烈に残る鑑賞後の余韻。あの時、あの瞬間への哀愁と愛おしさを強く感じさせる作品。

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.2

大筋のプロットはつまらなくないが、それ以上にガッカリする点が多すぎる。まず世界観。量子世界がなんだか既視感バリバリ。1作目、2作目で築いてきたアントマンだから可能だったサイズ感を活かした画作りは失われ>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

2.7

ハマらなかったというのが正直な感想。序盤の語り口であ、これはマズイかもという嫌な予感がし、実際その通りに。世界観の構築に統一感がないとことかご都合主義的な展開の多さは気になった。各キャラクターは俳優陣>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

最高の完結編。素晴らしい大団円。ジェームズ・ガンは本当にチームモノを魅力的に撮る監督だなと。各キャラクターの挙動に個性がちゃんとあって、リアルに生きてるんだ!っていう感覚に。それぞれの特性を活かした見>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.4

序盤の無人列車故の人の意思が介入できない、無慈悲にすら思える突進具合とか最高。中盤までやること成すことの全てが裏目に出る感じとかクライマックスまでの一難去ってまた一難感も非常にスリリングで良かった。

アルゴ(2012年製作の映画)

3.5

実話ベースの映画はこういった事件モノが当たりやすい気がする。理由は単純でフィクションを織り交ぜやすいから。今作はその特性を非常に効果的に活用している。劇中で作戦決行以降の緊迫感を生んでいる描写のほとん>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.6

キャラクターたちの日常を垣間見せてくれるこういう中編こそもっと制作して欲しい!まさしくホリデー・スペシャルって感じでほっこりできて最高。今後クリスマスの度に観たいと思わせてくれるような作品。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.3

継承と再生の物語。頻出する伝統と革新の話は現在のMCUを象徴するかのよう。ティ・チャラから次代のブラックパンサーへの継承は納得できる作りになっていた。そしてアイアンハートに関して。若くて才能溢れる女性>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.4

監督はなんと作曲家として有名なあのマイケル・ジアッキノ。短編ながら初監督作品としては十分な出来の様に思う。MCU作品としても新境地という感じで良かった。狩人に紛れ込んだ人狼が能動的に彼らを狩っていく話>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.8

前作が家族と母の話。とくれば今作は当然父と家族の話。それを彩るアトラクション感満載な映像とハイセンスな楽曲。ラストのFather and Son なんか最高に沁みる。それに加えて前作で蒔いた種の回収と>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.3

思っていたよりも良かった。邦画の中では良くやっている。前半の日常が徐々に異変に侵食されていく描写の不気味さとか大泉洋のうだつが上がらない感じとかすごく良い。終盤の覚悟を決めてからのクライマックスも結構>>続きを読む

96時間(2008年製作の映画)

3.3

リーアム・ニーソンを堪能する作品。娘がさらわれた直後の怒りに震える表情なんか最高。アクション、特に終盤の近接格闘のキレも凄い。女性陣が軽率な行動を取るキャラクターしかおらず、事が終わった後も自らの決断>>続きを読む

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

2.3

もっと人間ドラマにフォーカスしてローガンを掘り下げても良かったのかなと。アクションも魅せ方のせいなのか動きは派手なのにシームレスに見えず不自然な印象。面白くなりそうな要素だらけなのにそれを活かしきれて>>続きを読む

ファミリー・ゲーム/双子の天使(1998年製作の映画)

3.5

The 90年代という作品全体の雰囲気は大好き。双子を演じ分けたリンジー・ローハンも見事。ただ気になる部分が結構あるのも事実で特にメレディスの扱い。嫌なヤツ具合が中途半端なせいで彼女に若干同情してしま>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.5

ミニマムなヒーロー映画。列車事故をきっかけに日常が異質なモノに犯されつつも主人公が自身の存在意義を自覚していく過程を描く。突っ込み所は正直多々あるが映画全体のトーンは好き。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.8

スペースオペラに往年の音楽を掛け合わせる発想が画期的でそれがばっちりハマっている。コミカルな描写もきちんとストーリーの潤滑油として効果的に機能している。あのクライマックスは何回観ても痺れる。

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

2.5

作品全体のトーンに統一感がない。コメディタッチなパートとシリアスなパートのバランスが悪くいまいち入り込めなかった。キャラクターたちもみんな軽薄で、倫理的にもどうかと思う行動を平気で取るし魅力的じゃない>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.3

映像体験としては面白かったしホラー的演出や名作オマージュもMCUとしては新鮮。 監督をサム・ライミにした意味がちゃんとあったなと。ただ話運びとしては結構ご都合主義的な展開が多いし、割と淡白な描かれ方を>>続きを読む

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