全体にレベル高い。脚本がオモロ。パッケージから想像してた青春モノみたいなのじゃなかった。
胸くそ系の話かと思いきや、そのあとのノリがライトで観やすかったり。
ジュリアン・ムーアもかなりよかったけど(ア>>続きを読む
なんといっても「Cheek to Cheek」。
すれ違いで進んでいくストーリー自体もこれまで観たほかのアステア/ロジャース映画より楽しめたかな。
すさまじい密度。
結婚式ほどアルトマンの特性に合うシチュエーションはないと思う。人物把握にエネルギーを使うのはいつものことだが、この映画はほかのアルトマン作品より色んなことが起こりすぎる気がする。しか>>続きを読む
表面だけ見ればアルトマンというよりコーエン兄弟みたいな感じ。ブシェミが出てるから?
ジェニファー・ジェイソン・リーの感じが段々クセになってくる。彼女にしか出せない雰囲気。ジュリアン・ムーア似の奥さんの>>続きを読む
温泉っていいよねってとこ以外、いまいちメッセージがどこにあるのかわからず。
エンドクレジット後の短篇オムニバスの方が楽しめた。
なかなか見応えある西部劇。ちょいちょい挟まるレナード・コーエンの歌も雰囲気◯
よく出来ていたけど、基本的にずっと下がっていく話なので、少々ツラい。ベイティのキャラの小物感が凄くて魅力的に思えないのも個>>続きを読む
もっとドラマチックに作ることもできただろうに、あえて素朴に。終盤からラストにかけては最高。ノスタルジー。
ただいかんせん、前半がノリづらくてネムくなってしまった。トータルこんな感じ。
ウディ・アレンは>>続きを読む
ライトな恋愛コメディなんかではない。結構しんどい話。
前半に積み上げたものが後半にかけて一気に爆発するいい展開なのに、最後フザケちゃった感じ。雑にまとめちゃった感。
間違った方向に期待して観なければ全>>続きを読む
二分割にも五分割にもなる画面。殺人そのものより、当時の社会のありようを描くようなトーンがよい。真犯人より、他の怪しいヤツらを見てるほうが面白い。
前半と後半で一転する構成もよかった。丁寧によく作られて>>続きを読む
こどもがほしい少女アビバのつらめロードムービー。まっすぐすぎる部分は前作のドーンと重なる。シャワーのシーンは笑っちゃった。
肌の色も年齢も違う複数の女性(ジェニファー・ジェイソン・リーはこの時点で40>>続きを読む
それぞれフィクションとノンフィクションをテーマにした2篇から成る話。
毒が効いているのはもちろんだが、他のソロンズ作品より終始シリアスだったような。第1篇は正直ほぼ刺さらず。
ベルセバのサントラが◎
俳優陣が豪華。それだけでワクワクする。
アルトマンらしくて、アルトマンらしくない。最後まで見ても誰なのかよくわからないヤツがいる。ケリー・マクドナルドのスコットランド訛りがチャーミング。傑作でした。
斬新だなあ。最初から結局何も始まらないまま、全部がいつのまにか始まってていつのまにか終わっちゃう。アルトマンらしさだと思う。ドラマ性や見どころが用意されてるわけではない。
マルコムと一座という以外あん>>続きを読む
アレン作品の中でも重ためのほう。ベルイマンの影響色濃いシリアスな物語に、アレン本人による軽めのストーリーが併走し絡んでいく。いけすかない成功者に向けた皮肉も効いている。
あんまり魅力的なキャラクターが>>続きを読む
ベルリンで最高賞。なかなか難しい。
西部開拓時代の興行ってもの自体に馴染みがないので、設定に入っていきづらい。
アルトマンらしく人物が多いのも、飲み込みの難しさに拍車をかけている。少しすれば大体のこと>>続きを読む
アルトマンの遺作。製作の実態はよくわからないが、気合いの入った作りで遺作とは思わせない。
ラジオ番組の公開収録の設定なので、ミュージカル的にも楽しめる。肩に力の入ったリンジー・ローハンの感じが少し浮い>>続きを読む
アルトマンらしからぬ、というかほぼほぼポランスキー。
シシー・スペイセクとシェリー・デュヴァルというだけで物騒に決まってる。問題は結局なんだったのか、なんとなくわかるようでよくわからない(自分には)と>>続きを読む
アルトマンのドキュメンタリーで、対象を観察するような演出を好んだ、と指摘されていたが、それの真骨頂のような感じ。
ギャンブルの場面も特に劇的な見せ方はせず(勝ちそうなのか負けそうなのかもよくわからない>>続きを読む
ドキュメンタリーって難しい。そこそこ情報がまとめてあれば、なるほどねそれなりに面白かったってなるけど、それじゃWikiを映像化しただけなので。
そういう点ではうまくまとまっていたし、よりアルトマンが好>>続きを読む
ホッパー主演というよりガンツ主演。
結構面白かったけど、体感めちゃ長く感じたのはなぜだろう。当然だけどヴィムヴェン先生はちゃんと筋のある話の方が観やすい。
コロンボ(、ニック・ケイヴ)と現実のものを取り入れたり、白黒とカラーを使い分ける映像だったりアイデアが面白い。
一方で、苦手だった「まわり道」みたいな一人語り/詩を聞く時間が長いのは激ネムだったし、永>>続きを読む
ガッツリ自分の色を出しながら抑制の効いた演出で、演者の怪演を引き立たせる。
ふたりの世界とそれぞれの救済。
この映画のPSホフマンを見ると、この人はもういないんだと悲しくなる。
モニカ・ヴィッティのおかげで一応みられるが、終始ネムかった。サンドロという人物も無理すぎて入り込めず。ラストの余韻は結構よかったけど。音楽は不思議な魅力ある。
数珠つなぎにメイン人物が入れ替わっていく群像劇というか、オムニバス映画的というか、シュールコント。
修道士の一連のくだりが一番面白かったかな。「少し回復」で声出して笑った。モニカ・ヴィッティ綺麗。
このジャケ写がオードランだったとは。ウディ・アレンがベスト映画のひとつに選んでいた覚えがあるが、確かに影響は濃い感じがする(特に「愛と死」あたり?)。騒音で声が聞こえないお笑いってどこ発祥なんだろう。>>続きを読む
ブニュエルは(ブニュエルに限らないけど)不勉強で、ほとんど観たことないです。
ラスボスだけ激ムズなRPGをプレイさせ続けてくれるコンチータは、むしろ誰よりも優しいのかもしれない。二人一役というところも>>続きを読む
主人公たる夫婦に魅力を感じないし、その愛憎模様にも興味が湧かず。何がしたいのっていうフラストレーションはわかるけどね。やたら大仰な音楽もナゾ。ついていけませんでした、スミマセン。
前半は観ていて、こんなに良かったっけ、となった。被写体があって、セリフがあって、カメラがある。それをどう組合わせてどう映像にしようが自由だ、と思わせてくれる。ただ、個人的にあまりに退屈な、アパートでの>>続きを読む
主人公ふたりの見てくれと、独特な色合いの映像に尽きる。個人的には中身は退屈。雰囲気ゲーと言ってしまえばそんな気がする(ごめんなさい)。
喜八演出の真骨頂という感じで、荒々しくもテンポ良く進むコメディ。団令子が最高にチャーミング。子分の砂塚秀夫もすごくよかったし(泉谷しげるみたい)、仲代も演技の幅広さを見せてくれる。
面白かったんだが、>>続きを読む
オープニングはアガったし話自体も興味深かったが、白い巨塔と同様で、淡々としているが故に映画としての面白味が薄い。原作を大事にするが故なのかな。
映画としての面白さより、wikiでモデルになった実際の話>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
都市型のSFという点では、「アルファヴィル」や「あやつり糸の世界」なんかを思い出さなくもない。日本でこういうSFが作られてること自体新鮮で面白かった。
ただ、脚本の欠陥?が結構デカい気がする。一体誰が>>続きを読む
三船や志村こそいないが、俳優陣はこれでもかというほど豪華。
(100%事実でないとはいえ)沖縄戦を語り継ぐ手段としては有用だろう。だけどこっちの集中力の問題で、もうちょっとナレーション増やして展開を追>>続きを読む
すごい映画だ。意味がわからないわけじゃないが、突飛すぎてついていくのが大変。後半になってようやくノレてきてからは楽しい。
PTA作品は観る側の状態によるところがある気がしてて、ノレれば楽しいけど、ノレ>>続きを読む
たぶん高校時分以来に見た。ポカンとして終わった印象があったが、間違っていなかった。
最終盤のふたつの場面はどうしても取ってつけたような感じで、エネルギーは半端ないんだけど、どうしてもノれない。
その間>>続きを読む
淡々とした演出、この人ほんとにこの画角好きだなっていう独特のかんじ。
後半はちょっとアイデア切れというか、ありがちな感じになっちゃうのが勿体ない。これを88分に収めた評価は大きい。