アイダさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

アイダ

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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

押し殺していた母性に突き動かされるトランスジェンダーよりも、感情のない言葉を交わしながら寄り添う少女達に胸打たれた

大筋としては好きじゃないけど、好きなシーンは多かった
また凄い女優が出てきたな〜

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.5

印象的な赤
甘くて痛いものを抱えるマックスと溢れるのを恐れるマット
それを否定も肯定もせず包み込む友人達
素晴らしい

主演もやって、フランス語英語入り乱れてというドランはやっぱりこれだなって感じだけ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

わけわからんという感想を染み込ませていったので理解できないというストレスは感じませんでした
初見で分かるようには作っていないでしょ
初っ端から何やってんのか意味不明なのに150分見せちゃうのが凄い
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ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

3.8

88分が丁度いい怖さ
人間の弱さがリアル過ぎて言いようのないソワソワした感覚に襲われたよ

愛おしく恐ろしく、新境地を開き続けるトラボルタは凄い

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.0

宣伝の仕方が日本人大好きな障害ポルノっぽくていやだな

重いけども内容はとてもいいです
子どもと若者の可能性を信じているカッコいいオジさんの話

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

こういうプール有一軒家丸ごとのパーティーに憧れ続けているので、ふたりには早く辿り着いて欲しくて仕方なかった
大筋は古典的だけど今を無理なく取り入れてて、きっと20年後に見ても楽しい映画
最強すぎるジジ
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マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

4.0

決して自分の芸術を諦めなかった怪物
何度倒されても立ち上がる姿は、世界を救う勇者のよう

4人の俳優の変化が自然で、内気な少年が開花して女たらしになってゆくのも良かった
少年〜中年時代は長いプロローグ
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

MVみたいなカットの数々
視線と降り注ぐものたち
少しでも心地良い場所を捜して彷徨うふたりの10年間

ロランス以外のひとのアイメイクがとても素敵だな〜と思っていたら最後の1年でロランスも素敵になった
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エレファント・ソング(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あの日とこの日の会話を行ったり来たりしながらマイケルの設定した結末に連れて行かれる
ローレンス医師は非常に安定感のある素敵な人のようだったのに、彼に愛されても埋まらない欠損を抱えて生きるのはとても苦し
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.5

亡くなった恋人の兄がセクシーなサイコ野郎だったので惹かれてしまう、なんて陳腐なストーリーなんだけど見せるところ、見せないところの使い分けが上手で緊迫感がすごい
家族という呪縛に絡めとられてゆく金髪のド
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.8

象徴的なHome is where it hurts
空回る言葉の数々より2対の青い瞳から伝わることのほうが多い

「実家」が帰るところだなんて、誰が言ったんだろう
選んでいない人々に縛られて、勝手に
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

4:3!でお送りする永遠に今だったらいいのに!の瞬間たち
年よりも幼く見えるスティーヴィー少年が意外と不良に向いててドキドキ
一歩引いた感じの撮り方も、鑑賞者に寄り添ってくれる感じで良かった

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.8

世界は眩しくて複雑で息が詰まる
最早縦長なんじゃないかと思うくらいのアス比みたいに

もがきながら浮いたり沈んだりする3人を、ここで終われ!とか終わらないで!とか思いつつ見る
WONDERWALLの入
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

4.0

ジークさんの長い長い1日の話
保安官のクセが強くて最高
しかし本当に癖が強いのは…

この監督が何の必然性もなく無駄にダダ漏れさせるエモさはやめられない予感

きっと、またあえる(2019年製作の映画)

4.5

人生に絶望してベランダから飛び降りたらおもしろおじさんが集まってきて愉快な思い出を聞かせてくれる話

最初に昭和アニメみたいなBGMで男子寮の大騒ぎが始まってガッチリ掴まれてしまった
定番の青春ストー
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ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

3.5

ポルトガルに行ってスマホを投げ出してお散歩とお昼寝だけで1日を終わらせたくなる映画
ぽわんと旅行気分で見ていたら人間関係がいまいち理解出来なかったけど、ラストシーンに全て集約されていてすごい

ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.0

なんとなく愛情の話なんだということを感じながらウトウト見ました
シチュエーションは汚いのに世界は美しいなと思えるカットの数々

ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019年製作の映画)

3.8

船が思ったよりちいさい、こわい
船長がこれぞ怪演というかんじで良かった

エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.0

羊水の海に浮かぶ若い女と少年だけの島

超接写含めて気持ち悪いシーンたくさん
解釈はいろいろできるんじゃないかな

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

4.5

ピンク色に侵略されてゆく森と生き物
終焉はああなるべき

素晴らしかった
ラヴクラフトの映像化を可能にした技術の進化に感謝
マンディも映画館で見たら飲み込まれることが出来たのかな〜

紙の月(2014年製作の映画)

3.5

たいへんによくできているとはおもうのだけど
人が堕ちていくお話は嫌なんだ

プラド美術館 驚異のコレクション(2019年製作の映画)

3.5

プラド美術館の200年の歴史
もっともっと長いEUの歴史

予想はしてたけど、高解像度の名画に見とれて字幕が全然読めないので吹替で見ればよかったかも
しかしジェレミーアイアンズの美声も捨てがたい

サンダーロード(2018年製作の映画)

4.0

不器用な息子で不器用な父親が頑張る話
笑えるシーンもたくさんあるのだけど、全体的に痛々しくて戸惑う
あと監督、脚本も兼ねる主演の見目の良さがちょっとノイズ

同僚の友人ネイトがめちゃくちゃいい奴で、ふ
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.0

ダサい邦題
スペインは綺麗なところだな〜、行きたいな〜

スクール・デイズ(2011年製作の映画)

3.5

「学校で見せられる映画」って聞いてそれにしては良すぎる
こんないいものを見たかったし、「寛容」で素敵な母親と恩師が居るのはいいなぁ

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.5

少年っぽいティルダと妖艶なエズラがとても似て見えて、この親子の関係性ではそれは皮肉にしか感じない
お琴みたいな弦楽器のBGMが不安を誘う

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5

こんなドリトル先生も、こんなロバートダウニーJrもいいでしょ
正統派のエンタメファンタジー
吹替も最高で、是非とも金曜ロードショーで擦られ倒してたくさんの子ども達に見てほしいな

冒頭のアニメの雰囲気
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

4.0

80〜90年代に流行ったハイスクールお下品コメディのローティーン版
高校生が小学生になると愛おしさがすごい、かわいい😍
もう叶わない幼馴染が欲しいという願望が強くなってしまったよ

開始直後に一瞬出る
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

若草物語ではジョーが1番好きだったのを思い出した
すてきなおかねもちのローレンスさんになって姦しい姉妹に目を細めたい

話はちゃんと若草物語で時代設定もそのままなのにめちゃくちゃ現代的になっていて素晴
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.8

いやいや面白かった
正統派スコシフシギなんだけど、よくこんなこと思いついてこんがらがらずに練り込めるなぁ!
とにかくケーブルが長すぎる話

宣伝文句をワンカット(風)とかiPhone撮影とかにしてない
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罪と女王(2019年製作の映画)

3.2

こわいはなし
アンネがシャーリーズセロンみたいな美女で、グスタフが繊細そうな美少年でなければ印象は違うんだろうけども

チェインドと同じく虐待の連鎖が描かれていて、エンドロールも効果音だけだったのはな
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