たかちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

たかちゃん

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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年製作の映画)

1.5

黒澤の完成度の高い作品をリメイク。無謀だ。オリジナルを超えられるわけがない。樋口の評価が下がっただけではないか。良いところ、褒めてあげたいところが見つからない。オリジナル作品に対しても失礼だ。

名もなく貧しく美しく(1961年製作の映画)

4.1

松山善三第1回監督作品。聾唖夫婦の日常は、非日常である。クライマックスの、子供の卒業式を観に行く高峰のシーンが見事。

沈黙 SILENCE(1971年製作の映画)

4.1

遠藤周作の原作を、遠藤と篠田正浩が脚本化、篠田が監督した。撮影、音楽、美術も第一級を揃えた。製作は表現社とマコ・インターナショナル。本作だけでは、遠藤の思いは十分い理解できるとは思えない。「深い河」な>>続きを読む

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

4.4

「団地妻の売春」を題材にしたゴダール66年作品。ぶらsディが登場。彼女は昼間、売春を行っている。彼女のこどもが社会状況のアジ演説風のセリフ。彼女の日常。ゴダールのコメンタリー。「私はゼロの地点に戻った>>続きを読む

大いなる幻影(1937年製作の映画)

4.3

捕虜収容所を舞台にした作品は「戦場にかける橋」「第十七捕虜収容所」など、傑作も多いが、本作はエリッヒ・フォン・シュトロハイムの存在は緊張感を与え、感動を呼ぶ。彼をドイツ将校の典型的人物とみてはいけない>>続きを読む

ピクニック(1936年製作の映画)

4.2

ピクニックで昼食。風。小舟。涙。雨…、その美しい思い出はいつまでも忘れない。観客も忘れない。記憶に残る珠玉作。

「ピクニック」の撮影風景(1994年製作の映画)

3.0

フィルムセンターのルノワール特集で上映。貴重なドキュメンタリー。

サテリコン(1969年製作の映画)

4.0

フェリーニの男色地獄めぐり。愛する少年奴隷を友人に奪われ、嗚咽。そこへ地震。彷徨。詩人に声をかけられ、解放奴隷の饗宴に。酔って眠り呆けていると、拉致され、奴隷船へ。そこで愛する少年奴隷と再会。ハッピー>>続きを読む

渚の果てにこの愛を(1969年製作の映画)

3.7

ジョルジョ胃兪・ロートネルのミステリー。青年がドライブインのおんんぁ主人に息子と間違われる。そして、その娘が現れ、兄としてふるまう。娘は何かを隠している。そして」盗子はどこへ行ったのか。

新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.5

シリーズ4作目。監督は小林俊一。マドンナは栗原小巻。おy航行がしたいと、競馬で当てたカネでハワイ旅行に行かせてやろうと、旅行会社を通してチケット予約。心がry公会社の社長がカネを持ち逃げ、近所に吹聴た>>続きを読む

儀式(1971年製作の映画)

4.6

大島渚、田村孟、佐々木守による、家、家族、血の繋がりについて、冠婚葬祭という儀式を通して探求した作品。

戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(1971年製作の映画)

3.9

満州国での伍代財閥。阿片密売、パルチザン。家族はそれぞれの思う道を行く。

戦争と人間 第三部 完結篇(1973年製作の映画)

4.0

第三部は、モスフィルムの協力を得て撮影された。ノモンハン事件の大規模な戦闘シーンはソ連軍の協力で撮影された大規模な完結編となった。

戦争と人間 第一部 運命の序曲(1970年製作の映画)

4.0

五味川純平原作を山本薩夫が三部作として映画化した日活作品。日活オールスター。1928年の張作霖爆殺事件から1939年ノモンハン事件までの太平洋戦争突入前夜までを描いている。

にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

4.5

なぜか中学生の時、ひとりで観ることが出来た。日活封切館だったので、アクション映画が見られると思って入ってしまったのだと思う。本作は、左幸子の豪放なピンハネ人生をバイタリティに描いている。今村独特の人間>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.4

豪快で、緊張感とユーモア。九人の若侍と三十郎の掛け合い。隣に敵がいるものの、踏み込むまでの展開。そして椿。

煙突の見える場所(1953年製作の映画)

3.9

椎名麟三『無邪気な人々』を小国英雄が脚色、五所平之助が監督、新東宝とエイトプロが製作した。見る場所によって4本にも1本にも見える千住火力発電所のある下町北千住を舞台に、上原、田中の住まいの前に捨て子が>>続きを読む

婉(えん)という女(1971年製作の映画)

4.0

土佐藩の女医 野中婉が主人公の、大原富枝 の小説が原作。今井正が監督した。製作配給ほるぷ映画。幽居という理不尽な世界から解放されるが、求める人が幽居に。怒りを権力にぶつけるシーンに凝縮された誇り高き姿>>続きを読む

燃えつきた地図(1968年製作の映画)

3.8

安部公房の原作脚本を勅使河原宏が監督した実験的作品。こうスン所の調査員が、失踪した男を探す。迷宮世界で見つけたものは…。

雨月物語(1953年製作の映画)

4.9

溝口の、と言うより、日本映画の誇る名作。依田、宮川、早坂、そして、照明の岡本健一、美術の伊藤熹朔と最高のスタッフによる奇跡のような作品。

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.0

シリーズ7作目。マドンナは 榊原るみ、光本幸子も特別シュル艶。2作目に登場した寅の実母、ミヤコ蝶々が再登場するなど、話に苦労が伺える。旅先は、青森県弘前、静岡県沼津、富士市。

男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.2

シリーズ1作目は、さくらの結婚話。そしてシリーズのための基礎固めが出来る。と他の破壊力がパワフル。マドンナは光本幸子で笠智衆の娘。奈良で出会うい、一緒に柴又に帰る。そして桜の結婚話に。

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.1

シリーズ6作目。マドンナは若尾文子。森繫久彌は宮本信子の父親役。長崎で宮本信子に同情からカネを貸し、柴又へ帰る。自分の部屋に下宿している若尾文子。弘の独立騒動など、エピソードが団子状態。

ビートルズ/レット・イット・ビー(1970年製作の映画)

3.0

最後のライブ、ルーフトップ・コンサートのドキュメンタリー。製作は、アップルフィルム。有楽町スバル座にて公開。

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

3.1

シリーズ5作目。マドンナは長山藍子。北海道から戻った寅、堅気になろうと、豆腐屋に住み込みで働くが、豆腐屋の娘、長山藍子に…。再び北海道。やはり堅気にはなれねえや。

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.1

小津作品は全部観ているが、本作は好きになれない。軍歌に嫌悪を感じる。入り使いが気持ち悪い。特に赤。

(1968年製作の映画)

3.7

橋本忍の力強い脚本。そしてユーモア。森谷はナレーションが好きのようだが、説明過多になりかねない。

煉獄エロイカ(1970年製作の映画)

4.0

吉田喜重と山田正弘のオリジナル脚本の映画化。妻が少女を誘拐してくる。その少女を奪い返しに来た男は、かつてアメリカ大使誘拐を計画した同志だった。画面の独特な空間、デザイン、モダンな音楽。難解だが、退屈は>>続きを読む

東京の合唱(コーラス)(1931年製作の映画)

3.7

小津、野田高梧の小市民喜劇。サイレント。職場をとばっちりで解雇になった岡田時彦。就職口はみつからない。地方に職を求める。不況の時代を反映している。

モスキート爆撃隊(1969年製作の映画)

3.0

「オメガマン」のボリス・姓がる監督。「空爆特攻隊」もあり、空軍lものが得意なのか。ドイツのミサイル研究所爆破の指令。だが、近くに捕虜収容所が。作戦は、まず捕虜救出が優先。

男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

3.8

シリーズ3作目。監督は森崎東。マドンナは新珠三千代、香山美子。春川ますみ、香山の中を取り持つが、しわ寄せはとらやに。森崎のパワフルで乾いた演出が新鮮。

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

2.0

シリーズ2作目。恩師・東野英治郎と再会、娘の佐藤オリエに」ゾッコン。病院脱走、無銭飲食とは非常識。そして実母・ミヤコ蝶々に会うが、ラブホ経営に失望。山田洋次の職業差別の顕著な表れ。

ダイヤモンド強奪作戦(1968年製作の映画)

3.1

南米の地下坑道に眠るダイヤの争奪戦に巻き込まれる、亀wラマンのガーナー。怪しいジョージ・ケネディが接触してくる。「マーティ」の名匠デルバート・マンが撮るような作品ではない。ST系スプラッシュ公開。

悪党谷の二人(1969年製作の映画)

3.8

バイト・ケネディの西部劇。本作はコメディ仕立てではあるが、いつものズッコケは控えている、ミッチャムとジョージ・ケネディの二人が、対立しながらも息の合ったガンファイトを見せる楽しい仕上がり。スプラッシュ>>続きを読む

ニューヨークの大停電(1968年製作の映画)

3.1

停電により、様々な出来事が良い方向に向かい、なぜかみんなハッピーに事態が収まる。

秘密指令・バラカX13号(1966年製作の映画)

2.7

「馬と呼ばれた男」をオールナイトで観に入ったら、特別に併映されていたスパイアクション。原作はエディ・ギランの「沈黙のクリニック」。アニュエス・スパークはカトリーヌ・スパークの姉。