内調…内閣情報調査室。政権に不都合な情報は握りつぶし、不都合な人間は追いつめる。政権の安定だけを目的とする組織。
職場はうす暗く描かれ、悪の巣窟のよう。これが完全なる作り話、真っ赤なウソに思えないと>>続きを読む
香取慎吾の表情の変化をひたすら追いかける。シワが深い。暗い。ポジティブなものがまったく見えない。スマップを脱却したからこそのキャスティングというのなら…いいなと思う。
川崎の印刷会社を辞めたイクオ。>>続きを読む
チラシの写真は岡本太郎が撮影した久高島のノロ。久高島…神の島。離島ファンとして絶対はずせないところと思い、ここのところ旅行の候補にあげてはいるけれど…
民俗学を学び、日本人のアイデンティティを探し求>>続きを読む
少女漫画が原作かぁ…でも石井裕也が監督かぁ…と、見るか見ないか迷ったあげくに見た。で、なんか悔しいけど(笑)、この「世界」に心が揺さぶられた。
家族・友人を思いやる優しい男「町田くん」。勉強も運動も>>続きを読む
佐藤浩市を「三流役者」とする例の炎上事件がなければ見に行かなかったかも。
で、映画の内容はというと…危険なにおいがしないでもない。
東シナ海に新興した東亜連邦。領土拡張を目論み、他国を脅かす。やが>>続きを読む
つながっているのかいないのか。つながりたいけどつながれない。そもそもつながるってなんだ。ただこの家族にとって、三角帽子は確かにつながっている証なんだろうなと。
2007年、アメリカで暮らす長女・麻里>>続きを読む
主役の結城貴史を迎えて。イケメンだがひと癖ある感じがいい。
どうしようもなくダメな男を後ろからひたすら撮りつづけたドキュメンタリーのような映画。
ボクシングをあきらめたシュウタ。仕事もうまくいかな>>続きを読む
ドラマ『日本ボロ宿紀行』に出ていた深川麻衣を見たくて行ってみると…映画館が女子でいっぱい。いつもよりさらに隅に座った 笑
「マモちゃん」(守)を好きになったテルコ。守のことが第一となり、すべてを合わ>>続きを読む
映画のなかで元ナショナリストがいう。ナショナリストはセクシストでレイシストだと。すべてがそうではないんだろうが、確かにその傾向を感じなくもない。
日本のナショナリズムのあり方に疑問をいだいた日系アメ>>続きを読む
食べ物に恵まれた子供が、食べ物に恵まれない子供のことを思う。先日の東京大学入学式の祝辞を思い出した。
少年の両親は食堂を営む。家に帰ればボリューム満点の美味しいご飯が待っている。家庭に恵まれず、イジ>>続きを読む
上映後に監督の才谷遼と主役の隆大介の舞台挨拶があって。監督は地元の出身。
福島県「楢穂町」の役場。特別震災広報課に赴任した楠。震災後7年が経つも、帰町は一向に進まず、町にいるのは除染作業従事者か復興>>続きを読む
出演俳優が不祥事をおこしたからその作品をお蔵入りさせるっていうのは暴論じゃないかと。見たければ見るし、見たくなければ見ないし、そこは金を払う映画ファンに委ねてほしい。外野の意見なんていらない。
…と>>続きを読む
洗骨……死者の遺体を棺桶に入れて風葬、4年後に出してきて骨を洗う。正直、これは遺族にとってつらい風習じゃないかと。時間が経つことで、記憶が薄れることで悲しみが癒えていくんだと思うが、4年が経って再び死>>続きを読む
このロマンポルノかピンク映画かといった作品を、大型商業施設内のシネマコンプレックスで見た。しかもレディースデーに。
足を引きずる兄と知的障害をかかえる妹。ふたりだけの貧しい生活を送っていたが、兄が職>>続きを読む
母親に病と闘ってもらいたい息子と、できれば闘いたくない母親。このあたりの心情にリアリティを感じる。胸が詰まる。
母親の遺骨を拾うところから始まる。そこから時がさかのぼり、子供の頃からの母親との思い出>>続きを読む
釜ヶ崎、飛田、新世界…あぁ『マル秘色情めす市場』の世界。もうそれだけでお腹いっぱい。
釜ヶ崎を仕切る釜足組。組が盃とするのは釜。あるときその釜を旅芸人が盗みだす。旅芸人は死ぬが、遺児が釜を持ち去る。>>続きを読む
阿部進之介の企画で山田孝之のプロデュース。で、阿部が主演、山田はプロデュースに徹するのみ。
父親が自殺したため、明石は久しぶりに実家に帰る。小さい工場を経営していた父親は、大企業相手に内部告発し、ま>>続きを読む
原案は村上春樹の『納屋を焼く』だと。昔つきあっていた子から文庫本をもらったな。カバーのないやつ。どんな話だったっけと読み返してみたら、大事なところは生かされてるんだと。
幼なじみのヘミに声をかけられ>>続きを読む
話題のニューカマーが監督する中国映画。舞台は香港返還が間近に迫った1997年。こののち20年で中国は劇的に変わる。「迫り来る嵐」とはそういったことを示唆するのか。
大きな工場のそばで女が殺された。同>>続きを読む
ヒゲをはやした稲垣吾郎。ヒーローであり続けるキムタクと、ヒーローとは縁遠い存在となった吾郎ちゃんかぁ…。そうなるとやっぱり吾郎ちゃんに肩入れしてしまうなと。
8年ぶりに故郷にもどったエイスケ。自衛隊>>続きを読む
見ようかどうか本当に迷った。結局見て、今も微妙に引きずっている。壮絶な映像。
アルツハイマー型認知症になった母を追ったドキュメンタリー。娘が長い時間をかけてカメラをまわす。症状は段々とひどくなり、9>>続きを読む
映像がせわしい。音がうるさい。不快でしかない。ここはどこ。リアリティをまったく感じない。
…と思いながら見ていくうちに、だんだんと引き込まれていく。「ひと」がリアルに見えはじめる。冒頭の不快な演出も>>続きを読む
久しぶりに柳楽優弥に繊細な役柄が与えられたような。ここのところ勇ましい印象しかなかったので。是枝裕和の協力を得た作品で、なるほどなと。この柳楽優弥と、相対する小林薫がいい。
話は川から始まる。川岸に>>続きを読む
ビートルズでは『ホワイト・アルバム』がいちばんのお気に入りで、なかでもジョージが作った「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」が好き。もちろんクラプトンのギターソロに惹かれて。
ドキュメ>>続きを読む
号泣映画とのことで身構えていたけれど、涙するところはなかった。ひたすら楽しいだけだった。
フレディ・マーキュリーの人生とクィーンの活動を回顧したドラマ。随所にクィーンの曲が流れ、最後に1985年のラ>>続きを読む
御法川修監督を迎えて。なかなか情熱的。映画への思いは嫌いじゃない。で映画は、号泣もの。場内は鼻をすする音で包まれる。
美しく、賢く、料理上手な母。タイジは母のことが大好き。ただ、母は家庭においてスト>>続きを読む
監督は『旅立ちの島唄〜十五の春〜』の吉田康弘、エンディングソングは斉藤和義ということで興味はありながら、今ひとつ足が向かなかったところに、先日「肥薩おれんじ鉄道」に乗ったことで見ずにいられなくなった。>>続きを読む
2018年の最後は洋画で締めくくった。年内有効の鑑賞招待をギリギリのタイミングで利用して。
ってことで、本作の感想のまえに2018年の日本映画ベストテン。独断と偏見で…
1 日日是好日
2 沖縄ス>>続きを読む
いつも思うけど…この監督の作品はインパクトだけが優先されているような。印象的な映像や音楽も、そればかりが続くと飽きがくる。
カナと結婚したヒデキ。女の子が生まれ、マイホームも手に入れた。ヒデキは育児>>続きを読む
家族って何だ?…『万引き家族』とは違った視点から家族の本質について問うか。
カズとフミ。ゲイのカップルで結婚している。そしてともに弁護士。とくにマイノリティに位置づけられら人たちの訴訟にかかわる。わ>>続きを読む
衝撃。魂が震えるとはこういうことか。
午前10時の映画祭。この作品を大きなスクリーンで見られるとは。ありがたい。
夜も明けないうちから船をこぐ夫婦。本土に渡って水をくみ、島に持ち帰るため。島に住む>>続きを読む
口が開きっぱなしの荒川良々。夜の貴婦人セット、3万7千円。無敵だなと。
右近と左近の兄弟。商社に勤める左近に対し、右近の暮らしはパッとしない。ただ、右翼活動家・大城会頭のため、埋蔵金の発掘に取り組ん>>続きを読む
薄暗い部屋。男はゴミをまとめ、カーテンと窓を開ける。明るい外を眺めたあと、首を吊る。
これから映画が描こうとする世界が垣間見え、こちらも身構える。ただ、ここからはコメディタッチに話が進んでいく。あと>>続きを読む
刀身を鍛えるところから始まる。不安をかきたてる音楽を背景に、耳をつんざく金属音。『鉄男』か。
幕末、江戸郊外の農村。百姓仕事を手伝いながら江戸で名をあげることを目論む浪人・都築杢之進。あるとき剣の達>>続きを読む
男は拳銃を手に入れたから壊れたのか。いや、もともと壊れていた男が拳銃を手に入れてしまったのか。
偶然にも拳銃を手に入れた男。そこから世界が変わる。拳銃を持つことによって生じる不安や恐怖、また刺激に魅>>続きを読む
最後に落ちてしまった。途中に眠くなることはよくあるが、最後に眠くなるとは。ということで、本来は採点すべきじゃないかもしれないけど、ウトウトしたという結果を考えると、これくらいかと。
寧子(ヤスコ)は>>続きを読む