平太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

映画愛を熱く描くアニメ作品。
かなりご都合主義でツッコミどころも少なくないが、テンポが良いので雰囲気で観れてしまう。鑑賞後感は良いし、まわりの評価も高いが、個人的にはあまり深くは刺さらなかった。

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

4.1

14歳の少女が飲んだくれの老保安官と、頼りないテキサスレンジャーの青年とともに、殺された父親の仇を追う物語。
コーエン兄弟によるリメイク作だが、彼ら特有の皮肉っぽさはなかった。そのため、観ている最中は
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.4

ある程度は予想してたが、アクションは最高、ストーリーは悪い意味で漫画チック。
ベイビーわるきゅーれの2人が違う役名で出演しているが、異様なくらい存在に華があって、登場シーンは主役が喰われていた。

用心棒(1961年製作の映画)

4.3

言わずと知れた巨匠、黒澤明の代表作のひとつであり、後の映画人たちに多大な影響を与えたとも言われる名作時代劇。
時代考証にはあまりこだわらず、観客を楽しませるための要素が随所に散らばらせているエンタメに
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牝猫たち(2016年製作の映画)

3.1

3人のデリヘル嬢を主人公にした群像劇。
何か大きな事件が起こりそうで起こらないところがある意味リアルなのかもしれないと感じた。
白石和彌作品の常連の音尾琢真演じる店長野中の存在が、殺伐とした物語にコミ
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死霊館(2013年製作の映画)

3.0

有名なホラーシリーズなのに今まで触手が動かなかった作品。
個人的に悪魔祓いモノはあまり相性が良くないようで、本作もイマイチ刺さらなかった。

黄龍の村(2021年製作の映画)

2.7

全体的に漂うアマチュア臭がキツかった。
アクションは凄く良い部分とモッサリした部分のバラつきを感じた。

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.3

ディパーテッドを先に観たのでストーリーは知っているが、それでも緊迫感は味わえた。
テンポがよくキャストも申し分ない。間違いなく傑作。続編も観たいと思う。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.7

ガンダムは一年戦争しか知らない初心者なので一回鑑賞した後、ハサウェイ・ノアの情報をネットで調べて頭に入れてから再鑑賞してみた。
1周目は作画の綺麗さばかりに目がいったが、ドラマパートの奥深さを知り得る
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

生まれた階層の違う二人の女性が一人の上流階級の男性を通して出会い、それをきっかけにそれぞれ自分の生きる道を見つける物語。
台詞ではなく映像で状況を説明する演出と、安易に対立構造をつくらないところに好感
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.6

青過ぎて直視出来ないくらい眩しい映画だった。高校時代を思い出して胸が熱くなった。

エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.5

虚栄と虚飾にまみれた母娘の物語。
貧困の中にあって能天気に刹那を生きる二人の姿がコミカルかつ哀しく描かれている。
色んな意味でミニマムな作品だが、期待以上の出来だった。

葛城事件(2016年製作の映画)

3.7

無差別殺人をおこした加害者家族の希望に溢れた始まりから絶望的な破滅へと向かう物語。全てのキャスト陣の演技が素晴らしかったが唯一、強権的でモラハラな父親を演じた三浦友和が二枚目スターとしての華があり過ぎ>>続きを読む

麦子さんと(2013年製作の映画)

3.5

確執のあった母親が亡くなったことがきっかけに彼女とかつて関わった人々と交流することで人間的に成長していく主人公の物語。
吉田恵輔濃度は低めだが、鑑賞後感は爽やかで優しさに包まれた気がした。

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.6

マンハッタンに住む三姉妹と彼女らと関わる男たちの群像劇。意味があるようで意味のない人生。
当時とは時代も風俗も大きく様変わりしてしまったが、ウディ・アレンが描くシニカルな世界観には普遍性があると改めて
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.4

あまり刺さらないタイプのコメディ映画だなと思っていたら、終盤の展開にゾワッとした。

鬼談百景(2015年製作の映画)

3.2

残穢の前日談にあたるオムニバス作品。どの話がという訳ではないが、全体的に雰囲気があって面白かった。

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.2

あまり主人公に魅力を感じれなかった。
ソウと同一のユニバースではあるが、ソウの続編でもスピンオフでもない別の物語だと思う。

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.5

途中のミスリードで若干混乱してしまったが、本編のスピンオフ作品として考えるとなかなか良く出来たスリラーだと思う。

ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.6

長いシリーズもここで一段落。一作目の伏線回収をここにきてするのは、後付けだとしてもなかなか綺麗なまとめ方だと思う。

ソウ6(2009年製作の映画)

3.6

シリーズを通して一番胸糞悪い登場人物である保険屋のウィリアムが散々な目にあうのは個人的には気持ち良い展開だった。

ソウ5(2008年製作の映画)

3.5

シリーズを通して鑑賞しているとなかなかテンポよく楽しめるが、ここまでくると若干マンネリ化してきたのも事実。あと、ホフマンとストラムのタイプが似すぎてて困惑した。

ソウ4(2007年製作の映画)

3.5

新たな協力者の存在により物語のスケールはかなりアップしたが、その要因となる説得力があまり感じれなかった。

ソウ3(2006年製作の映画)

3.7

演出はますます派手になり、残酷さもグロさもかなりグレードアップ。
ただ、ストーリー展開が若干強引な印象で、脳の大手術をたった一人で成功させてしまうリンの医師としての腕前もそうだが、それ以上にジグソウの
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ソウ2(2005年製作の映画)

4.0

一作目の成功に伴い、謎解きがメインだった前作に対し、今作は殺人トラップによる残酷描写も増えて演出がかなり派手になっている。もちろん謎解きの楽しみも引き続き健在で、モニターを使ったトリックには気持ちよく>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

4.0

シリーズを通して復習しようと久しぶりに鑑賞。
レジェンドスリラーシリーズの原点であり、低予算映画のお手本的な傑作。
一番近くにいても、その体勢では見えてないよね、とジグソウに突っ込みを入れたくなるのは
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.0

コメディ映画としては中途半端な印象。あまりテンポが良いとは思えないし、笑いのセンスも自分には合わなかった。
でも、ラストのライヴは熱かった。

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.8

田舎で親と同居する中年男と、その男と半ば金が目的で結婚した若いフィリピーナを中心に田舎の嫁問題や外国人に対する性的搾取という日本の闇の部分を描いた作品。
今作では吉田恵輔監督のコミカルな部分は控えめで
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心霊写真(2004年製作の映画)

3.4

Jホラーの影響を受けているであろうタイのホラー作品。ホラー映画としてはわりと正統派な印象で、ちゃんと恐怖映画の方程式にのっとって作られているので、怖さはあるが、展開の予想も出来てしまうのは仕方ないこと>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.7

医師に死期が近いと宣告され無敵状態になった男二人が犯罪を繰り返しながら海を見に行くコミカルなクライムロードムービー。
どこかノスタルジックで気恥ずかしくなるほど真っ直ぐなストーリーだが、鑑賞後感は悪く
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

いわゆる人間狩りモノのバイオレンスアクションだが、極端な思想家や陰謀論者を揶揄するブラックコメディの側面もある。
先の読めない展開がスリリングで、テンポも非常に良い。めちゃくちゃ楽しめた。

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.6

独自の進化を遂げてきたインド映画の中にあって、本作は輪廻転生を題材にしたスケールの大きいエンタメ全部盛り作品。
若干CGが古臭いし、前半のテンポが悪く感じるが、中盤からは力技でそんなモノどうでも良いく
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.6

正義とは何か、と問いかけられる作品。
長尺だが最後まで緊張感が持続した。
心がえぐられる傑作。

アス(2019年製作の映画)

3.7

格差社会を裏テーマにしたちょっと捻ったホラー作品。設定は少々強引ではあるが、テンポのよい演出で最後まで楽しめた。
ラストのオチもなかなかの衝撃を受けた。

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

公開当時観た印象は、普通によく出来たモンスターパニック映画というものだったが、ポン・ジュノ監督の作品を何本か観た後で再鑑賞したら、新たな発見がたくさんあって興奮した。自分の中の評価はかなり上がった。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.8

昔観て大好きな映画のひとつだったが、久しぶりに観たら若干印象が変わった。
思い出補正がかかって、キレッキレだと思っていたジェイクとエルウッドのダンスは意外とグタグタだったし、後半のカーチェイスも派手な
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