アイダさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

アイダ

アイダ

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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.0

真っ暗な長い導入から、あのテーマと共に太陽が現れる
美しい原風景から、優雅な宇宙船のスイング
ずっと50年前どうやって撮ったんだ!って考えながら見ていた
完璧な映像美とSFが同居する凄い140分

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食神(1996年製作の映画)

2.8

チャウシンチー全てを少林寺で解決しがち
少林サッカーの原型は出来てる感じですね

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

4:3を更に横削った画角で映し出す白と黒だけの狂気
一定間隔で鳴り響く霧笛が不安を煽る

不思議と狭苦しくは感じない
罵倒がとても長く詩的
お酒は偉大で恐ろしい

アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

3.0

すごいアホで良かった
真っ黒で強靭な肉体から繰り出されるアクションはとてもカッコ良いのだけど、それを差し引いても余り有る破茶滅茶
全員カタコト

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

3.8

知ってたけど大好きなやつでした
展開が早すぎてスポ根としては0点
勝利だけが人生というセクシーなマチアスが、生涯大事に出来るものを見つけるお話

オープンバスでのロードムービー部分と、ゲイゲームズ中の
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オカルト(2008年製作の映画)

4.0

何もかもチープで嘘くさいのにどんどん引き込まれて気が付けば佐野くんを応援してしまう
途中ダレるけど我慢して欲しい

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.5

蠢くような星空は不気味な程
ふたりが寄り添った年月は途方もなく長く感じる

夜の暗さと星の明るさが伝わる絶妙な輝度でした

デュー あの時の君とボク(2019年製作の映画)

2.0

全く好みじゃないベタベタの恋愛モノにしか感じられず
性的に逸脱という言葉のパンチに、タイでも20年前はこんなだったのか…と思ったり
先生はめちゃくちゃいい先生だったり
ラストシーンからエンドロールにか
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シンプルな情熱(2020年製作の映画)

3.0

セルゲイが見たかっただけです
不倫は良くないよって話

とはいえ悪いものほど美味しいのが世の常

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.8

童貞顔なんだけどベーシストだからやっぱり女たらしなんだね
2次元を3次元にした時の違和感がそのままエンターテインメントに昇華されてて凄い

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K 完全無修正版(1975年製作の映画)

4.0

自分の中でフランス映画といえばこれだった
今見ると少し理解できた気がするね

主演ふたりがどんな瞬間もキレイで、それ以外は全部汚くて、そんな狭い世界に満足してる

クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.8

敬虔で潔癖な人ばかりの閉鎖的な街
息苦しさを感じながらも普通に暮らす少年がはみ出し者のキャシーと隠れ異端者を探し当てる話

ミステリーで大事なのは誰が犯人かではなくて、どう決着をつけるかだと思ってる
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グリード ファストファッション帝国の真実(2019年製作の映画)

3.2

伝記作家を語り手に紡がれる現代のチャチなオイディプス神話
CGのライオンがかわいい🦁

トゥルーコストより喰らったな

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

クラシックな丁度良いサスペンス
間の使い方が絶妙

手動車椅子で爆走しちゃうクロエは知恵と勇気に溢れていて、愛されて育ったんだろうと思うと切なくなる

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

90分しかないの?もっと長く感じた!
しかし退屈はしなかったのだから良質なコンテンツだったのだと思う

満ち足りてはいけないうえに更に多くのものを切り捨てなければならないというクリエイターの孤独が、と
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.5

スクリーンで見れて嬉しい
快楽の園の庭で紡がれる2種属の歴史
考えさせられるストーリーではあるものの、美術的に心奪われる

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.2

拘束されてから毅然とひとり戦うペトルーニャはとても素敵
しかし序盤での振舞いが酷過ぎてすっと入ってこない

折れないレポーターさんも良かった
この場合結託せずそれぞれ孤独に戦うことに意味があるんだなあ

5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

2.8

ビノシュは魔女みたいで強いイメージなので別人に見えました、見事

ずーっとドタバタしてて、前フリもなく展開してゆく物語
強引な終わり方も嫌いじゃないよ
少女達の愛の行方が気になる

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.9

繊細な照明に彩られて色を変える灰色のスーツに身を包んだパフォーマー達が放つ凄まじい華が美しい立方体のステージから巻き起こす渦は観客をも巻き込んで無人の舞台に幕が下りる

これは、この素晴らしいショーを
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

主人公はTNFのアウターとリュック、音楽が好きな普通のお兄さん
過酷な山道を歩いて辿り着いた先に待っていたのは赤いほっぺとキラキラな目の子供達、大切なものから与えてくれる村人

冷たくて澄んだ空気の中
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

4.0

海と太陽、ビールとマリファナ、トップレスの美女達が似合う陽気なダメ男は皆に愛されてる
彼が愛してるのはリッチでゴージャスな妻と美しい娘、真っ白な子猫
指先をタイプライターのキーの上で踊らせる

終始ホ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

貴重な擬似体験をした
恐ろしい一方で、この演技を魅せるアンソニーホプキンスには同時に希望を抱かされてしまう

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

独特なテンポと絶妙なダサさのオープニング
その後、次から次へとイケオジが出てきて何だかお洒落に駆け引きをしてアゲアゲになりました

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

出会いと別れに満ちて、さよならのない生き方

太陽が美しく照らす大地と岩
海辺では雨が降っていた

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5

膨らんでは消える影がとても儚い

アメリカ人の友人と一緒に鑑賞
同じようなことは毎日くらい起きていて、苦しむ夫婦も山程いるってさ
そんな人たちを少しでも救うものだといいね

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

簡潔で美しいタイムリープミステリー

トムとジェリーだったらいつもトムがこてんぱんにやられてお終いのストーリーを愉しむ、人間ってそういうものなのかと思う
しかし未来の彼らが伸び伸びと過ごせるように願っ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

12歳の少女を演じた3人は自らに向けられる欲望と、その矛先が子どもであることと、二重の苦しみを味わったんだろう
ひたすらに嫌悪が溜まってゆく映画だったけど、ドキュメンタリーとしては斬新な構成だったと思
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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

4.2

ちょっと目を背けちゃうくらいのゴア描写
狂った奴らに振り回される狂った振りをしている主人公
なのに溢れる青春の匂いは何なんだ!もっと仲良くしてくれよ!

本気でヤバい奴がぽっちゃりベビーフェイスのベジ
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.2

過剰な水音と手のアップ
メアリーに慈しまれて花開くように綺麗になってゆくシャーロットが眩しい
女という存在が余りにも弱くて、せめてふたりには幸せになって欲しい

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.0

おじさんがJKを演じるのを見るのは楽しいなぁ!
殺人鬼が女子力高いのも良い
思ったよりしっかりスリラーでグロ有
その辺にあるもので器用に人を殺すブッチャーを見てるだけでも楽しい

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.5

リゾート地での1日をループという設定が最高過ぎる
しかし蓋を開けてみたら結構きちんとした人間ドラマで、ナイルズもサラも、誰しもの中にいるのではなかろうか

強面キュートなJKシモンズが格好良かったです

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

教育テレビで見てたストップモーションアニメの魅力はそのままに、スチームパンクなディストピアファンタジー

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.5

共産主義こわい
DAUプロジェクト、狂ってる

一切の音楽もなく、執拗な長回し
他の作品が公開された時に観るかはまだ分からない

REDLINE(2010年製作の映画)

5.0

10年振りに劇場で観れるなんて感動

まずは黒ベタが絶妙の割合の作画
無骨でカッコいいメカニックとキャラクターデザイン
ガチ上げのトラックと、それさえ置き去りにする光速の演出
クソしょうもないラストシ
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