こんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

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つまらなくはないが、面白くもなかった。

人物描写が淡白に感じる。
実在の人物(それもとても魅力的な人生を歩んでいる女性)をモデルにしてるため淡白なわけがないのだが、そう見えるのは俺の見方なのか、演技
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小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.8

恋愛・スクールコメディとしてとても面白い。
映画全体がユーモアに溢れていて、観ていて楽しい。オチは中盤で示唆されるが、そのオチも可愛いし幸せになる。


*中盤から終盤への展開の悪さとスクールカウンセ
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

映画的快楽以外の何物でもない。
あの画面の迫力に、あの音を組み合わされたら最高にあがる。

シンプルなストーリーともいわれるけど、シナリオもテーマを含めてちゃんと作られてる。

*映画館で観なきゃいけ
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セブン(1995年製作の映画)

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なんやかんや放置してたフィンチャーのセブン。
あのラストで終わらせるのすごいな。
画面構成であの暗さや憂鬱感、スリルを作り出したことが評価されてるのかな。


*アメリカン・ニューシネマにも通じる何か
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

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映画として傑作なのは間違いない。
セリフのセンスや会話のテンポ、わかりやすさは抜群で、物語の展開のさせ方や画面の見せ方にも目を見張った(大事なところは直接描かない、時系列を操る)。俳優陣の演技も素晴ら
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.5

至福のひと時だった。
映画史をたどりながら、映画の面白さ、映画音楽の素晴らしさをとてもわかりやすく直感的に語ってくれる作品。

*ハンス・ジマー×ノーランのTENETを観てみたかった気もするが、'20
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

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よかった。
コズモやリナの描かれ方に若干モヤりつつも(茂みに愛は語れないから責めないであげて…)、タップダンスのシーン含めミュージカルシーンの楽しさは最高だった。

Moses suposes his
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

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ロバート・レッドフォードの引退作。
レッドフォードの哀愁が映画を際立たせてる。

強盗の被害者は「いい人」と言うが、実の娘ははっきりと嫌悪する。この不具合がフォレストの犯罪者たるゆえんだと思った。
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

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やっと…ついに…とうとう…観た…。観たこと自体が感慨深い。

後半10分でかき乱して、そのまま終わるのには思わず笑った。この難解さのまま世に出したキューブリックは、言葉ではなく映像で語りたかったのだろ
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BLACKPINK ライトアップ・ザ・スカイ(2020年製作の映画)

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(K-)POPに疎い俺でも知ってる世界的なアーティスト・BLACKPINKのドキュメンタリー。
エモく仕上がっていて泣ける。

*最後のバンコクライブ後のジェニーの字幕は「はじまり”に”すぎない」が正
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.5

傑作。脚本が好き。
テーマの一部は人の黒い部分(罪)についてであるが、それについて語る暗さを会話と表情を中心としたユーモアで明るくしてるから、全体のトーンは重くない。
2人が自分(とその罪)に向き合い
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

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ヒュー・グラントに今まで騙されてた。こんなに最低な男だとは思わなかった。出会った頃のノッティングヒルでの彼はもっと誠実に見えてたのに…。たしかに、分別と多感でもその兆候はあったけど…ここまでとは思わな>>続きを読む

甘い生活(1959年製作の映画)

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フェデリコ・フェリーニ映画祭で観た。
パパラッツォがパパラッチの役を演じてるな〜と思っていたら案の定パパラッチの語源だった。

映画自体は難解で、全体として面白いとは思わなかった。それでも冒頭シーン、
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青春群像(1953年製作の映画)

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生誕100年フェデリコ・フェリーニ映画祭で観てきた。キューブリックが愛し、スコセッシュも言及する名作の一つ(wiki)。

奔放に生きる若者を描いた作品。
カーニバルのシーンの華やかさやファウストの映
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

2.5

あまり刺さらず、観ていて退屈だった。
悪そうな先輩に憧れる感じ、無理して悪ぶる感じは共感できる。最後の映像も良かった。アトロク・ムービーウォッチメンを聴いて勘所も理解したつもり。それでも、作品としての
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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狂ってると思った。ストーリーの初見殺しぐあい、本物の飛行機を燃やすこだわり、演者を逆に動かさせる感じ等々が。
意味不明なのに観ていてとてもワクワクしたし、楽しかった。一連のプロモーションや盛り上がりぐ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.5

女子高生目線のハイテンション青春肯定映画。
友情、若さ、同性愛、学校内ヒエラルキー等々多様なテーマが描かれている。

軽快で知性と下品さが混ざったユーモアのある会話が最高。彼女ら特有のお互いに褒め合う
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

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記者と弁護士がカッコよく描かれていてエンタメとして満足。特に、記者がその矜恃の下に叫んだり裏どりをするシーンは爽快感があり、十分面白いジャーナリズム映画に思えた。

最後、キャサリン・ガン本人が記者に
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

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シャーロック・ホームズの妹エノーラが、失踪した母を探す物語。

全体的にフェミニズムが主題。(映画内では)進歩的な教育をする母に育てられたエノーラは、女性はかくあるべしという価値観(マイクロフト等)に
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

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重厚なのに軽やか。
全体的にカッコいいと思った。

2020年106作目

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

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数年ぶりに鑑賞。といっても前回は寝た記憶があるから、新鮮だった。
不朽の名作、ここにありって感じ。

2020年105作目

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

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傑作。
鮮やかな色彩で溢れる画面の一方で、描くテーマは深刻なもの。住んでる場所は安モーテルの一方で、すぐ近くにはディズニーがあるなどコントラストが効いてる。
カメラの位置を子どもの高さにしてることで、
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いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

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ジェーン・オースティンの『分別と多感』の映画化作品。
長女エリノアと次女マリアンヌを中心として、イギリスの中流階級の恋や生活を描いた作品。
役者は豪華、映像が綺麗、ユーモアありと楽しく鑑賞した。

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ハムレット(1948年製作の映画)

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1948年ハムレット。
アカデミー賞作品賞受賞。

映画のハムレットを観たのは初めてだったから最初は感慨深く思った。

*オフィーリアはもっと色とりどりのドレスを着てるイメージだった。
*フォーティン
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

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フランク・キャプラ監督作
理想に燃える素人政治家が既存の政治腐敗を暴くという普遍的なテーマ。
十分面白かった。

*当たり前のように白人政治家しか映らず、黒人は鞄持ちでしか出てこない。

2020年1
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

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とても素敵なお話だった。
監督のキャプラ氏はこの作品を満を持して発表したが当時はヒットせず、自信を喪失して本作以降作品数が激減したらしい(wiki)。それが、今ではクリスマスの定番作になってるのだから
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.5

まず、テーマが好き。
○○らしさ・固定観念によるしがらみを真正面から突破していくテーマ。誰だってやりたいことをやっていい、それがバレエだろうとボクシングだろうと。ビリーの「なぜ、いけないの?」と父に問
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

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言葉で評し難い。
文脈によって全く異なる見方ができるのかもしれない。ジャズ、ドラッグ、愛等々。

ただ、俺にとっては、その文脈全てにおいて最低な結末に見えた。そして、その最低な終わり方も含めて映画とし
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ターミナル(2004年製作の映画)

2.9

どうなんだろう。
無難な面白さだから、そこまで残るものがなかった。

2020年96作目

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

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ミュージカル映画の名作の一つだとは思うが、あまり面白いと思わなかった。
何よりもストーリーの展開が雑すぎる。展開・行動に動機が感じられなかった。

感じる人、わかる人にはわかる映画なのかもしれない。
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リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

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法廷/弁護士もののサスペンス。
最後までハラハラできるし、弁護士がイカしてる。

2回目の鑑賞。
2020年94作目

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

目の前で戦闘が起きてるかのような没入感の一方で、ある程度の第三者性も感じた。
時間の流れがドラマを作りあげる。理想主義的な要素と現実主義的な要素が絡みあう後半30分は震えた。戦争映画として傑作。

2
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

フィクションという名のノンフィクション。
ケンローチ監督にはまだまだ映画を作ってほしい。

2020年90作目