庵野秀明の芸術性が爆発してる。フェリーニ『8 1/2』やボブ・フォッシー『オール・ザット・ジャズ』のよう。こういう作品を感じられるようになりたい。
21年13作目(映画館1作目)
岩井澤健治監督が、脚本、絵コンテ、キャラクターデザイン、作画・美術監督、編集を担い、制作に7年以上をかけ、4万枚に及ぶ大量の作画をしたというその執念と胆力と能力が凄い。
終始、主人公達の顔には表情が>>続きを読む
得意じゃないためホラー映画をあまり観てこなかった俺だが、ホラーの要素もドラマの要素もかなり質が高く、傑作なのでは。
重低音の効いた劇伴やカメラワークが恐怖を煽り、本当に怖かった。主演エリザベス・モスの>>続きを読む
タランティーノがアメリカの奴隷の歴史に向かい合う意味も込めて作った映画。
最後の最後の展開はタランティーノあるあるの演出だが、最高だった。音楽も良いし、(足錠が付いた)湿り気のある足のショットとかも印>>続きを読む
2時間半越えで会話が中心だがずっと面白い。セリフや表情からの人物描写が秀逸で、語られないけど見える情報が多くて楽しい。
本作をストレートに理解すると、タランティーノがアメリカの人種差別とそれに基づく>>続きを読む
扱ってる題材はシリアスなものだし、WWⅡの敗戦国に生まれた者として無邪気ではいられないのだが…純粋に映画として最高に楽しいし、面白かった。
この時点でワンスアポンに通じるものを形にしていたのを知らなか>>続きを読む
全編ワンシーン・ワンカットに見えるように作ったとの触れ込みで観た。基本は人物の影などで暗くすることで繋ぎをぼかしてワンカットのように見せているが、数カ所ほど明らかにカットをしてる場面があり目を疑った。>>続きを読む
2時間39分が短く感じるほど面白かった。
間の取り方や音の使い方が抜群に良く、緊張感が持続する。所々のオフビートな笑いも効いている。「ポリコレクソ喰らえ」な描写は自覚的に描いてるからネガティヴな意味の>>続きを読む
(3秒以上のキス等を禁じる業界規範である)ヘイズ・コードを逆手にとって、3秒以内の細かいキスを約2分続けたことで有名な作品。
密着した状態で移動しながら細かいキスを繰り返すため、逆にエロさが強調されて>>続きを読む
ヒッチコックがイギリスからハリウッドに移るに際にイギリスの政治家から指示を受けて作った映画(wiki)。
WWⅡにおけるアメリカの中立政策をイギリス支援へ傾けるように作られたため、結末自体はその方向に>>続きを読む
反転する画面や鏡越しの会話、空からの絵、歪んだ画面など映像表現がすごい。美術や衣装も世界観にあっていて、美しいと思った(楽園のように思わせる意図か)。
こんなシナリオを思いつくアリ・アスター監督は化>>続きを読む
主人公マクマフィー役のジャック・ニコルソンと看護婦長ラチェット役のルイーズ・フィッチャーの演技がすごい。
物語もとても良かった。
21年2作目
高校まで10年間スポーツをやっていた者としては、レスリングの有望選手である主人公が怪我を隠して試合に臨むくだりは、青少年がスポーツで怪我をしてしまう理由をかなりリアルに描写していると思った。
若者が>>続きを読む
CGは使わないとのことだったけど、それでこの映像表現は凄い。
2020年217作目
2020年映画館30作目
1作目、2作目を観てた方が絶対に楽しかった(でも、方法がなかった)。サンプリングが鍵になるの面白い。
2020年216作目
2020年映画館29作目
とんでもない映画だった。
素晴らしすぎた。
2020年215作目
2020年映画館28作目
アメリカのアニメ制作会社Laika(ライカ)の最新作。
ストップモーションアニメを用いた美しい映像表現が凄い。アドベンチャー作品として話も面白い。
2020年214作目
2020年映画館28作目
北村紗衣先生が2020年のベスト映画に選んでいて鑑賞。
普通に面白いし、北村先生の言う本作の物語の構成(ナラティブ)がそのままハーレイの気持ちを表現してるという批評が勉強になった。
2020年213>>続きを読む
「真実」と言いつつも、「嘘」すなわち「演じること」を主題としてるのが良い。是枝作品らしく家族や人間関係の在り方もじっくり描く。是枝監督の作品の中ではかなり好きな方の作品だった。
ゆったりとした時が流れ>>続きを読む
かなり面白い。
終盤に「戦争」のリアルをちゃんと描写したことは評価されるべき点だと思った。
*CGの使い方やベタな演出には笑った。
2020年211作目
傑作。
吹き替えせずに全てレネー・ゼルウィガーの歌声なのは凄すぎる。
アーティストとしての喜びと苦悩の両面を描く主題が良い。「虹の彼方に」で苦しみ、「虹の彼方に」で喜びを得る複雑さと皮肉がなんとも。>>続きを読む
公開から1年経っており、「批評家は酷評、観客は賛否半々」という全体の評価は知っていたし、本作の批評自体もいくつか読んだ上で本作を観ることになった。
俺は普通に楽しめた一方、この映画をきっちり批判できる>>続きを読む
ウィスキーを一瓶空けた状態で、泣く用意をするくらい期待値を上げたからか、ちょっと肩透かしをくらった。悔しいのでもう一回観てきます。
2020年208作目
大傑作だった。
水彩画であり水墨画的なアニメが素晴らしい。優しい線で色鮮やかに描かれた草木花の美しさや懐かしさで胸がいっぱいになった。
物語も完成度が高い。
本作が田舎や農村と都市部を対比的に描いて>>続きを読む
ウディ・アレンの良くない部分が前面に出てる印象。中盤あたりから色々苦痛だった。
コメディ映画なら寒いし、ドラマ映画なら全体的に薄っぺらいし、恋愛映画ならアシュレー(エル・ファニング)の人物描写が浅い。>>続きを読む
映画館で鑑賞。
楽しい映画だったが、感想はおいおい。
20年204作目(映画館27作目)
かなり好きな映画だった。
冒頭から音楽が効いてるし、佐々木のユーモアも良い、最後の展開とかも狂ってて好き。
全体的に絵=画面がかなり美しくて、散らかってる部屋やタバコを吸ってる構図がめちゃくちゃ良かっ>>続きを読む
日本映画史に名を残し、興収400億も見えると言われる本作を映画館で観ていないのはもったいないと思いたちIMAXで鑑賞。十分楽しめた。
*原作漫画既読、アニメ1話止まり。
*IMAXで観る必要はなかっ>>続きを読む
IMAXで鑑賞。
前作やDCシリーズを未見でも大丈夫との公式サイトでのふれこみを信じ、前作未見かつDCEU未見で突入。前作を観てないことで面白さが減ってる感はあったけど十分ついていけた。
IMAXで映>>続きを読む
おなじみ黒澤×三船×志村トリオによる1950年の映画(黒澤明監督10作目)。
画家の青江(三船)が旅先で声楽家の西條(山口淑子)と旅館にいたところを写真に撮られ、週刊誌に熱愛をでっち上げられたことか>>続きを読む
2回目
シン・エヴァに備えて映画館で鑑賞。
思えば映画館でのエヴァは初めてで、エヴァを映画館で観てること自体に興奮した。「DECISIVE BATTLE」が流れてきた瞬間爆上がり。
2回目の鑑賞でスト>>続きを読む
THE・哀愁。
絶望的な状況下で軽口を言う文化はこの映画からかな。
言葉遊びで「ボリビアに行きたい」「いやオーストラリアだろ」とかやりたい。
2020年198作目
1948年公開の黒澤明監督作品7作目。
戦後の風俗描写が興味深い。若いやくざと酔いどれの医者(といってもそこまで泥酔はしていない)の関係性に焦点を当てているが、描き方に慈しみを感じる。
ラストの展開>>続きを読む
白人と黒人ではなく、白人とアジア系を扱ったのが新鮮。カメラの使い方に個性を感じた。
イーストウッドは中西部差別思想白人おじさんの役がよく似合う()。喫煙シーンがイカしてた。
2020年196作目
初鑑賞。
リアルなたぬき描写とデフォルメされたたぬき描写の使い分け、第四の壁の使い方、ラストの展開、死の扱い方等々シンプルな映画のようでめちゃくちゃ複雑。観てよかった。
2020年195作目