マーくんパパさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

マーくんパパ

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荒野の渡世人(1968年製作の映画)

2.0

高倉健、日本刀提げて西部劇に出陣、バッタバッタと薙ぎ倒す!にして欲しかった。公開当時映画館に掛けられたポスター看板見て“絶対面白そう!”と観に行けなかったことが悔やまれたが観なくて良かった⁈ 幕末、勝>>続きを読む

栄光への脱出(1960年製作の映画)

3.4

ギリシャ・キプロス島にイギリス軍管理下で収容されていた大勢のユダヤ人たちが船で脱出しアラブ人居住地のパルスチナにイスラエル建国するまでを描く歴史叙事詞。アーネスト・ゴールド作曲この映画音楽は好きです。>>続きを読む

渚の果てにこの愛を(1969年製作の映画)

3.2

高校時代に原作読んだ記憶があるがカバー表紙のM・ファーマーの愛くるしいブロンド写真しか記憶に残ってない⁉︎ サイコサスペンス風味の愛の不毛ヒッピー映画かな⁉︎ やたらと画面に馴染まない音楽に戸惑います>>続きを読む

メル・ブルックスの大脱走(1983年製作の映画)

3.9

ルビッチ『生きるべきか死ぬべきか』のリメイク、ルビッチに負けず劣らず面白く仕上がっている。ナチスがポーランドに侵攻、ヒトラーを揶揄する人気芸人一座にも迫害の波が押し寄せる中、座長の妻に恋する英軍中尉か>>続きを読む

スクリーンで観る高座・シネマ落語&ドキュメンタリー「映画 立川談志」(2012年製作の映画)

3.8

“だんしがしんだ”から早10数年、でもこうして観ると残した芸は生き続けてる。流麗で美しかった志ん朝、型破り破天荒だった談志、どちらも大好きだった。志ん朝の「幾代餅」談志の「鼠穴」テープが擦り切れるくら>>続きを読む

橋のない川(1992年製作の映画)

4.0

住井すゑの原作映画化、以前今井正で映画化されているがそちらは未見。明治末期から大正まで奈良県小森の被差別部落に暮らす人々が偏見に蔑まれながらも気持ちを通じ合って暮らし差別の廃止を求める「水平社」設立ま>>続きを読む

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

4.0

(再)むか〜しTV放映で観た以来、カミュ–の不条理小説をヴィスコンティがマストロヤンニ主演で映画化。シャツも不快に絶えず汗ばむアルジェリアの暑い気候、養老院暮らしの母が亡くなった知らせを受けたムルソー>>続きを読む

同棲時代-今日子と次郎-(1973年製作の映画)

3.0

上村一夫の原作雰囲気とはこの2人ではちょっと違うかなという感じ。四畳半フォークあなたの優しさが怖かった「神田川」、貧しさに負けた「昭和枯れすすき」と当時“同棲”という言葉には特別な男女関係の響きがあっ>>続きを読む

馬鹿まるだし(1964年製作の映画)

3.6

山田洋次&ハナ肇による“馬鹿シリーズ”3作の第1作。シベリア帰りの安五郎が転がり込んだお寺の御新造さん夏子(桑野みゆき)に秘かな恋心を抱く。そして単純純朴で義侠心に厚く腕っ節の強さもあって人気の親分に>>続きを読む

大曽根家の朝(1946年製作の映画)

4.0

終戦翌年のキネ旬邦画ベストワン、長年観たかった作品をHulu接続でやっと観ること出来た。何不自由ない暮らしをしていた大曾根家の面々に戦争の暗雲垂れ込める。長男が思想犯で捕らえられた事で軍人の叔父は長女>>続きを読む

シネマ歌舞伎 人情噺 文七元結(2008年製作の映画)

3.6

人情噺落語の古典、古今亭志ん朝の「文七元結」大好きで繰り返し繰り返し聴いていた。歌舞伎仕立てで舞台化した山田洋次監督の意気とそれに応えた中村勘三郎の左官屋長衛兵熱演は評価するが映像化で逆に落語の語りの>>続きを読む

卒業試験(1974年製作の映画)

1.5

ここ数年で観た最低映画、下品低俗の極み。クリーム塗れに朝食塗れに泥塗れ。ソフトポルノもフランスで撮ると上品な『エマニエル夫人』に仕上がるがドイツで撮るとこんな下劣なストーリーになる。封切り当時、観に行>>続きを読む

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.9

田舎で生まれ育った人間には懐かしさ満載、野や畑で土の養分たっぷり吸って育った旬の食材を大切にいただく幸福感が画面から溢れ出してる。小さい頃の実家の食卓、朝の味噌汁の具は大体その朝おふくろが畑から捥いだ>>続きを読む

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

4.0

悪夢の2001.9.11,アルカイダによる複数航空機ハイジャック自爆テロ、2機が貿易センタービルに激突、1機もペンタゴンに墜落し目的を遂げる。残り1機(ユナイテッド航空93号機)は国会議事堂目指すも途>>続きを読む

瞳の奥の秘密(2009年製作の映画)

3.8

元裁判所調査官ベンハミンは自身が担当した25年前の新婚妻殺人事件を小説に書き始め過去を回想していく。今でも恋情持ち続けてる新任上司だった判事補イレーネや犯人の手に倒れたアル中だがインスピレーション高い>>続きを読む

オーケストラ!(2009年製作の映画)

3.8

かつてボリショイ・オーケストラの名指揮者だったアンドレイ、国家への反逆者として汚名を着せられ演奏仲間ともども解雇され今では掃除夫に身をやつしている。たまたま楽団支配人室の掃除中にFAXされて来たパリの>>続きを読む

メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

題名から想像したロマンチック映画とは大分違うストーカー男たちが蠢めく異色作。ハイスクール時代のファスナー事件を筆頭にザーメンワックスetc数々の下ネタやメアリーの悩殺姿が披露される。そして首ったけにな>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

3.8

トイストーリーシリーズ始めて観た。大人の鑑賞にも耐える内容。誰しも経験する大人になって不要となるオモチャの整理どき、我が家でも捨てられず、かと言って成人して家を離れた子が持って行くはずもなく段ボールに>>続きを読む

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.7

1913年〜第一次大戦を経て戦後までイギリス領東アフリカで生活したカレン・ディネーセン女史の小説映画化。貴族の夫との不毛な結婚生活と広大な所有地を使ったコーヒー栽培とそこに雇われる原住民との触れ合い、>>続きを読む

少年と自転車(2011年製作の映画)

3.7

父親に捨てられ施設に預けられた少年シリルはその現実を受け入れられず、父が勝手に処分した大事な自転車を見つけ出し、自転車を駆って父親の居所を見つけ出すが父は冷たく突き放される。憐れに思って週末里親になっ>>続きを読む

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.7

人生の意義、目的とは?を優しく諭してくれるアットウォームコメディ。G ・クルーニーの映画はそれ程観てないがC・グラント系譜の洒脱さ引き立つ主演ぶり。リストラ企業の首切り通告代理人を請け負い全米を股にか>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.9

エイズで余命30日と宣告された男ロン・ウッドルーフの戦いを描いた実話ストーリー。医者や国の言うこと聞いて座して死す事を拒んだ男、宣告された期間には絶対死ぬものかと、生きる為には未承認だろうと何だろうと>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.7

数奇な人生どころじゃない、産まれた姿が老人で成長するほどに若返り仕舞いには赤子の姿まで戻って人生終える!普通の人生送れる筈がない。形態、生態が異常であってベンジャミンが過ごした人生は捨て子から始まって>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.9

クリスマスの夜にごみ置き場に捨てられていた赤子を見つけた段ボール暮らしのホームレス3人(自称元競輪選手のギンちゃん、おカマのハナちゃん、家出娘のミユキ)が親を探して奔走するハートウォームストーリー。三>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.8

未知の細菌ウイルスで人類大半が死滅した2035 年からタイムスリップしてウイルス発生直後の現株取得を命じられて1995 年の世界にやって来た囚人B・ウィルス。この映画から15年後にコロナウイルスで世界>>続きを読む

おとうと(2009年製作の映画)

3.6

どんなに甲斐性なしのクズ人間でも弟は弟、親族皆んなに見放されても最期まで面倒見る姉弟の物語。音信不通の弟・鉄郎が名付け親の姪・小春(蒼井優)の結婚式に遅れて駆けつけ酔った勢い止まらず宴席を台無しにする>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.9

事件パパラッチの生態を過激に描いた問題作。野心と報酬のために歪曲された映像を撮ることには何の呵責も覚えない倫理観、それを視聴率至上主義で買い取るT V 局ディレクターとの持ちつ持たれつの関係を鮮烈に描>>続きを読む

五条霊戦記//GOJOE(2000年製作の映画)

3.0

♪京の五条のon the bridge way big manの弁慶がlong long 薙刀振り上げて牛若目掛けてcutting
牛若丸はjumpして持った扇をthrowしてcome come c
>>続きを読む

サン・スーシの女(1982年製作の映画)

3.8

ロミー・シュナイダーの遺作、そうして観ると二役とも死で終わるロミーへの哀悼倍化します。ナチスに父を殺された遺児のマックスを面倒見てくれていた友人夫婦(妻役・ロミー)も抵抗者と見做されカフェ・サンスーシ>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.8

孤児院で生まれ育った青年ホーマー(T・マグワイア)が外の世界を見たくて陸軍中尉とその彼女の車に乗ってりんご農園にやって来る。“サイダーハウス”とはりんご農園で働く黒人季節労働者たちが寝泊まりする場所の>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.8

観たかったパゾリーニ作品、prime videoでアップされてて感謝(今まで気付かなかった)。大工場経営の富豪一家に突然やって来て居着いてしまった青年(T・スタンプ)が撒き散らす不思議な雰囲気に家人(>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.9

C・ノーラン監督『バットマン・ビギンズ』『ダークナイト』に続く三部作完結編。前の2作も観ているが相当前なので脈略大部分忘れてる。完結編に相応しい幕切れでブルース・ウェインバットマンにはもう会うことは出>>続きを読む

アダム氏とマダム(1949年製作の映画)

3.6

夫の不倫現場に乗り込んで発泡し夫を負傷させた事件で夫婦のアダムとアマンダが双方の検事&弁護士に別れて法廷対決することに。家庭内では平和だった夫婦仲が法の正義と男女差別の闘争方針で対立、家庭内にも仕事の>>続きを読む

ホワイトアウト(2000年製作の映画)

3.6

(再)真保裕一小説の映画化、小説は面白く拝読した経験あり。ダム発電所占拠のテロに過去に雪山で友人を死なせたトラウマ抱えたダム運転員富樫(織田裕二)が救出に立ち向かうクライムアクション。「赤い月」首謀者>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

3.8

チョコレート屋を開いただけでこんなに理不尽な迫害受ける⁉︎ そう、コレはチョコレートという名の新宗教を持ち込んだ為の旧体制側の困惑・秩序崩壊の畏怖からの迫害物語ですね。宗教でなくても政治ポリシーでも>>続きを読む

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

3.8

ボーンシリーズ前2作『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』の経緯知らないと中々付いて行けない。CIAに命狙われる記憶を失った元CIA殺し屋ジェイソン・ボーンの自分探しの彷徨と逃亡と復讐譚>>続きを読む