バイオレンスのシーンは見応えがあったけど、他のシーンも含めてちょっと大声で叫びすぎかなと思った。宮本浩次の曲は好きだけどね。
お茶の間向けのゆるーい西部劇。勧善懲悪の王道ストーリーだけど、笑いと緊張のバランスがとても良かった。
マグロードがプロの礼儀を守る良い奴だっただけに、最後はちょっと可哀想だったな。
冬から春へと移っていく季節が、過去から未来へと進んでいく物語の展開と重なっていて、良い演出になっていた。
それにしても、雪化粧した小樽や八ヶ岳の映像は良かったな。冬が待ち遠しい。
物語のまとめ方が綺麗すぎて、思わずため息。コメディ映画は良いストーリーがあってこそだな。
京都色に染まった映画で、鴨川の風景や人々が話す京都弁が恋しくなった。
終盤は抽象的な表現になって少し困惑したけど、エンディングに繋がるラストシーンは、人生のドラマが凝縮されていて感動した。
北野武監督らしい美しくも儚い映画。
真夏の空と海の青が独特の色調で表現されていて印象的だった。夏が待ち遠しい。
山田洋次監督が描く『東京物語』って感じの映画だった。家族の在り方について考えさせられる内容なんだけど、正直なところ自分にはまだピンと来ない。
それでもこの映画は、息子が成長して自立していく姿が真っ直ぐ>>続きを読む
「パソコン通信」で交わされる二人の言葉が温かくて和んだ。画面に文字しか映っていない時は、流石に眠くなったけど(^ー^)
青春映画の王道的なストーリーで、難しいことは考えずに楽しめた。
あと着眼点があれだけど、ひと昔前の映画なのに化粧とかファッションに古臭さを感じなかったし、むしろみんなお洒落で綺麗だった。流行がひと回>>続きを読む
文句なしに最高の映画。
実写映画みたいにリアルだけど漫画の世界に入り込んでいるような感覚に陥るアニメーション。視覚的な楽しさと芸術性が同居してて画期的だった。
使われてる音楽もめちゃくちゃかっこ良>>続きを読む
モンテカルロからパリまでの運転中の妄想とか、レストランでジョークを言うところとか、気取らない主人公がかっこよかった。
日曜日の朝のシーンは音楽も相まって、観てきた映画の中で最も心に残ったシーンの一つに>>続きを読む
「宗教」がこの映画のテーマの一つになっていて、強いメッセージ性を感じた。それでも最初から最後まで笑えるし、意外な展開もあったから観ていて凄く楽しかった。
映画のストーリーが覇王別姫と重なっていく展開に胸が熱くなった。レスリーチャンの美貌と美声は、いつまでも自分の心に残り続けると思う。
突っ張った若者たちとキレのあるダンスのギャップがかっこよかった。曲はTonightが一番好き。また観たい。
起承転結というより転起承結って感じの構成だったからか、少し冗長に感じてしまった。それでも主人公3人のキャラクターには好感を持てたし、楽曲も悪くなかったから、鑑賞後は素直に「観て良かったなー」って思えた>>続きを読む
絡まった靴紐がほどけた時のような、晴れ晴れとした気持ちにさせてくれる映画だった。
物語の展開も素晴らしかったけど、長回しが多用されていたり、独特なガラス越しのカットがあったりと、映像表現へのこだわり>>続きを読む
過去の戦争についての映画を見ると「してはいけないこと」を学ぶけど、現実に起きている戦争の映画には「しなければならいこと」を考えさせられる。ジャーナリストでも医者でもない自分にできることって何だろうか。
ショービジネスの清濁を一度に味わえる贅沢な映画。だらしない私生活とは対照的に、演出の腕で他人を認めさせていくジョーの姿がかっこよかった。
個人的なハイライトは、恋人と娘がジョーのためにダンスを披露する>>続きを読む
主人公と妻のすれ違いも切ないけれど、兄夫婦の立場にも同情してしまった。4年間も大切に育てた甥っ子が、ある日突然いなくなってしまったら悲しすぎる。
それとなんだか全体的に静謐な雰囲気で、これまで見てきた>>続きを読む
知っているようで知らなかったイングランドとアイルランドの関係を学ぶことができた。どうしても歴史は英国や米国を中心に語られてしまうから、こうやって時々目線を変えることはとても大切だと思う。そのことを再認>>続きを読む
役所広司の演技が自然体でよかった。
あとは映画の内容と関係ないけど、90年代の映画に郷愁を感じるようになってきた。風景やファッション、画面の解像度が実家に置き去りのアルバムを思い出させる。
全体を通して過激な内容だったけど、映像表現や役者の演技にはとても品があって素晴らしかった。展開的には第1部のラストから一気に面白くなって目が醒めた。
最後の300mは自分も一緒に走り抜けた気がする。それぐらい引き込まれる映画だった。あとはベネディクトカンバーバッチが男前すぎた。
会話のテンポが良くて楽しめた。その一方、派手な演出のわりに展開は控えめで、少し物足りなさを感じた。
怒りや憎しみが招く悲劇を生々しく描いた映画で、終始目を離すことができなかった。最初と最後に流れる穏やかな海の映像は「結局は何も変わっていないこと」を暗示しているのかな。物語的にも表現的にも、こうやって>>続きを読む
娘が主人公を赦すシーンで用いられた「Late bloomer(=遅咲き)」という言葉が印象的だった。思いやりに満ちているし、何より花卉農家である彼を喩えるのにこれ以上的確な表現があるだろうか。
養父母の子どもに対する価値観に感心したし、それを主人公に伝える場面も素晴らしかった。
もし気球に乗ることがあれば、必ず手袋は持っていこうと思った。