大筋のプロットはつまらなくないが、それ以上にガッカリする点が多すぎる。まず世界観。量子世界がなんだか既視感バリバリ。1作目、2作目で築いてきたアントマンだから可能だったサイズ感を活かした画作りは失われ>>続きを読む
ハマらなかったというのが正直な感想。序盤の語り口であ、これはマズイかもという嫌な予感がし、実際その通りに。世界観の構築に統一感がないとことかご都合主義的な展開の多さは気になった。各キャラクターは俳優陣>>続きを読む
最高の完結編。素晴らしい大団円。ジェームズ・ガンは本当にチームモノを魅力的に撮る監督だなと。各キャラクターの挙動に個性がちゃんとあって、リアルに生きてるんだ!っていう感覚に。それぞれの特性を活かした見>>続きを読む
序盤の無人列車故の人の意思が介入できない、無慈悲にすら思える突進具合とか最高。中盤までやること成すことの全てが裏目に出る感じとかクライマックスまでの一難去ってまた一難感も非常にスリリングで良かった。
実話ベースの映画はこういった事件モノが当たりやすい気がする。理由は単純でフィクションを織り交ぜやすいから。今作はその特性を非常に効果的に活用している。劇中で作戦決行以降の緊迫感を生んでいる描写のほとん>>続きを読む
キャラクターたちの日常を垣間見せてくれるこういう中編こそもっと制作して欲しい!まさしくホリデー・スペシャルって感じでほっこりできて最高。今後クリスマスの度に観たいと思わせてくれるような作品。
継承と再生の物語。頻出する伝統と革新の話は現在のMCUを象徴するかのよう。ティ・チャラから次代のブラックパンサーへの継承は納得できる作りになっていた。そしてアイアンハートに関して。若くて才能溢れる女性>>続きを読む
監督はなんと作曲家として有名なあのマイケル・ジアッキノ。短編ながら初監督作品としては十分な出来の様に思う。MCU作品としても新境地という感じで良かった。狩人に紛れ込んだ人狼が能動的に彼らを狩っていく話>>続きを読む
前作が家族と母の話。とくれば今作は当然父と家族の話。それを彩るアトラクション感満載な映像とハイセンスな楽曲。ラストのFather and Son なんか最高に沁みる。それに加えて前作で蒔いた種の回収と>>続きを読む
思っていたよりも良かった。邦画の中では良くやっている。前半の日常が徐々に異変に侵食されていく描写の不気味さとか大泉洋のうだつが上がらない感じとかすごく良い。終盤の覚悟を決めてからのクライマックスも結構>>続きを読む
リーアム・ニーソンを堪能する作品。娘がさらわれた直後の怒りに震える表情なんか最高。アクション、特に終盤の近接格闘のキレも凄い。女性陣が軽率な行動を取るキャラクターしかおらず、事が終わった後も自らの決断>>続きを読む
もっと人間ドラマにフォーカスしてローガンを掘り下げても良かったのかなと。アクションも魅せ方のせいなのか動きは派手なのにシームレスに見えず不自然な印象。面白くなりそうな要素だらけなのにそれを活かしきれて>>続きを読む
The 90年代という作品全体の雰囲気は大好き。双子を演じ分けたリンジー・ローハンも見事。ただ気になる部分が結構あるのも事実で特にメレディスの扱い。嫌なヤツ具合が中途半端なせいで彼女に若干同情してしま>>続きを読む
ミニマムなヒーロー映画。列車事故をきっかけに日常が異質なモノに犯されつつも主人公が自身の存在意義を自覚していく過程を描く。突っ込み所は正直多々あるが映画全体のトーンは好き。
スペースオペラに往年の音楽を掛け合わせる発想が画期的でそれがばっちりハマっている。コミカルな描写もきちんとストーリーの潤滑油として効果的に機能している。あのクライマックスは何回観ても痺れる。
作品全体のトーンに統一感がない。コメディタッチなパートとシリアスなパートのバランスが悪くいまいち入り込めなかった。キャラクターたちもみんな軽薄で、倫理的にもどうかと思う行動を平気で取るし魅力的じゃない>>続きを読む
映像体験としては面白かったしホラー的演出や名作オマージュもMCUとしては新鮮。 監督をサム・ライミにした意味がちゃんとあったなと。ただ話運びとしては結構ご都合主義的な展開が多いし、割と淡白な描かれ方を>>続きを読む
話のスケールは宇宙規模の壮大さなのにその実情は非常に人間的で矮小。エターナルズの身勝手さが非常に醜く感じられる。それこそが人間らしさを表現していると言われればそうなのかもしれないが映画としては面白くな>>続きを読む
画面から溢れるパワーが凄い作品。荒唐無稽さのバランスも絶妙で終盤の見せ場までは話が破綻しないギリギリのレベルを攻めてくる印象。アクションを用いてそれぞれキャラクターを表象する手法も見事。
非常に丁寧な作りをしている作品。会計士と殺人者というウルフが持つ2つの面をしっかり描きつつ、話自体も序盤からの伏線をきちんと回収し意外な所へと帰結していく。様々なジャンルを複合してあり見応え十分。
話の盛り上がりに欠けるという実話ベース故の難しさを前半のセリフや描写をきちんと後半で回収する脚本の細やかさでカバー。終盤のフィルのセリフには痺れた。表情のアップのカットが多いのも印象的。画と音楽による>>続きを読む
他者との出会いを通して内なる自分と対峙する。劇中の風景は極寒の雪景色がほとんどだが、それとは対照的に時間が経つにつれてラウラとリョーハとの関係はじんわりと熱を帯びていくような、そんな作品。
当然ながら庵野イズム全開。側は仮面ライダーだが大筋というか芯はThe 庵野秀明。説明過多な部分と省略のアンバランスさやVFXのチープさに目を瞑れば中盤までは割と楽しめたが、終盤は何をしているかが非常に>>続きを読む
序盤からテンポよくストーリーが進行。必要最低限のキャラクターについての説明も挟みつつ中盤に差し掛かるまでは結構良かった。ただ途中から画の派手さを優先したせいか話運びが段々グチャグチャに。決着の付け方も>>続きを読む
わかりやすい王道ヒーロー映画。コメディタッチながらヴィランの強大さ故の絶望感を漂わせる前半と家族愛を押し出しながらド迫力のバトルを繰り広げる後半それぞれに見応えあり。ご都合主義的な展開が多いのは否めな>>続きを読む
随所に歪さを感じさせる作品。身勝手なんだけどどこか憎めない登場人物たち。特にサミーの母親。言動はかなりヤバいんだけどミシェル・ウィリアムズで何か中和されちゃってる。所々ぶつ切りになるような構成も断片的>>続きを読む
タイトルにもなっているダンブルドアの秘密は非常にあっさりと明かされ、また話自体はキリンの争奪戦を軸に展開されていくため、秘密が物語にそこまで深く絡んでこないため話の焦点が定まっておらず、143分という>>続きを読む
この映画に関しては音が与えられたというのが最大のポイントで、終盤の演奏シーンだけでも映画化した意味はあったように思う。ただ演奏シーンの3DCGのクオリティ、特に雪折と玉田の不自然さは気になった。大につ>>続きを読む
クリスマス×バイオレンス=最高。純白の雪には真っ赤な血が似合いますな。デヴィッド・バーバーはハマり役。髭、体格もあって説得力が凄い。
当たり前が当たり前である喜ぶとその当たり前を奪われる辛さ。ロバート・デ・ニーロはもちろん、その他の患者役も表情の演技が抜群。慈しみと哀しみを巧みに表現するロビン・ウィリアムズの澄んだ青い瞳の美しさにも>>続きを読む
1作目にそこまでハマれなかったので心配だったけどそんなものは無用でした。前作気になった点はそれなりにブラッシュアップされてたし、踏襲してる部分もただなぞるだけでなくちゃんと物語上の意味を持たせていて、>>続きを読む
今さらながら続編のために1作目を鑑賞。ザ・80年代の映画という印象。男たちの熱い友情と青春という感じ。想像していたよりストーリー進行が割と淡々としていたが、映像とそして何よりトム・クルーズが最高にかっ>>続きを読む
ヒーロー映画として素晴らしい出来。明快でテンポ良く進むストーリー、バックボーンがあり応援感情移入できる主人公、魅力的な周囲のキャラクター、迫力ある映像とヒーロー映画に必要なポイントはしっかり抑えていた>>続きを読む
試合と回想シーン、部分部分で観ると凄く良いのだけどそれを1本の映画にすると試合中に何度も回想シーンが挟まれるため熱が削がれていると感じた箇所がいくつかあった。劇伴も盛り上がりそうな所で切り替わったりす>>続きを読む
プロモーションからも明らかなようにこれまでのONE PIECE映画とは毛色の違う作品。それだけにライブシーンには特に力が入ってるのでそれだけでも劇場で観る価値有り。設定やストーリーについては突っ込み始>>続きを読む
戦場に兵が勢揃いするシーンなんかは近年の邦画では観たことないような迫力。流血表現がほとんど出来ないなりに戦のシビアさを描写しようという努力は所々感じられた。ただ心情をだらだらすそのまま口にしたり、喋る>>続きを読む