こんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.7

007シリーズ映画作品6作目(原作10作目)。ボンド役は最初で最後のジョージ・レイゼンビー(別に悪くなかった)。

本作(1969年公開)はアメリカン・ニューシネマの影響を受けているらしいが(特にラス
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007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.5

007シリーズ映画5作目(原作11作目)
日本が舞台で、冒頭以外は全て日本でのロケ。日本を走り回るボンドは新鮮で嬉しさもあるが、ボンドの世界観と日本の雰囲気は異なるため恥ずかしさもある。
娯楽映画とし
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罪の声(2020年製作の映画)

2.5

全体がのっぺりとした展開で、強弱もなければ余韻もない。サスペンス要素も物足りない。セリフは説明的でくどいし、演出・演技も玉石混交。全体として画作りに失敗してるのでは。
核心に迫っていく後半40分になぜ
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

2.5

中国の制作チームが作ったアニメ映画。

脚本が良くない。
子供の自立・成長と「自然と人間の在り方」が主題で、後者は最近では『天気の子』、古くは『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』などで語られてきたもの
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わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

4.0

黒澤明監督作品の5作目(全30作)

原節子に目を奪われる。
ミステリアスで掴み所のない表情や物憂げな表情、活き活きとした表情など、原節子の演技がすごい。現代人の俺からすれば魅力的としか言いようがない
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8 1/2(1963年製作の映画)

-

フェリーニ映画祭で見逃した作品をBlu-rayで鑑賞。

マルチェロ・マストロヤンニの格好良さに度肝を抜かれた。『甘い生活』のマストロヤンニはそこまでではなかったのに、本作は全く違う印象。自分史上No
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

-

自分でも不思議なほど面白くなかった。

映画をあと500本くらいちゃんと観て、信頼できる映画評論家の解説を聞いてから、また本作に戻ってきたい。

*音楽や撮影など本作に魅力的なものがあるのはわかってる
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.5

楽しんで観ることができた。
シリアスに考えるとなかなか重い主題のはずなのに、そう感じさせない軽快な展開と音楽で十分楽しめる恋愛娯楽作品。

ただ、本作は現代版シンデレラであり、そもそもシンデレラが好き
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.7

007シリーズ映画4作目(原作8作目)

前作と比べると丁寧かつシリアスな内容で、アクションも十分に楽しめる面白いボンド映画。

冒頭で車のリアバンパーから放水することで敵を倒すシーンと序盤の脊柱けん
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

2.0

低クオリティ。
ボンドシリーズを楽しみにしているからこそ、その出来に驚きだった。

脚本・演出は無いようなもの。サスペンス要素もスパイ要素も薄い。アクションシーンはキレがなくスローモーション。どれも前
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卒業(1967年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ面白い。
撮影・編集・音楽も特徴的だけど、とにかく脚本が秀逸だと思った。原作(1963年)に負うところも大きいのだろう。

ミセス・ロビンソンの描かれ方がとても良い。彼女は学生時代にいわゆ
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星の子(2020年製作の映画)

3.8

とても良かった。
(苦しいイベントもあるのに)優しさを強く感じた映画。感動した。

前半のじっくりした展開から一転する中盤シーンの岡田将生の迫力とそれを受けた芦田愛菜が凄い。ピアノで穏やかさやサスペン
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続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

-

日本時間の今日・明日(2020/11/03.04)投開票のアメリカ大統領選に備えて観たが、大統領選が終わった後に観ても意味がある。

面白いのに笑いにくいコメディ映画。最後の展開も含めて、よくできてい
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

-

原作未読。
VFX多用(かなり違和感)の豪華絢爛な画面。レオ様とキャリー・マリガン、エリザベス・デビッキが佇むとより華がある。

全体的に空虚なセレブ達が描かれるが、ギャツビーは人間味があり、デイジー
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

-

大衆娯楽作品の中に、しっかり思想・哲学を忍ばせているのがさすが。あくまでヒーローアクション映画と割り切れば十分面白い。

ただ、提示された思想への掘り下げは感じないし、若干のご都合主義、キャプテン・ア
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

-

どう評すればいいかわからない。


*ケス・ク・セ・デグラス?
*好きか嫌いかで言えば、心の底から嫌いなタイプの男。

2020年145作目

アントマン(2015年製作の映画)

-

めちゃくちゃ楽しかった。
一連のMCU作品とは一線を画してスケールを小さくし、その分コメディや視聴者に身近な要素を中心に目で楽しめる作品になっていた。

学はあるが社会的な身分がないスコット・ラングも
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

-

平和のために人類を滅ぼそうとするの最高。バトルシーンも好き。

ホーク・アイがかっこよかった。

2020年143作目

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

-

シリアスなMCU前作から一転、コメディ要素の強いSFになってた。十分楽しめた。

ただ、コメディ要素はくどいし(嫌いではない)、感動のさせ方はあざとすぎて興ざめだし、重要なシーンではご都合主義な感じが
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

-

かなりよく作られてると思うけど、そこまで好きな作品ではない。

スカーレット・ヨハンソンが尊く、キャプテン・アメリカの優しさ・穏やかさ(・生真面目さ)が際立っていた。

*交際歴やキャリアについて語る
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

-


2020年140作目
2度目の鑑賞


公開時、友人とその母と観に行った。
当時小学生だった俺は字幕がわからず、全く理解できなかったが、最後のバトルシークエンスの赤い映像だけは印象に残ってる。

2
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一番美しく(1944年製作の映画)

3.5

黒澤明の監督作品としては2作目(全30作)で、1943年製作、1944年公開。

太平洋戦争中に軍需工場で働く女子挺身隊を描いた作品。

思いのほか面白い。
戦時下に作られた作品で軍需工場で働く女性を
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マーティン・エデン(2019年製作の映画)

-

映画が総合芸術であることを思い出させるような緻密かつ複雑で完成度が高い作品だと思う。
映画のアート的側面が好きな人にはドンピシャでハマりそう。

実際、演者の表現力の高さはすごい。脚本の凄さも素人の俺
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

3.0

たまむすびとアトロクで本作の存在を知り、時間も空いたしとのことで観たが思いのほかつまらなかった。

テーマの転換や楽曲の解説の際の画面の見せ方はユニークでわかりやすいし、所々面白い話題や内容を語る。
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

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Rotten Tomatoesで批評家支持率23%、観客支持率37%('20.10.27現在)という世界的には酷評された作品。笑
けれど、とても楽しめた。

実話を描いた作品で、この事件はよく覚えてい
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007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

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007シリーズ映画2作目(原作5作目)
相変わらず娯楽作品として面白い。
政治性、時事性があり、サスペンス要素も強い。


*監督はテレンス・ヤング(1作、本作、4作目)、ボンドはショーン・コネリー(
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

-

待ちに待ってる007シリーズ25作目『ノー・タイム・トゥ・ダイ』に向けておさらいをすることにした。本作は、記念すべき007シリーズ映画1作目(原作6作目)

SEは違和感だらけだが、娯楽作品として十分
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

蒼井優の演技がとにかくすごい。
ストーリーも面白い。
まさかの731部隊をモチーフとしてる脚本で、すごいところを描いたなという感想。そしてその描き方がとても上手いと思った。


*脚本の精緻さはない気
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.5

スケボーに熱中する友人を長年に渡って撮影することで、アメリカの青年の成長と抱えてる問題を浮き彫りにしようとするドキュメンタリー映画。
「メンタルヘルスや人間関係、子育てのスタイルに何かしら悪影響を与え
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

-

ストーリー自体も面白いが、それよりも画面の作りやセリフのセンスが魅力的に思えた。サミュエルの髪型も最高。

ただ、ここまで評価される理由はあまりピンときてない。音楽の使い方や人物描写とか?

2020
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.5

恋愛政治コメディ映画の快作。
政治的なメッセージを込めつつ、ジェンダー観も優れていて、更にジョーク・ユーモアがキレッキレと三拍子揃ってる(脚本も演技も音楽もいいから六拍子)。めちゃくちゃ笑ったし、気持
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

-

ニューヨークの少年ギャンググループの抗争と恋愛を描いたミュージカル。

本作は青春イケイケミュージカルだと思っていたらむしろ真逆で、シリアスな社会問題を背景とした悲劇のミュージカルだった。

歌と歌詞
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シカゴ(2002年製作の映画)

4.5

とても良い。
ロキシー(レネー・ゼルウィガー)は、自分をもてあそんだ不倫相手を銃殺し、鼻の下が伸びた男性を利用して無罪判決を得ようとし、他の女性を蹴落とし、最後にはライバルの女性と手を組み夢を掴み取る
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