ふるさと凱旋の瀬々敬久監督のトークショーとともに。
『64 ロクヨン』のあとにこれか。潤沢な資金の映画に起用されても流されず、自分が撮りたいと思う映画はわずかな資金ででも撮る…この姿勢がかっこいい。>>続きを読む
3、4年前、この映画の舞台となった座間味島や阿嘉島に行った。で、こんな美しい海があるんだと驚いた。それもあってこの映画を楽しみにしていた。
夏にもかかわらず耳あてをしている女の子。おじいの三線と波の>>続きを読む
さすがキム・ギドク。発想が斬新。で、毎度思うが、この監督が描くものこそが韓国のリアルじゃないかと。
北朝鮮の漁師が、網で魚を捕ろうと船を出す。ところが、スクリューに網をからませて操舵不能。韓国に流さ>>続きを読む
最近何でも「LGBT」とひと括りにすることにちょっと違和感。これは「トランスジェンダー」の男(のちに女)とそれを好きになった男、そして母親に棄てられた女の子の話と理解すべきなのかな。
性的マイノリテ>>続きを読む
この映画を見ていて、二十数年前にはじめて中国に行ったときのことを思い出した。北京の路上で視覚障害者が物乞いをしていた。足下に体重計があり、通りがかる人たちに利用させて小銭をもらっていた。体重計は、盗ま>>続きを読む
いやぁ、面白い。ありえないと思える設定なのに妙にリアル。実際に大地震によるパニックを目にしたせいもあるのか。
家でくつろぐ父と娘。おもむろに父はカツラを外し、娘はつけまつげを外す。やっぱり矢口史靖の>>続きを読む
ロマンポルノ・リブート第5弾を滑りこみで。で、最後にいちばんエロいやつが待っていた。もっともロマンポルノらしいというべきか。
現場を知る中田秀夫ならではということか。「ホワイトリリー」というタイトル>>続きを読む
こういうシリアスな物語に妻夫木聡と満島ひかりとなると、『悪人』を思い出すな。しかしこの2人は、こういう役を演じさせると圧倒的な存在感を発揮するなと。
兄(妻夫木)が弁護士とともに、わが子への虐待の容>>続きを読む
ロマンポルノ・リブートの第4弾。うーん、1日たったけど、面白かったのか面白くなかったのかいまだによくわからない。でも、何かとんでもないものを見た気分。
明らかにいえるのは、『恋の罪』以来に園子温エロ>>続きを読む
大阪からマカオへ、大阪に戻って次は今治へ…この移動がなかなか面白い。
頭がキレ、腕もたつヤクザの男が、ヤクザとの関係によって小さく会社を経営するカタギの男を巻き込みながら、トラブルの解決にのぞむって>>続きを読む
ロマンポルノリブートの第2弾。『甘い鞭』以来に見る間宮夕貴がどうなのか気になったが…いゃあ、素晴らしい。肉体(ボディ 笑)が。まぁアクションもあるし、この映画では重要なことかと。
ひとり思索にふける>>続きを読む
遠藤周作の小説に描かれるキリスト教世界が好きで、以前ハマっていたときがある。そのこともあって去年、長崎・外海の遠藤周作文学館に行ってみた。また、外海のキリシタンたちが弾圧を逃れて隠れすんだ五島にも。潜>>続きを読む
先日からの伊藤洋三郎再注目の流れで、僕のなかで彼の代表作だと思っているこの作品を見なおしてみた。
…で、思った。やっぱりこの映画はすごい。劇場で見たときもそうだったが、クライマックスに向けて震えが止>>続きを読む
前日に一緒に写真を撮ってもらった伊藤洋三郎がここにも登場。で、この映画の直前にDVDで見た『花のあすか組』にも。縁を感じるな(笑)
ロマンポルノリブート第1弾。地元でも上映が始まった。上映してくれる>>続きを読む
「ザ・昭和」の映画館が主役の伊藤洋三郎を迎えての上映。前日にたまたま知ってあわてて見に行った。20人に満たない観客。前売りの料金でいいよと。この映画館はホントいいな。
伊藤洋三郎といえば石井隆作品の>>続きを読む
ロマンポルノ・リブート第3弾。公開初日の初回に鑑賞。満席で。
で、撃ち抜かれた。新年の初っ端から今年のベストワン候補に出会ったような。
池袋で働く3人のデリヘル嬢。1人は、家を持たずに働いているが>>続きを読む
敬愛する(笑)みうらじゅんの原作・脚本映画ってことでなんとか見たいと思っていたら、グッドタイミングで東京。久しぶりのシネマ・ロサ。
で、何じゃこれ!って感じ(笑)
明確な目的もなく、何となく続けて>>続きを読む
よくしまる今日子…AV女優の名前に思わず吹き出してしまった(笑)
昭和末期の地方小都市が舞台。中3の男子たちが、近くのレンタルビデオ屋にAV女優が来ておっぱいをなめさせてくれるっていう噂を聞いて色め>>続きを読む
まさに「ロマンポルノ」。面白い。こういう映画は大好き。
人はなぜ生きるのか。誰もが食べて、寝て、セックスして、最終的には死んでいくだけではないか。それでも生きていかなければならない理由は何か…
生>>続きを読む
はっ、スピンオフもあるの?…って普通ならその節操の無さに批判を加えたいところだけど、このシリーズだけは赦してしまう。子供の頃から見続けて、できれば完結してほしくない物語だから。
冒頭に繰り広げられる>>続きを読む
今年1つだけ投稿しそびれていた作品。湯布院映画祭で見たが、その時は作品が登録されていなくて…。今さら思い出して感想を述べるのは難しく、だから点数もつけない。
ってことで、今年最後に僕なりの2016年>>続きを読む
今年最後は韓国映画。そういえば去年の最後も韓国映画の『ベテラン』だったなと。『ベテラン』が財閥を巨悪として主人公と対峙させるのに対し、本作は軍事政権と警察組織が巨悪となる。
これが実話に基づいた物語>>続きを読む
荒戸源次郎が死んだ直後に、赤目四十八滝に行ってみた。この映画を見て以来、ずっと心に引っかかっていた場所で。でももう13年も前の作品になるのか…
アマ(尼崎)にやって来た生島(大西瀧次郎、のち大西信満>>続きを読む
意外。なかなか面白い。戦争の話でありながら、敵兵がほとんど出てこない。戦闘シーンも省かれる。戦争を人間の心のうちの問題として描きたいのか。
彰義隊…「義」を「彰」わす…。彰義隊に属して徳川慶喜のため>>続きを読む
松山ケンイチの体重増量、その役者根性への評価…といった情報が先行し、それなら最初から太った役者を使えばよかったのになんて思いながら見に行ったが、そんな意地悪な見方は冒頭のシーンで吹き飛んだ。「パチン!>>続きを読む
やはり映画から学ぶことは多いな。何度か訪れたこともあるし、今はこれほど世間を騒がしているのに、築地市場のことを何も知らなかった。というか、テレビが伝えることがいかに浅薄か。そのことに改めて気づかされた>>続きを読む
昭和19年、父は1歳にも満たず、おそらく祖父も出征中で、そのなかで祖母は何を思いながら生きていたんだろうか…今さらながらにそんなことを考えさせられた。やっぱり「悲しくて、悲しくて、とてもやりきれな」か>>続きを読む
客観的な評価っていうのは難しいな。僕がこの作品を評価するにあたって問題点が2つ。1つはこの作品の配役が「ディストラクション・ベイビーズ」っていうおそろしく印象的な作品と同じこと。もう1つはこの作品を見>>続きを読む
見えるようで見えない、と思ったら見える…黒沢清が繰り返してきた見えるものと見えないものの境界を描くスタイルを西洋世界に持ち込んでみたっていう、僕の目には実験的映画のように映った。
ダゲレオタイプとい>>続きを読む
名古屋のシネマスコーレにて。加藤綾佳の特集ってことで「おんなのこきらい」と本作を連続で見た。
ロリータフェイスな女子が出てきて、これまた世代的に拒否されたかと思わせつつ、「おんなのこきらい」のように>>続きを読む
名古屋シネマスコーレにて。若松孝二の映画館に一度と思って来てみたら、この映画をやっていた。加藤綾佳の特集ってことで本作と「あのこの話をすこしだけ」を連続で。
冒頭、キャンディをマイクに見たてて歌いだ>>続きを読む
高崎で映画。久しぶりにシネマテークでと思ったけどタイミングが合わず、109シネマズに。客はほかに年輩のカップル1組だけ。3人の渇いた笑いが響いた。
で、「けっこう毛だらけ」って…緩いわ(笑)。「おじ>>続きを読む
初めての新宿バルト9。で、その後に立ち寄ったゴールデン街で先日みた映画の出演女優と一緒になり、いろいろと話を聞いた。いやぁ、やっぱり東京は楽しいな。
で、本作は…
これは泣ける。もちろん泣ける映画>>続きを読む
パート3でやめようと思ったけど、まぁファイナルなんでってことで鑑賞。
シリーズの最初に比べると、どうも雰囲気が変わったような。最後は完全なアクション映画になった。「闇金」にはあまり関係のないストーリ>>続きを読む
まさかの地元での上映がなく、福岡で鑑賞。で、やっぱり面白かった。ノレた。出向いた甲斐があった。
妻を疎ましく思う夫が、妻の突然の死を経て、あらためて妻について、そして家族というものについて思いをめぐ>>続きを読む
一癖も二癖もありそうな映画俳優たちが勢ぞろい。こういうのこそオールスターって言いたいよなって。
そのなかでオムニバス3話の主役は、佐藤浩市、池松壮亮、多部未華子と人気俳優たちを脇に置いての河井青葉、>>続きを読む