ヒルコさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

ヒルコ

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映画(2018)
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エル・トポ(1970年製作の映画)

2.9

おかしい・・・連続ではないにしろ何度か見ているうちに、何だか言わんとしてることがわかってくるような気になってきた・・・どうしよう・・・

蒲田行進曲(1982年製作の映画)

3.6

このオチ・・・!今まで幾つも映画を観てきたけれど、ここまでオチにギョッとしたのも初めてな気がする。最後の最後までパワーが途切れることなく非常に鬱陶しい空気の中、それぞれの立場や心情をそれぞれがあり得な>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

2.8

映画としてはちゃんと起承転結まとまってたし、楽しんで見られたんだけれど、ティムバートンらしさを全然感じられなくてちょっと困惑。ここ数年のティムバートン作品はジョニデに頼りきりで全然面白く思えなかったん>>続きを読む

ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

3.5

いろいろ意見があると思うし、つまんなかったって人の言うことも理解しつつ。個人的に、ロメロのゾンビシリーズで一番の作品と思ってます。ホラー的な恐怖を描いてるんではなく、人間を主人公に据えた、ヒューマンド>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.0

映画としての面白さ・カタルシスと、客観性や中立の立場を保つのはかなり難しい事だと思う。けれどイーストウッドはこの作品と星条旗でそれをやってのけたので、これは結構すごい事なのではないかと思います。二宮く>>続きを読む

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

2.3

うらぶれ感がすごい。展開的に仕方ないのかもしれないけれど、1にあった昂揚感がなくなってしまって魅力が半減してしまったかな。しかしこれを見ると考えてしまうのが、霊体に対して物理的作用する機械ってどうなっ>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.6

いやー本当に時代を超えて面白いよねーこのアニメ・・・って、設定、これ2019年?!

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

3.8

ああ、これはいい映画。F1なんて興味ないどころか嫌いなジャンルなんだけど、つい魅入ってしまいました。性格も生き方も真逆な男二人の間に共通するものは、走ることだけ。しかしそれは、二人の生き様を語るものだ>>続きを読む

偽りなき者(2012年製作の映画)

3.9

これ、もし劇場で観てたら、落ち込んで帰り歩けなかったな・・・。とにかくマツミケが上手い!戸惑い、怒り、諦め、恐れを言葉ではなく目線や口元で瞬時に表現できるのは本当にすごい。物語も非常に丁寧で、田舎の暗>>続きを読む

ザ・グリード(1998年製作の映画)

2.8

しまった、クリードと間違えた・・・。でもこれはこれで楽しいモンスターパニックムービーでした。バジェットがあるのかないのかわからない謎の感じが良い。モンスターの造形から言うと、ワームなのかな??クリフカ>>続きを読む

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.0

原作を読んだ方からは不評のようですが、私は好きだと思いました。アルトマンの映画で唯一理解できた作品かも。群像劇じゃないからかな?とにかく探偵さんがスマート。あまりその辺は訳されていませんが、台詞も粋で>>続きを読む

汚れた血(1986年製作の映画)

3.9

本当なら映画ってこうあるべきなのかもしれないとさえ思った作品。ひとつひとつの絵(絵画っつった方が近いか)が連なってるのが動いてるように見え、そしてそこには物語が存在する。そんな当たり前のことに気づかさ>>続きを読む

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)

3.0

コメディタッチの真剣映画ではなかろうか・・・。他人を判断する材料が完全に見た目である主人公が自分の愚かさに気がついた時、じゃあこれを見てる自分の価値基準はどこにあるんだろうと思わされ、結構恐ろしくなる>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.0

非常に映画的な映画かと。起承転結がハッキリして見やすいし、その上で必要な「黒人差別」のエッセンスをちょうど良く盛り込んでます。また、脇を固める白人は個性派俳優ばかりで、余すところなく白人の醜悪さを演じ>>続きを読む

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.2

粉みたいになった遺骨を灰の中から探し出すような映画と言うか。爺さんも婆さんも息子も兄貴も、それぞれ理解しあえず(する気もなく)ただイヤイヤ時間を共にしながらも、そこには家族であるという根っこがいい意味>>続きを読む

新宿スワン(2015年製作の映画)

2.0

この映画と、「こう言う映画」の違いが見えない。今やもうこのジャンルは、やくざモノのVシネのようになったのかも知れない。ほとんど半裸のような下着スリップで街を走る沢尻エリカが印象に残ります。

ステイ・フレンズ(2011年製作の映画)

2.8

こういうラブコメって、展開は決まりきってるじゃないですか。出会い→セックス→うまくいく→ケンカ→別れ→まとまる、みたいな。そこを外すことは許されない上で、どこまで期待通り期待をうまくすかすかってことで>>続きを読む

ブリングリング(2013年製作の映画)

2.8

若さの持つ危うさ、なんて言ったら超陳腐なんだけど、まぁそんな感じの映画だよね。ソフィアコッポラは、刹那的な若者を撮らせたら、女流監督の中ではかなり上の方ではないでしょうか。絵のセンスも良いけど、ストー>>続きを読む

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.0

大人さえ叶わないほど賢い部分と、それでもやはり10歳の部分と、だからこそ耐えられない事実と、そこに向き合えない少年が、少しずつ壊れて行く様がコミカルに描かれていました。彼にだけ見えるという弟と言う設定>>続きを読む

アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

3.0

カラーギャングがシマ取り合ってるのと同じように、団地の不良とエイリアンが団地の領土を争う抗争もの、と捉えて良いよね!\(^o^)/ ちっちぇえ規模でほんとすいませんだわ!\(^o^)/ でもセリフとか>>続きを読む

デッド・サイレンス(2007年製作の映画)

2.9

私ならこんな人形絶対にすぐ捨てる。それかもうお寺に持ってく。もう人形ってだけで怖い、怖さ倍増。これがもし人形が出てこずに純然たる霊的なものだったらもしや怖くないかもしれないとも思いつつ、悪くはない出来>>続きを読む

記憶探偵と鍵のかかった少女(2013年製作の映画)

2.6

ラストのどんでん返しにそれほどのインパクトがないのは、しょっぱなからアナがどう見てもあやしいからに他ならないわけで・・・。でもちゃんと最後まで見られる出来にはなってます。

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

しょっぱなから引くほど面白くて、そのまま魅入ってしまいました。三船敏郎や仲代達矢も良いけれど、サングラス姿の山崎努の存在感がすごい。スピード感でいうと努がメインになる前の方がスリルがあって引き込まれる>>続きを読む

田園に死す(1974年製作の映画)

3.7

寺山修司と言えば、書を捨てよ〜ばかりが代表作で出るので、見比べたくて鑑賞。私の個人的な意見で言えば、こちらの方がずっと好きです。難解な見た目に反するように、モチーフやテーマは非常にわかりやすく、のめり>>続きを読む

ヒーローショー(2010年製作の映画)

3.1

とても良かったです。文学的にさえ感じました。ヒーローショーは、人々に賞賛される唯一の暴力であると思う。しかし自分がヒーローだと言う確信はいつも脆い。復讐だとかリベンジだとか言い訳をしても、所詮それはた>>続きを読む

ブレイブ ワン(2007年製作の映画)

2.3

個人的に好きになれないなぁ。プロットもそうだけど、なんとなく、制作側は最初から彼女に世直しさせたくてあんな目に合わせたようにしか思えない、そこが嫌。俳優陣の演技は悪くないと思いました。なんだかね、あざ>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.0

面白いと言うかなんと言うか。ジェイクの目のギラギラ加減がヤバい上にガリガリで顔に影が入りまくって、まさしく闇を這いつくばるものと言った感じ。人の不幸を商売にするって嫌なもんだけど、我々もニュースは見る>>続きを読む

DOG×POLICE 純白の絆(2011年製作の映画)

2.0

なぜキスした? あのですね、自分、おんなじ犬種飼ってるんですよ。だからもう、ハラハラし通しでした。がんばれーがんばれーって。まあ、そう言う映画でした。市原隼人は終始、スト2のリュウみたいな顔してたよ\>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.3

終始オフビートでコメディベースなのが良かった。主役の二人の温度差や性格の違いがそれにうまく作用してたと思う。感動にむかって走らなかったところがとっても好感。音楽もまた良し。犬かわいい\(^o^)/

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ(2009年製作の映画)

3.0

えっおい主役クリソツじゃねえか!\(^o^)/ これはジョン・レノンを作った二人の女性のお話と言った方が良いのかな??ビートルズをよく知る人も全くそう出ない人も楽しめる、非常にまっとうな映画的作りの英>>続きを読む

カンフーハッスル(2004年製作の映画)

3.8

2004年NZ国際映画祭にて。シンチー映画は、無駄な部分にまでテンポの良さを感じるのがすごい。エンターテイメントとして自分の映画をどこまでも冷静に客観視出来てるんだと思う。それってすごいことだよね。何>>続きを読む

SR サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜(2010年製作の映画)

3.5

プールサイドのラップは見てて本気で逃げたくなるほど格好悪かったんだけど、この映画はほんと、終盤に持って来るステージ外のラップのシーンは、本当に1も2も泣きそうになる程に胸を打つね。つらい気持ちになるの>>続きを読む