インドが抱える光と闇が鋭く描かれた作品。悪行を働いたらその報いを受けるのが映画のお約束だけど、その常識すらも覆るからインドの闇は深かった。
久しぶりにコナン映画を劇場鑑賞。コナン君のアクションが想像以上に無茶苦茶で面白かったし、それを笑いながら見守る客席の雰囲気も良かった。
ピースを集めるところからパズルを完成させるところまで、ミステリー映画らしく謎解きの過程を存分に楽しめた。そしてこの映画ではその過程をドーナツの穴に喩えていたのも印象深い。それ以外にも映画内の台詞は全体>>続きを読む
タイトルからは想像できなかったけど、正統派の青春映画って感じで凄く良かった。鑑賞後に薬師丸ひろ子さんについてWikipediaで調べてみたらアイドルとは少し毛色が違うことがわかって、時代を超えて応援し>>続きを読む
ベトナム戦争も社会問題も男の友情も映画のテーマとしては俺好みなんだけど、本作はそれぞれが中途半端でいまいち面白くなかった。特に社会問題については、5人の主人公への感情移入を深めるためにも戦時中の黒人差>>続きを読む
デモを計画していたと思ったら突然裁判が始まったから「デモはどうなった?」って思ったけど、この構成のおかげで終盤まで楽しめた。録音テープが見つかって絶望的状況になってからの所有代名詞の発想はまさに目から>>続きを読む
漫画で十分って思ってたけど、声の演技とか戦闘シーンの迫力はアニメーションならではだったから良かった。
チャドウィック・ボーズマンの真に迫る演技に感動。1920年代という馴染みの薄い時代が舞台だったけど、その時代を生きた黒人たちの葛藤がダイレクトに伝わってくる映画で素晴らしかった。
半年ぶりの劇場鑑賞で座席が心地よくて前半はうとうと。期待しすぎてしまったからか内容は少し平凡に感じたけど息子のかわいらしさに癒された。
マンクの生き様がひたすら格好良かった。政治や経済が絡んで利害関係が複雑なんだけど、結局ショービズは才能が全ての世界。市民ケーンが今でも高い評価を得ていることがその証明なんだなと改めて痛感した。
あと>>続きを読む
ちょうどマルコムXの命日である2月21日に彼の特集記事を読んでいたから、個人的には良いタイミングで鑑賞できた。
極端に言うならずーっと4人の男が話しているだけの映画なんだけど、各分野の成功者である彼ら>>続きを読む
ハードなオープニングから、バンド映画によくいる自分勝手な主人公なのかなーと思ったけど全然違った。聾コミュニティでは「馬鹿はおれだ」って自ら気づいて態度を改めたり、彼女と再会した後も引き際を弁えていたり>>続きを読む
パラサイトを観た時も感じたけど、ポンジュノ監督の映画はカメラの絞り方がいいなあ。被写体とぼけのコントラストがキリッとしていて引き込まれる。しかもこの映画だとそれが視線誘導のトリックにも使われているから>>続きを読む
最後のシーンで彼女に話した物語が、ホントか嘘か気になるところ。インド映画らしからぬスタイリッシュなエンディングでかっこ良かった。
現実離れした設定だけど、登場人物の心情が丁寧に描かれていたからしっかり感情移入することができた。いつか女の子を家に呼んだ時はドヤ顔で”Amapola”を流してみよう。
模擬裁判で真実を追究していく構図が斬新だったし、何より親娘の愛情とそれを見守る周りの人達の優しさに心を打たれた。
どうして妹に拳銃を向けたのか知りたいけど、いくら想像しても納得できる正解に辿り着けない。でも想像を超える出来事が起きるからこそ、映画を観るのはやめられないんだよな。
『君膵』でも『君月』でも恋人に死なれてた北村匠海君がこの作品では幸せになってくれて一安心。髭男のエンディングはこの映画のために作られたかのようなハマり具合だったな。
ちゃんと笑えるコメディ映画。最後の「一杯やるか」が誰も傷つかない終わり方で好き。
SFならではの緻密な設定とか夢の世界の不気味なデザインには感心したけど、終盤はキャラもストーリーも膨張しすぎてついていけなくなってしまったのが残念。
貧しい国で子どもを沢山産むのは子どもを働かせる為だって学校で習ったけど、この映画のケースではそうでもなかった。それ故に問題の原因が貧困にあるのかイスラーム圏の慣習にあるのかは判別できなかったけど、いず>>続きを読む
誰かの靴ひもを結んであげたくなる優しい映画。David Bowieの曲って映画で使われると大体名シーンになるな。
北野武の演技はやっぱ本物だなー。血塗れの場面でも飄々と振る舞うようなサイコパス役って、やり過ぎると全く怖くないけど、この映画のキタノは最初から最後まで何を考えてるか分からなくて本当に怖かった。
そし>>続きを読む
キネマ旬報の記事で“Portrait of a Lady on Fire” の監督が影響を受けた作品の一つとして挙げていたので鑑賞。
たしかに共通点が多いかも。この映画の方がちょっと性癖強めだけど、>>続きを読む
お父さんが味方になってからの展開が胸熱すぎて涙。バレエの映画だけどロックミュージックが多く使われていて楽しかったし、その分大事な場面で流れる『白鳥の湖』の壮大さと美しさが際立って感動した。
『愛の不時着』が北と南の禁断の愛を描いたドラマだとするならば、この映画で描かれたのは禁断の友情と言ったところか。消えた銃弾の謎が解けるまでの構成も良かったし、何より若かりし日のソン・ガンホが最初から最>>続きを読む
まずは原作について。伊坂幸太郎さんの小説は高校生の頃によく読んだけど、同時並行的に進むストーリーがさりげなく繋がるところが好きだった。この作品でもその特徴は健在だったから懐かしい気持ちになったし、爽や>>続きを読む
自然とか衣装が色鮮やかで綺麗だった。教育方針は尖ってて面白かったけど、さすがに無理があるように感じてしまった。
ジョージ・マッケイは『1917』の時よりも若いから、初々しい感じがして良かった。
奇抜なストーリーも派手な演出もなかったけど、そのおかげで若者たちの生活がリアルに感じられた。クラブのシーンはなんとなく好き。
劇中の歌も相まってセンチメンタルな気分になる映画。マイノリティを尊重できる人間になりたい。
「愛の不時着」で初めて知ったソン・イェジンさん。こんなに昔から活躍していたなんて知らなかった。この頃の可愛さが今も変わらないって凄いなほんと。
昔見たような気もするけどしっかり感動。こんなプロットを思いつけるって本当に凄い!終盤から『花 』にかけての演出も最高だった。
そして何より竹内結子さんの美しさが輝いていました。ご冥福をお祈りいたします>>続きを読む
中国のことは知っていても中国人のことはよく知らないから、フィクションとは言えこういう形で中国人の青春を垣間見ることができて良かった。
あと、文化大革命の時代から始まる映画なだけあって、赤を強調した映像>>続きを読む
タクシー運転手も記者も、それぞれの使命を果たす姿がかっこ良かった。軍部の思惑も少し掘り下げて欲しかったなと思ったけど、映画の尺を考えると鑑賞後にWikipediaで補完するくらいが丁度いいか。あまりに>>続きを読む